ベジータ「チッ、くだらん、なにがホグワーツ魔法学校だ」
試練の内容は何種類もの薬から正解を選び、先へ進むというものだった
ハーマイオニー「凄いわね!これは魔術じゃなくて論理だわ!パズルよ!」
ハリー「で、どれを飲めば先に行けるの?」
ハーマイオニー「そうね……この一番小さいのだわ」
ロン「一口分ぐらいしかないじゃないか!これじゃ一人しか行けないよ!」
トランクス「俺なら大丈夫だよ!このくらいの火だったら素通りできるからさ!」
ハリー「じゃあ僕が薬を飲んで先の部屋に行くよ、ロンとハーマイオニーはここで待ってて」
ハリー「それで万が一、僕らが戻らなかったらマクゴナガル先生を呼ぶんだ、いいね」
ハーマイオニー「ええ、気をつけてね、ハリー、トランクス」
トランクス「へへっ、任せといてよ!じゃあね!」
そう言い残し、二人は黒い火の中へ飛び込んだ
クィレル「な……なぜだ……なぜ勝てん……!!」
ベジータ「くっくっく、どうした?賢者の石はここだ、後はこの俺を倒すだけだぞ?」
トランクス「パパ!?」
ハリー「クィレル先生!?」
ベジータ「ふん、ようやく来やがったか……くっくっく……」
ハリー「そんな……てっきりスネイプが黒幕だと……」
クィレル「確かに彼はそう見える……君のお父さんと彼は憎み合っていたしね……だが……うぅ」
ベジータ「はーっはっはっは!どうした、そんなに残念そうな顔をして!?」
ベジータ「最後の試練はこの俺様から石を奪い取るだけだ!簡単だろう!はっはっはーー!!」
クィレル「うぅ……あ、悪夢だ……」
クィレル「し、しかしご主人様……」
『そやつらに石を取らせるのだ!』
クィレル「は、はい……ポッター、トランクス、こちらに来るんだ……」
トランクス「べーっだ!やなこった!」
『ええい……わしが話す……直に話す……』
クィレル「は、はい、ご主人様……」
そう言うとクィレルは頭に巻いていたターバンを解いた
すると、なんということでしょう!その後頭部に人の顔があったのだ!
ハリー「なっ……」
ベジータ「ふん、特別珍しくも無いな」
トランクス「目が三つある人とか緑色で触覚生えてる人とか見ちゃってるもんねー」
ヴォルデモート『……』
クィレル、もといヴォルデモートは杖を取り出し、ハリーへと向ける
ヴォルデモート『さあ!こちらに来い!石を手に入れろ!ポッター!!』
ハリー「くっ……ああ……分かったよ!そこまで言うなら近付いてやるさ!!」 ダァッ
ヴォルデモート『なっ……』
ハリーはヤムチャ直伝の足運びで瞬時にヴォルデモートへ近付き、その顔面へと拳を叩き込んだ!
クィレル「あああああああああ!!!」
ハリーが見ると殴った部分のクィレルの顔が焼きただれていた
クィレル「ひいいい!だ、駄目ですご主人様!こやつに近寄れません!!」
ヴォルデモート『ぬうう……おのれ……おのれ……!!』
ハリー「消えろ!!ぶっ飛ばされんうちにな!!」
弟子がいたぞ
ベジータ「はーっはっはっは!!闇の魔術師ともあろう者が無様だな!!」
ヴォルデモート『く……くそう……賢者の石さえ……復活さえできればぁぁ……』
ベジータ「はーっはっはっは!!!」
ヴォルデモート『賢者の石さえ……復活さえできれば……』
ベジータ「はーっはっはっは!!!」
ヴォルデモート『賢者の石さえ……復活さえできれば……』
ベジータ「……おい、本当にこの石ころさえあれば強くなれるのか?」
ヴォルデモート『あ、ああ、それさえ手に入れれば貴様らなんぞに負けは……』
ベジータ「ほほう……」
おい
ハリー「なっ……」
トランクス「パパ!?なにしてるんだよ!!」
ベジータ「黙っていろトランクス!くっくっ、これがサイヤ人の本能だ……!!」
ヴォルデモート『くっ……くっくっく……馬鹿め!後悔させてやるぞ!!』
そう言い放ち、ヴォルデモートの持つ賢者の石から眩い光が放たれる!
ハリ-「し、しまっ……!」
ヴォルデモート「ククク……待たせたなポッター……では決闘と行こうか……」
ハリー「あ……あ……」
トランクス「ひぇー、ふ、復活しちゃった……」
ハリー「なっ……あ……」 ガクガク
ヴォルデモート「おじぎをするのだポッター!!」
ハリー「だ、誰がお前なんかと……」
ヴォルデモート「ほう……クルーシオ!苦しめ!!」 バシュッ
ハリー「うわああああああああああああああ!!!!」 ギリギリ
ヴォルデモートの放った呪文により、ハリーの全身を気が狂わんばかりの激痛が襲う!!
