去年のGWでの一人旅のお話
1: 1 ◆WRZgIaOVGE @\(^o^)/ 2014/04/28(月) 22:00:41.00 ID:D8AG7rjb0.net
去年のGWに一人旅をした時に発生したとっても素敵な出来事を語っていくよ
ある程度フェイクは入れてるけど、大まかな出来事は書き溜めしてるから適当に眺めていってくれ
書き溜めを投下しながら追加していろいろ書いていくつもりだから少しゆっくりになるかもしれない
ちなみに初めてだから至らないとこがあったら指摘してくれると助かる
2: 1 ◆WRZgIaOVGE @\(^o^)/ 2014/04/28(月) 22:02:42.96 ID:D8AG7rjb0.net
とりあえず当時の俺のスペック
富山出身在住
仕事はジムのインストラクター
26歳♂
176cm
65kg
俳優の平岡祐太に似ていると言われたことがある(後述
そして童貞だ
3: 1 ◆WRZgIaOVGE @\(^o^)/ 2014/04/28(月) 22:05:24.22 ID:D8AG7rjb0.net
まず俺は一人旅が好きだった
一人旅と言っても、特に明確な目的もなく遊びに行く感じなんだけどね
今までは北海道、東京、石川、京都、大阪、兵庫、三重、和歌山辺りに行ったことがある
交通手段は車が多いけど、バス、電車、新幹線、飛行機、船等なんでも使う
行き当たりばったりで宿泊は車中泊やネカフェ、カプセルホテルやビジネスホテル、旅館等様々
そこで今回は東北に目を向けた
せっかくだから最北に行きたくて、大間を目的地とした
そう、今回は珍しく予定を立てたんだ
と言っても寄るところを目星付けとくだけなんだけどね
とりあえず道中の平泉、恐山は行くことにした
調べていくうちに恐山には宿坊があることを発見したので、そこに泊まることにした
宿坊の予約を取って、5月2日から8日まで連休なのでフル稼動予定で出発
さすがに誰も見てないと寂しいが勝手に語っていくぞ
出発は2日の夜7時頃だったかな
車で出発して高速道路をひた走る
高速はGWとは思えない程快適で、とんでもなく暇だった
外も真っ暗で景色もクソもないが、まだ序盤なので疲れもなく車内カラオケで一人熱唱して満喫してた
新潟を通り、磐越道に入ると更に高速は過疎った
GWなのかと疑いたくなるほど快適な走行だった
東北道は混むだろうという想定で、渋滞をなるべく避けて朝イチに出発する為に東北道には入っておきたかった
そこで宿泊地として目的にしたのが東北道に入ってすぐのSA
ここは結構大きいSAで、夜遅くまで店はやってるしそこそこ明るい
車のライトでめっちゃ明るい
実は入るときちょっと怖かった
混みっぷりを見てSAに入れるか心配だったが、無事到着
と思ったがSA入り口で渋滞
嫌な予感が当たったかと思って諦めかけたけど、もう夜12時を回ろうとしていた所だったので並ぶことにした
1時間以上の渋滞を覚悟したけど、誘導員さんの見事な誘導で20分程で停めることが出来た
田舎者の俺はこれには感激
無線を使って十数人がキレイに誘導してた
富山の混雑してる駐車場なんて「空いてるとこ入ってくださーい」って言って混み混みの駐車場に投げこまれると言うのに
無事に宿泊地を確保し、飯でも食いに行くかと車を出る
先にトイレに寄ろうとしてトイレを探して歩き回ったんだが、少し裏に入ったところで妙なものを見つける
正直言って声が出そうになった
見事なまでに足がピタッと止まったよね
何だよこれ幽霊?見ちゃいけなかった感じ?
