今までで1番嫌いになった女に告白した話
傘を持ってないなかったチワにすかさず、
イワンコフ「チワワちゃん、こんなこともあろうかと俺は体のふたまわり分
大きい傘を買ったんだよ。さぁ遠慮なくお入り。」
というと、
山口「顔で傘が埋まってるやつより俺のスマートな傘にお入りチワワちゃん。」
というなんかチワ取り合戦みたいなんが始まったww
主にイワンコフと山口だけどww
クロヒョウはそういうキャラじゃないし、
ケンヂは他のやつらにダンスのコツを教えてやがったww
結局、チワは俺の傘に入ることにw
イワンコフ「まぁまぁケンヂのダンスは置いといて、政治の話でもやらないか♂」
のび太「お前から”政治”とか聞くとは思ってなかったわww」
山口「ほんとそれだよなwww」
GJイワンコフ!よくやった!と思いながら突っ込む俺。
でもチワはあんまり笑ってない。
そんな時、急に雨が降り出した。
山口「あー、そんなクソみたいなやつの傘に入ってるチワワちゃんが
かわいそうだ。さぁこっちに戻っておいで。」
イワンコフ「お菓子もあるし、ゲームもあるよー」
とか言ってたけど、
チワ「こっちでいいの!」
と言ってた。この時ちょっとドキッとした。
ケンヂ「俺の出る番が来たようだな…みんな今日は俺のおごりだーー!」
と言ってくれて、ポテトLを3つ、ジュースLを人数分奢ってくれた。
親が株主で優待券とかあるらしい…
持ち上げるだけ持ち上げてたらまたダンスの話になったので、ほっとくことに。
それから結構遅くまで喋った。
部活のことや勉強のこと、そこでやっぱり出てきたのは好きな人のこと。
順番に聞いていくと、
ケンヂはモデ子のことが好きらしい。
相変わらず面食い。
クロヒョウとイワンコフはそういうのはないらしい。
もしやこいつ…と思った。
確かこいつはチワの入ってたバンドにも入ってた。
これは……”チワのことが好きなのか?”
そう思ったが俺にはなんの関係のない話と割り切った。
次はチワの番でチワはいないと言った。
なぜかホッとした。なぜか。
あの一言を聞くまでは。
山口「えっ?」
なんだこれ。どこのラブコメだよ。
チワ「彼女欲しいって言ってたよね?」
山口「あ、うん、普通に欲しい」
チワ「じゃあ、高校上がれたら彼女になってあげるよ」
山口「あっ、どうも」
なんだこれはぁぁぁぁぁぁ!!!!
えーーーーーー!!!!!!うそだろぉぉぉぉぉ!!!!
なにこれーーーー!!!こんな軽い感じなのかよ!!!!
と心の中で叫ぶのび太であった。
お前だけは味方だと思ってたのにな。残念だよ山口。
その他あたかも知ってたような顔をしてる三人。
何がなんだかわからない俺。
チワ「で、のび太は誰なの?」
この状況でよく聞けるな。悪魔かお前は。
のび太「あーー、俺?うーーん」
と、俺は至って冷静だよと見せてから
のび太「サキかな?ww」
と当たり障りのないこたえを言った。
でも嘘じゃなかった。
チワ「えっ!!サキ!!!やっぱりのび太見る目あるわ!!
