もうすぐ海外に売られる予定

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もうすぐ親戚に連れられて海外にいく予定。

なんか聞きたいことありますか

＞もうすぐ親戚に連れられて海外にいく予定

ものっそい役満だけどこれはそのシメなの？
それとも解放？

じゃあイジメから。

小学校6年の時、クラスのガキ大将みたいな女がいた。
名簿で前後になったので、なんとなく話すようになり、なんとなく仲良くなってそのまま一緒にいた。

それまでのクラスって、クラス全員が全員と仲良い！みたいな感じだったんだ。
男女関係なく。子供だからだろうけどね。
だから、特定の仲良しな子っていうのを作る概念がなかった。
今まで通りクラスのいろんな子と話すし、一緒に帰るし、放課後遊んだりする。
でも、その子は違った。
北乃きいみたいな目だったのできいちゃんにする。

きいちゃんは、ものすごくわがままな子だった。
私が他の子と話したら、
「え、>>1、なんで他の子と話したの？」
「今日も明日も、>>1は私と帰る。決まってるのに、なんで他の子と約束するの？」
そんな風に独占欲？みたいなのが強かった。

習い事も、私が習ってるものを真似てきたりした。
そのくせ、文句だけはものすごく多かった。
そのうち、私にベタベタデレデレ？だったのが、
「1の服、ださいーきいの方が可愛い！」
「きいの家はお金持ちだから、1みたいなボロいアパートに住まなくていいのー」
とか、悪口みたいな事を面と向かっていうようになった

数日間避けて、週末。
解放されたーと思ってのんびり過ごしてたら、昼前ぐらいに家の電話が鳴った。
きいちゃんだった。
きい「1、今から家に来て。いますぐ。」
私 「えー。まだパジャマだし、今日はお母さんと出かける(嘘)」

そう言っても、しつこかった。
何時から出掛けるの？何時に帰るの？どこ行くの？きいも一緒に行ってもいい？

わかった。ちょっとだけなら。お母さんと約束だから(嘘)と念を押して、しぶしぶきいちゃんの家に行った。
きいちゃんのご両親がいた。見るからにヤーさんだった。

「1ちゃん、最近きいと全然遊んでくれない。お母さん、どう思う？」
「1ちゃん、きいのお父さんすごく怖いんだー。1ちゃんも気をつけてね？」

ご両親の前ではいつものわがままな素振りはなく、すごくいい子だった

子供心に、ものすごく見た目が怖いご両親に挟まれ、まじでヤられるんじゃないかと震えながら、小一時間。

私 「そろそろ帰る、お母さん待ってるから」
きい「だめ！それ嘘でしょ？今日は夕方までいて。じゃなかったら、明日から無視するから！」
私 「いやいやwwごめん、また明日学校でねー」

当時はイジメの流行りたて？みたいな感じで、今ほどは当たり前じゃなかった。
まさか、無視とかそんな世界があると思わなくて、そのまま笑って帰った。

次の日、いつも通り学校に行った。
きいちゃんは先に来てた。他の女子と話してた。
席が近いから、座ってからオハヨーって言ったら、返事がなかった。
周りのクラスメイトも俯いてた。

おかしいなーと思ったけど、私もあとからきたクラスメイトと話してた。

そのまま授業になったけど、きいちゃんは黙々と手紙を回してた。
いつもなら私にも来るのに一通も来なくて、？？？ってなった。
男子も読んでるのに、私だけ飛ばされた。

その時も、あーあ、怒ってるなーってくらいにしか思ってなかった。

次の休み時間、朝に話してた友達の席にいったら、あからさまに避けられた。
他の友達もみんな、きいちゃんの席に集まった。

私がうしろから、
「どうしたの？なんで？」
と聞いても、誰も振り向いてくれなかった。
男子も一緒だった。
給食も、私がよそったのは誰も受け取らなかった。
プリントも回してもらえなくなった。
たまに、ばいばい、とか、おはよーって言ってくれる子がいたけど、きいちゃんがいるときいちゃんにくっついていってしまった。

