いじめられっこ卒業しました
皆がまとまって俺をみてきた
俺は勇気を振り絞って「おはよう」といった
みんなは次々に挨拶してきてそれからいきなり土下座してきた
みんなは自ら俺の前で誇りを捨てたのだ
猿「せーのっ」
みんな「ごめんなさい!」
俺「えっ」
俺「やめてくださいよ」
男子「まじすまんかった」
女子「許されるとは思わんけど許して」
男子「あんなひどい目にあわされてきたのによきDQN助けたな」
オボコはニコニコ笑っていた
そんな感じで俺のまわりに群がってきた
猿は「チンゲ生えすぎwwwwwwwwwww」とかいって笑いを誘っていた
俺は「あ、うん」って感じで始終戸惑ってた
DQNが教室に入ってきた
クラスのみんなはまじ睨み
DQNにボールとか黒板消しとかを投げはじめた
女子も口々に「こいつらきもすぎ」と言い出した
猿とオボコはいっていなかったが
俺「えっ!またいじめ始まるの!」
俺は普通に驚いた
まぁ正直ざまぁだが、気持ちのいいもんじゃないな
やめてくださいとは・・・・・
この>>1将来性があっただろう
それにいじめてた奴を恨みもせず、
いじめも止め・・・・・・
最強すぎる>>1
数人のDQN達は「お前ら!!」とかいってたけど圧倒的大多数がDQNの敵だったから手は出してこなかった
女子が「こいつらが!!」みたいなことを言い出した
DQNたちは今日から虫になるのか
クラスのやつらはまたリンゴを投げつける側の人間になるのか
なんとも言えない不快感が俺を襲った
しかし今までさんざんいじめてきた俺にとやかく言われるのは
DQNとしての立場がないだろう
そう思った
クラスのやつらは明らかに
俺が何か発言するのを待っていた
俺「……水泳大会っていつなのであります?」
最後軍曹で再生された・・・・
そこらへんにいた男子「…来週の土曜であります(ボソッ)」
俺「あ…そうでありますか」
そのまま担任がきて授業が始まった
その日は何も起こらなかったが
猿がみんなを諭して「もういじめとかやめようや」ってなっていた
俺は普通に帰宅
その日の夜はぐっすり眠れた
ぐっすり寝すぎて次の日寝坊
俺は初遅刻して学校に行った
その日はプールの授業があるから休めなかった
オボコはまた見学だった
DQNはすっかりおとなしくなった
タイムをはかって俺はクラス1だった
DQNは気まずかったのかわざとゆっくり泳いでいた
結局選ばれた5人の中にDQNは一人もいなかった
自由時間になって男子たちが俺の元に走ってきた
猿が俺の真似をして「プールサイドで暴れてはいけません!!」とかいってゲラゲラ笑ってた
女子も近づいて来ていたが猿が俺の海パンをわざとずらして女子にチンゲ見せようとしたから
女子はキャピキャピいって消えていった
それはあきらかにいじめではなかった
あぁこれが男友達との遊びというものか
と感動した
その日から女子はあきらかに俺に近づいてきて「メアド教えてー」とか言ってきた
俺は友達がいなかったから携帯を持つ必要がなかったし
携帯はもっていなかった
だから家の電話番号だけ教えておいた
たぶん背も高かったしそれなりに見ばえはあったんだと思いたい
でも俺はオボコにしか興味がなかった
オボコは俺が恋心を抱いていることにはまったく気づいていないようだった
いじめは完全になくなった
DQNが暮らしにくいクラスになった
しかし
俺はまだ猿たちを友達とよんでいいものなのかわからなかった
一緒に昼飯をたべるよいになったりはしたが
お情けな気がしてどうしても友達という自信はもてなかった
俺は家で「変身」を読み返した
虫から人間にもどったものの、のびのびとした気持ちではないな
と思った
俺は人間に戻れたし誇りも見失わなかった
誇りを貫いたお陰で人間にもどれた
毎日次の日がくるのが嫌だったが
今は未来をつかみたい
そう考えていた
耳に空いた穴はまるでぽっかりと空いた心の穴のようなものだ
俺は目標をたてた
耳の穴は放置して塞ぐのを待つ
水泳大会に優勝する
水泳大会の当日がやって来た
他のクラスのやつは俺が出場することに驚いていた
ちょっとプチ自慢させてくれ
女子の間で俺ファンクラブがあってプチ応援団がいたwwww
俺のクラスの出場メンバーが1人まさかの欠席(葬式か何かだったと思う)だった
俺はクラス対抗のアンカーだったから俺が選ぶことになった
選抜に選ばれなかったDQNが
選抜以外のメンバーでは一番はやかったはずだった
俺はDQNに話しかけに行った
そのDQNは俺の耳にホッチキスで穴をあけたあのメンバーの一員だったから
俺はちょっとちびった
本当はかっこいいと思ってた人多かったんだな・・・
俺「1人欠席だから代理で泳いでほしい…のだが」
DQN「は?嫌」
俺「50メートル泳いでくれるだけでよい…のだが」
DQN「きもちわりぃな!!あっちいけよ!!」
俺「お前が泳いでくれたら俺は優勝する自信はある」
DQN「わざとゆっくり泳いでやろうかwwwww」
俺「優勝したら俺のハーゲンダッツはやる。頼む」
まさかのハーゲンダッツでDQNは釣れた
かわいい
猿は俺がDQNをつれてきたことに爆笑していた
クラスの女子は俺のことを「頭大丈夫か」って目でみていた
ホッチキスDQNはすみっこでプールサイドの蟻を殺戮していた
消えろdqn
俺はお前が良いやつに生まれ変わったしても許さん
クラス対抗リレーが始まった
1人目の女子は他のクラスより遅くて俺たちは最下位になったその次の女子も頑張ったが最下位のまま
女子は25メートルだけ泳いで
男子は50メートル
次は男子の番だった
1人目の男子が結構早くて1クラス追い越した
DQNがワックスも気にせずがむしゃらに泳ぎだした
むちゃくちゃ速かった
そのまま2クラス追い抜くかと思ったがギリギリの差で2クラスは追い抜けなかった
やだDQNかっこいい
俺の番がきた
俺は人間だ
こんどは未来を掴む!!