サキむっちゃ可愛いもんね!!!」
と無駄に食いついたwうわぁぁぁーーーん。泣きたかった。
他県から来てる俺は通学だけで2時間かかるからそれにみんなも合わせてくれた。
帰る方面は山口とクロヒョウだけが違う方面であとはみんな一緒だった。
でも、途中でケンヂもイワンコフも降りて結局は俺とチワだけになった。
チワ「そっかぁーーサキかぁーーーむふふ」
となんか笑ってやがるw
のび太「むふふってなんだよww」
チワ「いやーーほんっとのび太わかってるなー」
のび太「黙れ山口」
そういうとなんか照れた感じで下を向きやがるw
のび太「何てれてんだよww気持ち悪いw」
チワ「別に照れてないし!wむふふww」
こんなんがずっと続いた。
もうほっとこうと思って携帯をいじってると
チワが肩にもたれかかってきた。
そうとう疲れてたらしいww帰宅部のくせにあんなに踊りまわるからだなww
とか思っていたが、そんなことはどーでもいいw
なんだこの状況w
無防備すぎるだろとか思いつつも、神経を携帯をいじることに集中させたw
ふと、顔を上げると窓ガラスに映る2人。
カップルみたいだなーって思った。
このままずっとこの瞬間が続けばとも思った。
その時、初めて気づいた。
俺はチワのことが好きだってことに。
好きだし俺だってサキのことを…と思って、
チワを起こし電車降りた。
チワをとりあえずホームまで送って、俺は電車を乗り換えて家に帰った。
家に着いて、寝ようと思ったときにチワから
チワ「何回も言うけど、サキ本当にいい子だから頑張って!応援してる!」
というメールが届いていた。
俺は「お前は自分のことを心配しろよw俺もなんか手伝うから」
と打とうとしたがやめて、メールの返信をせずにベッドに潜り込んだ。
出来るだけスレを優先させるんでしばらくの間お付き合い願えたらと思います。
それではおやすみなさい。
またすぐ塾に行かないとダメだけど、できる限りかいてきます。
みんな見てるかな??
チワ「なんで昨日のメール無視したん?ww」
のび太「あぁーーwごめんw寝てたわww」
チワ「ふーんwまぁがんばってねww応援してるからさww”サキのこと”」
と、サキに聞こえそうな声でいった。
のび太「おいwマジでやめろww聞こえるだろww」
チワ「えーww誰にーー?ww」
のび太「黙れ山口」
チワ「はい、すいません」
みたいな感じで山口という言葉を出すだけですぐに大人しくなる。
ちょろいやつだなぁーと思いながらも、”サキ”の一言で
アタフタする自分も言えないなとも思った。
お互いの好きな人を知ってるわけだからなんかそーいうイジリ合いみたいなのが
多くなりクラスのみんなからは
「お前らすげー仲良いよなーww付き合ってんの?www」
とか、授業中では先生にまでも
「お前らずっとくっついとるなー」
と言われるほどだった。
でも俺はそういう感情は全然ないので笑って流していた。
いつも残って練習したおかげで涙サプライズの方は結構踊ることが出来た。
あとは各役割のところを覚えたら俺たちは完璧だった。
でもクラス全員から考えたら三分の一ほどの人数しか踊れていなかった。
そこで昼休みや、朝早くきて、 練習ということで昼休み練習をしていた。
俺は覚えきれていない男子に真剣に教えてようと思っていると、
なんだかあっちはダルそうな感じで聞いている。
それがかっこいいと思っているのかはわからないが
とりあえず時間がないので、さっさと覚えてもらおうと
手取り足取り丁寧に教えた。
でもまるでやる気のない男子たちは愚痴をこぼしながらダラダラと踊っていた。
こっちは真剣にやっているのにダラダラしてる姿を見た俺も
イライラしてきた。
野球部「もーーいいじゃんww疲れたwww」
と言った。それに便乗して、
マサオ「ほんまそれwwもういいじゃんww明日しよ明日ww」
これを聞いた瞬間、自分の中で何かが切れた。と同時に一瞬で
崩れ始めた。もう我慢の限界だった。
のび太「いい加減にしろよ!!こっちが一生懸命教えてんのに
そんなの言われたらみんなのモチベーションも下がるだろ!!