とりあえず周りを見渡し、ちょっと戻って更にキョロキョロする
特別変な空気でもない
そこで視線を男の子に戻すと、こっち見てた
俺氏、勇気を出して幽霊との対話を試みる
俺「どうしたの?」
男の子「お母さんどっか行っちゃったー」
俺「いつから?」
男の子「さっきだよ」
(俺氏、男の子の傍に座る)
俺「そっか、今はなにしてるの?」
男の子「・・・」
(俺氏、死を覚悟して男の子の頭に手を添える)
俺「(サワレタ!!!??)」
俺「一緒にお母さん探そっか?(ドキドキ)ここにいたらお母さんも見つけられないよ?(ドキドキ)」
男の子「・・・うん!」
どうやら人間のようだ
立ち上がろうとした時、後ろから女性の声が聞こえた
女性「○○!もうこんなとこきて!」
男の子「お母さんいなくなるんだもん」
女性「トイレ行くから待っててって言ったでしょーもうー!」
(俺と同い年くらいかな?ちょい上?てか美人やし・・・)
俺「・・・」
女性「・・・」
男の子「お兄ちゃんと、お母さん探しに行こうとしてたんだよ」
女性「あ、すいません、ご迷惑かけたみたいで・・・」
俺「いえいえ、見つかって良かったです」
お母さんはペコッと頭を下げると、男の子を連れて駐車場に戻っていった
(不審者にされなくて良かった・・・)
割と本気でそう思った
俺もトイレに行き、財布を車に忘れてきたことを思い出して車に戻った
すると隣の車から先ほどの母親が出てきた
女性「あ、先ほどはどうも・・・」
俺「隣だったんですねー、男の子は車の中に?」
女性「どこか行かないように夫にお願いしましたw」
女性「夫も子供も寝ましたけどねw」
俺「これからご飯ですか?」
女性「そうなんです、そちらも・・・?」
俺「はい、車に財布忘れて取りにきたんですw」
女性「・・・富山からですか?」
俺「え・・?(あ、プレート見たのか」
俺「そうなんですよ、今日はここに泊まって、青森の大間まで行こうと思ってて」
女性「うわー、長旅ですね!w」
俺「先は長いですねー、そちらは・・・(プレートチラッ」
俺「宇都宮ですか!どちらまで?」
女性「仙台に実家があるので、そこまで帰省するんです」
俺「なるほど、牛タンうまいですよねw」
なんていう世間話をしてたんだけど、女性から一つの提案が成される
とても嬉しいよ、ありがとう
長くなるから気をつけて
女性「あのー・・これからご飯なら一緒にどうですか?」
俺「えっ」
女性「あ、別に変な意味はなくて!ここで話すならご飯食べながらでもどうかなーってw」
俺「(確かにちょっと肌寒いし・・て言うか大歓迎ですし」
俺「あー、じゃ是非お願いしますw」
女性「それじゃ行きましょ!」
夫がそこの車で寝てるのになんて人だ・・と思ったけど嬉しいので何も言わない
俺は定食、女性は蕎麦を食べながら世間話の続きをした
夫はどんな人で、いつ結婚してとか
子供や夫の愚痴、いやノロケ
お互いの仕事のこと
ほとんどが女性のことばかりで、自分から話していた
夫は仕事終わりで運転して疲れていたのですぐ寝てしまったらしい
女性「じゃ行きましょうか」
俺「そうですね、俺はここ初めてなので少し見て周ってきます」
女性「分かりました、色々話してしまってすいません・・w」
俺「いやいや、楽しかったですよほんとw 大丈夫です」
女性「ではまた縁があれば、気を付けて大間まで行ってくださいねw」
俺「はい、そちらも気を付けて。ありがとでした!」
女性「こちらこそー!」
そんな感じで別れて、俺は外に散歩に行った
ほんとに広いとこで、二階とかあったけど夜だからほとんど店が閉まってた
外をぐるっと回ってトイレに寄って、今度は昼に来たいなーなんて考えながら外に出た
すると自販機の辺りで先ほどの女性とあと2人の女性が話しこんでいた
知り合い?もしくは初対面の人と話すの好きなんかなーと思って自動ドア越しに通り過ぎようとしたけど
女性「あっ!」
女性「お兄さん!ねぇちょっとお兄さん!」
俺「(!?)はっ、はい!」
女性「あのね、この人たち・・・」
そこには2人の女性が何かプレートを持って立っていた
もしかしてヒッチハイク?女性2人で?チャレンジャーだな・・・
見た目的には年下に見える
片方は女優の小島瑠璃子に似ているので『るり』とする
もう一人は北乃きいに似てるので『きい』にしとく
似てると言っても激似ってことじゃなく、雰囲気がそんな感じの2人だった
女性「この人たち、ヒッチハイクで八戸まで行きたいみたいなんだけど・・・」
女性「もう夜遅くて人も少なくなってきてるし、家族連れとか団体が多いみたいで人が捉まらないみたいなの」
俺「・・・(確かにプレートにあいのりみたいなテンションで「八戸」って書いてある・・・」