ベジータ「な……ば……馬鹿な……!!」 ガクガク
ヴォルデモート「くくく……素晴らしい力だ……もう貴様にも用は無い……!!」
ベジータ「あ……な、なんて力だ……くそっ……ちっくしょおおおおお!!!」
トランクス「ぱ、パパ?」
ヴォルデモート「はーっはっはっはっはー!!おじぎをするのだベジータ!!!」
ベジータ「なんてな……」
ヴォルデモート「は……」
ヴォルデモート「く、クルーシオ!苦しめ!」 バシュッ
ベジータ「ずあっ!!」 ゴォッ
ハリー「す、凄い……気合でかき消した……!」
ヴォルデモート「ならば……インペリオ!服従せよ!」 バシュッ
ベジータ「むっ……!!」
ヴォルデモート「くくく……これでもう貴様は俺様の操り人形よ!さあ……」
ベジータ「ちっ……ふざけやがって……同じ服従の魔法ならバビディの方がよっぽど協力だったぜ……!!」
ヴォルデモート「な……なあっ……」
ベジータ「くくく……どうした? 笑えよ、ヴォルデモート」
ベジータ「ふん、魔法使いだと?違うな……俺はサイヤ人の王子……超ベジータだ!!」 ボウッ
ハリー「う、うわあっ!!」
トランクス「ぱ、パパが超サイヤ人に!!」
ベジータ「そしてこれが超サイヤ人2!!」 バチィィッ
ベジータ「くくく……冥土の土産に見せてやるぜ!食らいやがれ!」
ヴォルデモート「あっ、アバダ・ケダブr……」
ベジータ「消し飛べ!!こいつが超ベジータ様の……ビッグ・バン・アタックだ!!!」 ボッ
ヴォルデモート「う、うおおおおお!!ち、ちくしょおおおおおおお……!!」
その日、ホグワーツの校庭が吹き飛んだ
ベジータは何故ヴォルデモートだと知ってる
校庭を吹き飛ばしたことでマクゴナガル先生からこっぴどく叱られたが
「ふん、あれでも最大まで抑えてやったんだ、むしろ城に被害が出なかった分を感謝してもらいたいもんだな」とのたまった
ベジータによると魔法使いの罠は優秀な魔法使いである例のあの人には破られるかもしれない
そんな懸念からダンブルドアはあえて魔法と縁の無いベジータに賢者の石を託したのだ
最も、それを自ら敵に渡す事は予想外だったが……
更にダンブルドアから、例のあの人は完全に滅んだわけではなく、これはこれでまた復活するかもしれないと聞かされ
「仮に復活したところで問題無い」とベジータはニヤリと笑った
そして終業式の日がやってくる……
グリフィンドール生「「「「「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」」」」」」
ハッフルパフ生「「「「ワアアアアアアアアアア!!!!」」」
レイブンクロー生「「「「ワアアアアアアアアアアアア!!!!!」」」」
スリザリン生「「「「FAAAAAAAAAAAAAAAAAAACCCCCKKK!!!!!!!!!」」」」」
トランクス「へへっ、やったなハリー!」
ハリー「みんなのおかげだよ!」
ベジータ「ふん、当然の結果だ」
マクゴナガル「全くですね、ふふふ」
スネイプ「……チッ」
パーバティ「それじゃベジータ先生!またね!」
ラベンダー「ばいばい!ベジータ先生!!」
シェーマス「来年の授業は舞空術教えてくださいね!!」
ベジータ「チッ……どいつもこいつもワイワイ騒ぎやがって……」
ヤムチャ「おっ、そう言ってる割には嬉しそうじゃないかベジータ」
ベジータ「ふん、おいトランクス、お前は帰りはどうするんだ」
トランクス「列車でみんなと一緒に帰るよ!夏休みにロンの家に行くんだ!」
ハーマイオニー「さようならベジータ先生!新学期にまた会いましょうね!」
ロン「ベジータ先生さよなら!あ、そうそう、その髪型ってどうやってるんですか?」
ハリー「またね!先生!」
ベジータ「ふん……気をつけて帰りやがれクソッタレ共!!」
生徒達「「「はーい!」」
ベジータ「……ふん」
悟空「おっす!ベジータ!」 シュン
ベジータ「……カカロットか」
悟空「へへ、ブルマから今年ずーっとここで働いてたって聞いてよ、で、どうだった?」
ベジータ「ふん、くだらん、子供の世話なんか疲れるだけだ」
悟空「素直じゃねーなー、おめーは」
ヤムチャ「おい悟空、そっとしといてやれよ、今ベジータの奴さ、子供達と離れて感傷に浸ってるんだよ」
ベジータ「誰がそんなことを言った!チッ、くだらん……なにがホグワーツ魔法学校だ!」
ヤムチャ「でも来年もやるんだろ?」
ベジータ「……チッ」
悟空「本当に素直じゃねーよなー、おめーは」
ベジータ「ええい!黙れカカロットォォ!!」
おわり
おつ
久々に良SSに会えてよかったぜ
またやってね!
乙
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