ベジータ「チッ、くだらん、なにがホグワーツ魔法学校だ」
ハリー「はぁはぁ、くそっ……」
ロン「くそっ……ど、どうすれば……うわっ!」 ブンッ
トロール「ゲヘッヘヘ」
ハリー「あの肉の鎧で打撃の効果が薄いんだ……魔法ならもしかしたら……」
ロン「魔法……そうか、あの授業の……!」
トロール「ウガアアアアアアアッ!」
棍棒を振り上げて襲い掛かるトロールに対し、逃げずに構えるロン!そして!
ロン(あの時の……ベジータ先生みたいに!)
ロン「ウィンガーディアム・レディオー波ァァーーっ!!」 ズオッ
トロル「!!?」
ロンの放った渾身のエネルギー波がトロルに直撃した!
ロン「や……やった!」
ハリー「すごいやロン!いつの間にあんな魔法を!?」
ロン「へ、へへ、まあね、それよりハーマイオニー!」
ハリー「そうだ!ハーマイオニーを医務室に……」
トロールB「ゲヘヘヘヘ……」ズゥン……
ロン「!?」
二人がハーマイオニーを抱え起こした時、目の前に二匹目のトロールが現れた
ロン「あ、悪夢だ……」
ハリー「くそっ……もうダメか……」
と、その時、風の唸りと共にトロールの背後から更に近付く声が聞こえた
ヤムチャ「きえろ、ぶっとばされんうちにな」
ハリーはだいたいクリリンと同じなにかを持ってるな
トロールB「ウグアアアア!!」ブオンッ
明らかに不快そうな様子を見せ、トロールの棍棒がうなる、が
ヤムチャ「狼牙風風拳ーーっ!!ハイ!ハイ!オウーーッ!!」 ビシビシガッガッ
トロールB「グッゴオオオオオオ!!」 ズドォォン……
ヤムチャの高速の連打により、次の瞬間にはトロールは倒れこんでいた
ロン「さっすがヤムチャ先生!」
ハリー「先生!ハーマイオニーが!」
ヤムチャ「大丈夫だ、こんなこともあろうかと仙豆を持って来て置いて良かったぜ、ほら」
ヤムチャは袋から取り出した豆をハーマイオニーの口元へ運ぶ
ハーマイオニー「う……あ、あれ、私……」
ハリー「ハーマイオニー!」
ロン「良かった……良かったなハーマイオニー!」
ヤムチャ「じゃ、俺はハグリッドの小屋に戻るよ、情けないが後は俺が居ても役に立ちそうにない……」
ヤムチャの頭は「この場にいるのが他の先生にバレたらドヤされるんじゃないか」という不安で一杯だった
マクゴナガル「ポッター!ウィーズリー!これは!?」
ヤムチャ「く、くそっ!早すぎるぜ!」
ハーマイオニー「わ、私が悪いんです!二人とも私を助けようとして……」
ロン「ハーマイオニー……」
マクゴナガル「……ミス・グレンジャー、貴方には失望しました、グリフィンドールに5点減点です!」
マクゴナガル「……ですが、トロールを倒したのは大きな功績です……ポッターとウィーズリーに5点ずつ加点します」
ロン「やったぜ!」
ハリー「やったね!」
マクゴナガル「さあ、怪我が無いのなら早く寮に戻りなさい」
ハーマイオニー「はい!マクゴナガル先生!」
ヤムチャ(まあ怪我はあったんだけどな)
ハーマイオニー「今日はクィディッチの試合なのね、ハリー大丈夫かしら」
ロン「大丈夫さハリーなら!」
ネビル「でもトランクスもメンバーだったんじゃないの?」
トランクス「控えだってさ、人数が足りてるからって」
ロン「まあそりゃ一年に自分のポジション奪われたら嫌だもんなあ」
ハーマイオニー「でも選手層が厚いのは良いことよ、機会があったらトランクスにも頑張ってほしいわね」
トランクス「あーあ、俺も早く試合に出たいなあ」
ベジータ「貴様ぁ!トランクスが試合に出れないとはどういうことだ!!」
マクゴナガル「もうポジションが決まっていますからね、あまりうるさいと減点ですよベジータ先生」
ベジータ「くっ……くそったれ……!」
ふっとぶでー
リー「あっ、ここでスリザリンの得点です、くそったれ……あ、冗談です先生」
ロン「あー、入れられちゃったよ!」
トランクス「くっそー、俺が出てればあんな奴ら全員やっつけちゃうのに」
ハーマイオニー「直接的な暴力は反則よトランクス……あら?見て、ハリーの箒が……」
見るとハリーの箒が妙な動きをしてハリーを振り落とそうとしていた
ハグリッド「おかしいな、強力な魔術でなきゃあ、あんなことは……」