それが一ヶ月ぐらい続いた

途中から、さすがにいじめられてるなって気付いた。
他のクラスの友達に聞いたら、
きいは気に入らない事があるとすぐに親を出して言いなりにさせる
とか、
前のクラスでもイジメを繰り返してた
との事だった。
そんな事が世の中に…というか、身近にあるなんてと、本当に驚いた。
同時に、自分はイジメられてる、嫌われてる、と思い詰めてしまって
仮病を使ったり、母を金切り声で怒鳴りつけて、学校を休むようになった。

ちなみに父親はいない。借金残して消えました。

何日か学校を休んだあと、さすがに母にめちゃくちゃ怒られて学校に行った。
母にはイジメの事は言えなかった。悲しむと思ったし、
私は嫌われてる、なんて、口が裂けても言えないと思った。

朝から行くのが嫌だったので、一時間目の途中に教室に入った。
きいはすごい目で私を見てた。

休み時間、きいとその他数人に席をかこまれた。

きい 「なんで休んでたの？」
私 「…風邪」
きい「やめてくれる？きいがいじめたからとか、クラスのみんなが思ったらどうしてくれるの？お父さんに知られたらどうしてくれるの？」

そう言いながら机をガンガン蹴られた。
私は怖くて、泣きながらごめんごめんと謝った。なにも悪いことしてないのになー

周りの子達は、遠慮がちに
そーだそーだ！みたいな合いの手を打ってたw

でもその日の放課後、いきなりきいが
「1ちゃん、帰ろ！」と手を繋いできた。
わけわからなかったけど、久々にそうやって話をしてくれたのが嬉しくて、そのまま一緒に帰った

ある日、きいが朝いちばんに言い出した言葉。
クラスの女の子(Aちゃんにします)
きい「1、今日からAちゃん無視しよう」
私 「え？なんで？」
きい「今朝、きいの後ろ歩いていたのに、声かけてこなかったから」

まじどうでもいいことだった。まじで。

私は、自分が無視されてどれだけ苦しかったか覚えてる。やりたくない。
躊躇ってると、きいが言った
「やらないなら、1を無視するから」

逆らえなくなった。
いつのまにか、きいは私にとって世界で一番怖い存在になった。
その日から私はAを無視した。
私の時と同じ様に、きいが手紙を書いた。
クラス全員にまわったけど、Aは読めなかった。Aは気付いたみたいだけど、なんで無視されるのかはわかってなかったと思う。

その命令も、長くても2週間程度で解除される。
きいが、別の子にムカつき始めるから。
そうなると、無視されてたAが呼び出される
「ごめんね、今度はBを無視するから。」

それが、クラス中で交互にされていった。
きいが無視されることは一度もなかった

そういうのが何度も続いて、クラス全員がきいのしもべみたいになった。
きいのいないところで、きいの悪口を言うとかもなかった。
誰が裏切るかわからない。
きいの機嫌をとるために、密告されることがあったから。

Cを無視してる時、私がCの机にぶつかり筆箱を落としてしまった。
反射的に一緒に鉛筆を拾って、Cに渡した。
Cは戸惑った表情で、ありがとうと言った。
私は、私が悪いことをしたんだからこれは許されるだろうと思って、ごめんね、と言った。
そのまま、きいのところに行った。

きいが激怒してた。
「なんで喋ったの！？無視するって言ったのに！裏切り者！なにがごめんねなの！？しね！しね！！」
そのまま私を突き飛ばして、Cのところに行った。
大きな声で、
「C、かわいそー！鉛筆折れたんじゃない？弁償でしょー！あ、落とした誰かさんは、貧乏人だから無理かなー！」

それを聞いたクラスメイトが、Cに群がった
かわいそー
大丈夫ー？
あーあ！

Cは、困ったような顔してたけど、嬉しそうにきい達の輪に戻った。

そして私にイジメが戻ってきた。