女性「お兄さん青森まで行くでしょ?良かったら乗せてあげてくれないかなーって・・・」
去年のGW
同じように東北行ったなぁ。
下道でのんびり福島までだけどw
続き楽しみにしてる
ありがとう
東北いいとこだよね
近々また行こうと思ってる
るり&きい「「お願いします!」」
俺「いや、でも・・」
女性「うちはもう車がいっぱいだし、ここで朝までとか辛いだろうし・・ね!おねがい!」
俺「いや、俺はいいんだけど・・通り道だし」
るり&きい「「ほんとですか!?」」
女性「ほんと!?ありがとうございます!」
俺「や、ちょっと待ってw てことは今日は俺の車で寝るってことでしょ?ちょっと狭いよ?」
俺の車は5人乗りの普通車です
後ろのシートを倒せば少し足を曲げて寝ることは出来るけど、2人でいっぱいいっぱいになりそう
るり「大丈夫です、ここに朝までいるより全然いいんでw」
きい「でもお兄さんの邪魔になるなら無理にとは言わないですけど・・」
俺「んーならいいけど・・・」
るり&きい「「ありがとうございます!」」
俺「だからちょっと待ってってw」
俺「確かに大間までは行くから八戸も通ることは可能だけど、途中で平泉に寄るからねー」
俺「だから着くのは明後日とかになるよ?」
俺「しかも俺は男でしょ?そちらは女性、不安じゃない?」
るり「寄り道大歓迎ですw」
きい「女性さんからいい人って聞いてますw」
女性「(にこっ」
俺「・・・・」
俺「んーじゃいいよ、八戸までね」
るり&きい&女性「「「ありがとうございます!」」」
と言うことで2人同行することになった
4人で車まで行く途中、ずっとお礼を言ってきた
よくよく考えればちょっと嬉しかったりする
車に着いたとこで女性と別れる
女性「ほんとにありがとうございます、よろしくお願いしますね」
俺「いえいえ、何か賑やかで楽しそうなんで全然大丈夫ですよw」
女性「るりちゃん、きいちゃん、何かあったら隣にいるから大丈夫だよw」
るり&きい「「はーいw」」
俺「・・・(なんだこれ」
女性「じゃ失礼しますね、おやすみなさーい」
俺&るり&きい「「「おやすみなさーい」」」
俺「・・・よし、じゃちょっと待ってて」
寝床を作らねばなるまいて
シートを倒す、トランクに置いてた毛布数枚を取り出す
俺の荷物と2人の荷物は助手席に詰め込み、寝床完成、非常に簡単
俺「じゃ、2人は後ろでね。俺は運転席で寝るから」
るり「え、でも運転席じゃ横になれないですよね・・・?」
俺「まぁ・・そうだけど、慣れてるから大丈夫だよ」
俺「さすがに後ろに3人じゃ狭いだろうし・・てか何かダメでしょやっぱw」
きい「すいません・・・」
るり「ほんとにいいんですか?」
俺「いいよいいよ、気にしないで寝てくれていいよ、狭いけどw」
るり&きい「「ありがとうございます」」
毛布を2人に渡し、俺も予備の毛布に包まって就寝
とりあえず謝っておく
夜中、ふと目が覚める
後ろでゴソゴソと音がして、少し話し声が聞こえる
きい「ねぇほら起きちゃうって!(ヒソヒソ」
るり「だから私はいいってー(ムニャムニャ」
きい「お願い、やっぱり怖いから行こうよ!早く!(ヒソヒソ」
るり「もうーわかったよー(ムニャムニャ」
きい「じゃ起こさないようにね(ヒソヒソ」
(バタン!
俺「・・・(出てった」
俺はずっと目を閉じて寝たフリしてた
ただ単純に眠かっただけだが
なんだやっぱやめるんかい・・・
(ガチャ、バタン!
るり「(コソコソ」
きい「(ゴソゴソ」
俺「・・・ん?」
きい「あ、すいません、起こしちゃいましたか?」
俺「いや・・どしたの?忘れ物?」
るり「え?あ、ちょっときいちゃんがトイレ行くの怖いからってw」
俺「あ、そゆこと(やめるんじゃないのか」
きい「すいません、起こしちゃって」
俺「大丈夫、すぐ寝れるからw」
そう言った直後に寝てたと思う
朝は5時頃目が覚めて、2人はまだ寝ていた
起こさないようにそっと外に出て、コーヒー飲みながら背伸びしたりストレッチしてた
やっぱ数時間運転後に座って寝るのは腰にくる・・・
車に戻ると2人はもう起きていて、小さなカバンを持ってトイレに行った
化粧かな?女の子は大変だな
ちなみに話をすると2人は大学2年生だそうだ
何か変わったことがしたくて2人でヒッチハイクに出たらしい
実家が八戸にあり、東京の大学へ進学したようだ
予定ではヒッチハイクで実家に帰り、そこからは電車で帰る予定みたい
ほんとにちょっとした遊びって感じだね
それにしても若い女性2人でヒッチハイク、しかも男の車で寝るとか度胸が据わってると言うか危機感がないと言うか
とりあえず車のシートを直して出発準備をしてると2人が帰ってきた
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