ハーマイオニー「見て!スネイプよ!箒に呪いをかけてるわ!」
ベジータ「な、なんだと!?」
ロン「どうするのさハーマイオニー!」
ハーマイオニー「大丈夫よ、私に任せ……」
ベジータ「貴様ぁぁぁーっ!!!」 バウゥッ
ハーマイオニー「ああもう!」
この時のスネイプがツンデレスネイプ絶頂期
ベジータ「ずあああああああっ!!!」 バウウッ
クィレル「ひっ!」
スネイプ「うぬっ!?」
ハーマイオニー「きゃああっ!!」
ロン「な、何だこの衝撃!?」
ヤムチャ「だっ、べ、ベジータの奴こんなところで気を解放しやがって……!」
ベジータ「はあああ……いいか貴様……今度くだらんことをしやがったら命は無いものと思えよ!!」
ハリー「あ、スニッチ」 パシッ
リー「あっ、今ハリーがスニッチを取りました!グリフィンドールの勝ちです!」
ベジータ「ふん、当然だ」
ハリー「なんかやるせないなあ」
ベジータ「なにぃ!?クリスマス休暇だと!?」
マクゴナガル「ええ、残る生徒も帰る生徒もいます、勿論教師も実家に帰って構いませんよ」
ベジータ「家か……ブルマの奴も心配しているだろうな……」
その頃、ハリー達はハグリッドから聞き出したニコラス・フラメルという人物のことを調べていた
ハリー「三階の立ち入り禁止の部屋に凄い大きい三頭犬がいるんだ、ハグリッドはそれがニコラスに関係してるって言ってた」
トランクス「ふーん、俺だったらそんな犬なんてやっつけちゃうけどな」
ハーマイオニー「ダメよそんなの、私達はあの部屋に入るんじゃなくてスネイプを止めるのが目的なのよ」
ロン「それよりトランクスはクリスマス休暇どうするのさ?家に帰るの?」
トランクス「へへ、それでもいいけどさ、みんなが面白いことするなら俺も手伝うよ!」
ハリー「帰らなくていいの?」
トランクス「大丈夫だって、悟天の兄ちゃんなんて一年も荒地でサバイバルしてたって言ってたしな!」
ハーマイオニー「やっぱり貴方達ちょっとおかしいわよ……あ、紅茶ありがとう」
サイバイマン「ギギ」
あーなるほど
悟天が兄さんなのかと思っておっさんビックリしちゃったよ
ベジータ「……というわけでトランクスは戻ってこないらしい」
ブルマ「ふーん、まあ元気ならいいわよ、それよりベジータちゃんと仕事してるんでしょうね?」
ベジータ「ふん、当然だ」
ブルマ「どうだか、どうせ生徒に無茶な重力で修行させようとかしてるんでしょ?」
ベジータ「……チッ」
ブルマ「はー、やっぱりしてたのね、ヤムチャがいてくれて良かったわ」
ベジータ「ええい、やかましい!俺はもう戻るぞ!」
ブルマ「どうぞご自由に、あ、これトランクスに渡しといてね、クリスマスプレゼントだから」
ベジータ「……俺には無いのか」 ボソッ
ブルマ「はー……あんたって本当に面倒臭いわね……ねえ、ベジータ」
ベジータ「チッ…何の……」 チュッ
ベジータ「!?」
ブルマ「ふふ、仕事お疲れ様、頑張ってきてね」
ベジータ「あ、ああ……」 ロマンチックアゲールヨー
ハリー達は懸命な調査により、ニコラス・フラメルというのが高名な錬金術師だというのを突き止めた
更に春になり、クィディッチの試合の後でクィレルを尋問しているスネイプを発見したのだ
ハリー「賢者の石を手に入れるのを手伝えってスネイプがクィレルに詰め寄ってたんだ!」
トランクス「俺も一緒に聞いたよ!あいつら入り口の犬をどう退けるかって話してた!」
ハーマイオニー「ってことは多分、石を守るのに何重もの魔法がかけてあるのね」
ハーマイオニー「クィレルが闇の魔術に対する魔法をかけて、それを破らないとならないのよ」
ロン「それじゃあ石が無事なのはクィレルがスネイプに抵抗してる間だけか……それじゃ三日も持たないよ」
トランクス「そうだ!スネイプの奴をやっつけちゃったらどうだ!?」
ハーマイオニー「ダメよ、スネイプが犯人だっていう物的証拠は無いもの……」
ベジータ「トランクス、貴様ら何の話をしている」
トランクス「パパ!?」
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