全然時間もない中でわがままばっかり言うなよ!」
と言ってしまった。男子は一気に静まった。すると、
山口「俺はこの文化祭を成功させたいと思ってるよ。」
と言ってくれた。でも冷たい視線はマシにならなかった。
その時からだった。クラスに異変を感じるようになったのは。
急に仲良かった野球部、サッカー部、マサオ、BOSSの態度が冷たくなった。
俺は結構友達関係のことには敏感ですぐにわかった。
あぁ、来たなこれは。中3になってあるんだと不思議がる余裕もあった。
俺は”イジメ”の対象となっていた。
別にイジメってほどのことではなく、ただみんなの態度が急に冷たく
なったってだけのことだったのでまぁよかった。
何故か怒った俺がターゲットではなくて、男子からは山口が
集中的に狙われた。理由は多分、俺は自分でいうのもなんだけど
顔が広い方でラグビー部にも結構仲良いやつが多かったのでそれで
あとあと面倒なことにあるからだと思う。
あと山口は異様なほどにBOSSに嫌われていたっていうのもある。
一学期2人は仲が良かったけど、二学期に入ると山口から一気にかかわらなく
なってそれが気に食わないBOSSは山口を嫌っていたらしい。
そんなことがあってから俺はあまり文化祭にやいやいと口を出さないように
していた。
怖かったんだ。純粋に。これ以上自分が嫌われないように。
もし、これ以上下手なことをするとターゲットが俺に変わってしまう。
それを俺は1番恐れていた。
なんにしろ俺は小学2年生のころにイジメにあっていた。
小学校ではなく、少年野球のチームで。
キャッチボールはしてくれない。暴投すると文句ばかり言われる。
弁当も1人で食べることも多かった。なんで俺なんだと思い詰める日もあった。
辞めたいと泣きわめく日や、仮病を使い、休む日もあった。
結局、それに耐えきれなくなった俺は一年でチームを抜けた。
それからは俺はイジメ恐怖症になり、ボッチ恐怖症になった。
それから俺は自分から友達を多くつくって1人にならないような
状況を作るようにした。
それで今だ。このままじゃ俺はまた小2のようになってしまう。
そう思って、媚を売りまくっていた。
でもそれが悔しかった。いじめてるやつらに媚を売って、そいつらについてって
として行くうちに山口たちとの関係も曖昧になっていった。
そんなことも知らないチワは
チワ「ダンスの練習さぼんなよー」
のび太「ほいほい」
と相変わらずだった。
誤字多くてすいません…
その日の授業中に班を組んで問題を解くみたいな授業があった。
その時の班の中にチワとマサオが入っていた。
なんか気まずいなぁと思っていたが、マサオは何食わぬ顔で
話しかけてきてくれた。
こいつはイジメグループに入っているが、
したっぱなのでBOSSの言われるがままにしてるだけらしい。
そっちもそっちで大変なんだなーと何故だか
マサオを心配をしていたww
マサオは馬鹿だし、上にへこへこしてるけど根は
いいやつなのでこれをきっかけに結構仲良くなった。
そんな授業中にチワがいきなり
チワ「クラスTシャツのデザイン考えよっか!」
とか言い出した。
大丈夫なのか?
で続けて行きたいと思います。
のび太「いいよ、どんなやつにするの?」
チワ「後ろはクラス全員の名前いれるんだけど、
前が決まってなくて…なんかいいの無い?」
マサオ「ふつーのでいいよ、ふつーのでww」
乗り気だったのになんか適当な答えしか出さないマサオ。
こういうやつだww
のび太「担任の似顔絵とかは?」
結構いいアイデアと思ったけど、
チワ「発想がきもい」
マサオ「そんなの着て文化祭まわりたくない」
と言われて却下。なんだよこいつら。
チワ「オリジナルキャラとかがいいなーー」
のび太「例えば?」
そう聞くと授業のプリントにでっかく書きやがった。
まぁいいかと思い、みてみると
猫みたいで鼻が潰れている
いわば花がっぱの猫バージョンみたいな絵をかいた。
のび太・マサオ「かわいい…」
そう、思いのほか可愛かった…
のび太「これいいじゃん!めっちゃかわいい!」
マサオ「担任の似顔絵より100倍マシだよ!」
うるせーなw一言おおいんだよwwと思いつつも言わなかった。
チワ「ほんと⁉︎よかったー!結構気に入ってるんだよねー」
のび太「名前はなんていうの?」
小学生みたいな考え方だなと思ってたら
マサオ「えっ、いいじゃんwはなでろんwwかわいいww」
結構乙女チックなやつなんだなww
のび太「まぁいいんじゃない?w」
色はこうだあーだ言ってる間に授業が終わった。
そのときは楽しかった。
けど教室の異様な空気を感じた。
また、昨日みたいに班を組んで問題をとく授業で、
のび太「とりあえず昨日のつづきで色を決めなくちゃだな」
マサオ「そーだな、とりあえず肌色と…
チワ「はなでろんはやめよ。」
急にこんなことを言い出した。
のび太「え?だって昨日あんだけ乗り気だったじゃん!」
チワ「今思うと、ガキっぽいし、ダサい!やめよ!」
といって紙を取り上げて急にうつ伏せになりはじめた。
どーしたんだろう。あんだけ昨日ははしゃいでたのに…
そう思いながらも授業をうけていた。
すると、突然チワが立って今日教室を抜けて行った。
別にみんなも騒いでたから注目はされなかったけど、
少なくとも俺たちの班はびっくりした。
マサオ「んーわかんね。」
相変わらずだなと思いつつ、心配になってきた。
すると、同じ班の眉毛(女子で眉毛がないやつ)が、
眉毛「そーいや、そのオリジナルキャラめっちゃ文句言われてたよー」
のび太「えっ?誰に?」
眉毛「モデ子と美子(結構性格キツイ女子、女子のBOSSみたい)に結構…
あの子らめっちゃチワのこと嫌ってたし、正直私もそのキャラはないと思う…」
…はなでろん……カワイソス
そんなことあったなんてこれっぽっちも知らなかった。
あいつは俺らと仕方なく絡んでたんじゃなかったんだ。
絡むしかなかったんだ。
この時気付いた。俺たちはこのクラスを敵に回していることに。
なんとか立ち向かっていかないとダメということにだ。
俺はチワ、山口を絶対に見捨てないことを授業中、この紙に書かれた
はなでろんに誓った。
そしてこのはなでろんに
「ちわへ、元気だせドロン!!」
と吹き出しを書いて机の上に置いといた。
何せひさった。
登場人物
のび太・・・主、高1、イジメ恐怖症、ボッチ恐怖症
チワ・・・元気いっぱいの女の子、ショートカット、チビ
サキ・・・天然、雰囲気美女、ていうか可愛い、のび太の好きな人
<仲良い奴ら>
山口・・・親友、ダンス下手、高1でチワの未来の恋人候補生
イワンコフ・・・顔でかい、トーク上手い、空気よめる、
ケンヂ・・・空気読めない、ダンスうまい、運動音痴
クロヒョウ・・・色黒、同じクラブ、クール、ツッコミ役、
<イジメグループ>
BOSS・・・ボス、イジメの主犯、ラグビー部、ごつい、山口嫌い
マサオ・・・おもんない、へこへこしてる、根はいいやつ、仲良い
野球部・・・ちっちゃい、好き嫌い激しい、根はいいやつ、人気者
サッカー部・・・イケメン、顔がエロい、好き嫌い激しい、どS
<女子イジメグループ>
モデ子・・・モデルみたい、足長い、顔ちっちゃい、可愛い、性格悪
美子・・・イジメの主犯、美女、性格悪い、怖い、正直びびってる
<その他>
イケメン・・・イケメン、敵か味方か微妙、チワと仲がいい
眉毛・・・眉毛ない、韓国人らしい、言うことがズバズバくる、超ネガティブ
牛・・・今後出てくる新キャラ、チワの親友、性格いい、ただ牛
おとこ女・・・今後出てくる新キャラ、おとこみたいな女、可愛い、
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