俺は夢中で泳いだ
声援はまったく耳に入らなかった
必死だった
俺は虫じゃない!
かっこよく変身するんだ!
俺は必死で泳いだ
背が高くてよかった
手が長くてよかった
手のひらの大きさのぶんだけの差で俺のクラスは優勝した
勢いよく水から上がると
鼻くそがプンッてとんだ
数人に目撃されて恥ずかしかった
ちょくちょく雰囲気壊すんじゃねえよwはなくそww
しかしこんなことホントに現実でありえるのかよ!羨ま死するわ!!1
クラスの数人に抱きつかれた
女子にも ニヤリ
今まで殴られたりとかでしか触れられなかったし、バイ菌扱いされてたから
抱きつかれたことは相当嬉しかった
寒いことばになるかもしれないが
人間の温もりってもんを肌で感じとりましたわ
俺はその水泳大会でMVPに選ばれた
DQNにあげてほしかったが
俺はアンカーだったので
俺がMVPを貰うことになった
プチファンクラブはキャーキャー言ってた
ホッチキスDQNは無言で蟻を殺戮している様子だった
放送部の生徒が来て俺にマイクを渡してきた
お立ち台みたいなところにのぼらされた
体育の先生が耳元で「面白いこと言えよ」といってきた
そして大きな声で先生は
「ホルモン村山の5分スピーチ!!!!!!!!」と言った
俺「えっ!5分!!!」
皆が拍手して俺のスピーチが始まるのをまった
DQNはこそこそ消えていった
たぶんいじめが暴露されると思ったのたろう
俺は何を話すか何て考えていなかったし、そもそも話をすることになれていなかったからパニックになった
猿をチラッとみるとガッツポーズをしていた
俺「えー……4組のみなさん…優勝おめでとうございます。俺まで繋げてくれてありがとうございました……えー…あー……うー……」
俺「ハーゲンダッツをいただくことになりまして…あー…えー…俺は………………………………」
俺「俺は……もうひとつ…あー…勝ち取りたいものがありまして……あっ………」
俺「4組の…猿くん……僕は…君という…と…と…」
猿は俺を見つめて若干怯えていた
まわりに「ホモ?あいつやっぱホモ?」ってきいているのが
口の動きでわかった
俺「猿くん……君は俺の友達…………あっ…ホモダチではない……………」
何故か片言の俺
意味のわからないまま拍手喝采
猿は爆笑して俺にピースサインをむけてきた
突然放送部の生徒がマイクをとった
そして水泳大会では恒例で
MVPが話を終えるとプールにMVPを突き落とすというしきたりがあった
俺は突然プールに突き落とされた
驚いた俺は面白い飛び込みかたも出来ずにプールに落下
急いでプールから上がると
鼻の血管が切れで鼻血が出ていた
こんにちは??
やめろwww
爆笑で包まれた
オボコが笑っていた
俺は思わず放送部の人にマイクを借りてお立ち台に登った
俺「好きだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
俺は鼻血を出しながら絶叫
猿「えっ!!俺ぇぇぇぇ?!!!」
俺「えっ」
人から愛されるタイプだな。
そして案の定ホモ路線ww
みんな「えぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
教師陣爆笑
放送部の生徒は違うマイクで
「まさかのホルモン村山選手!愛の告白です!なんと!お相手は!同じクラスの!」
俺「違います!違うです!!違うです!!」
放送部「猿くんです!!!!」
何故か拍手喝采
猿「えーww嫌やわwww男は趣味ちゃうわwwwwww」
何故か猿は皆に押されてお立ち台まで歩いてくる
俺「ちがっ!違いますって!!猿じゃなくて!」
そして何故か猿と一緒にプールに突き落とされた
そのまま誤解はとけないまま閉会式に突入
俺たちのクラスには勝利のハーゲンダッツが配布された
俺はDQNにあげたからもちろん食べていない
猿には「あーん」ってされて一口もらったが
ホモのレッテルを自分できれいにはりかえてしまったのだ
しかし俺を罵倒するものは……
少しだけいたかな
話はここで終わりではない
クラスに戻って俺は必死に弁解した
俺「まじで違うです!違うです!!」
すると女子が「誰が好きなん?誰への告白やったん?」と聞いてきた
クラスにオボコの姿は見当たらなかった
オボコは水泳大会の装飾の片付け係だったのだ
しかしプールサイドの片付けは
学年で終わらせた
どこにいるのか検討はつかなかった
もう散々恥ずかしい思いはしてきたし
いじめられている自分はもういない
俺は走った
今までは青春はなかった
しかし
この1週間で俺の青春はいっぱいつまっていた
俺は放送室に生き放送委員に
校内放送用のマイクを入れてもらった
ピンポンパンポーン
俺「えー…ホルモン村山です…ホモではありません………まじです……さっきのは誤解でございます…あー……俺は女の子が好きでしてー…」
放送部のドアの向こうに野次馬が集まる
俺「えー……あー…うー…野次馬が集まっておりますが………こんな自分ですが……ただいま調子にのっていまして……この場をかりて……告白したいとおもいます………同じクラスの………オボコ…好きでし………以上」
俺は拍手で迎えられた
オボコを放課後までまったがオボコは姿を現さなかった
支援
夜になって家電が鳴り響いた
妹が「>>1電話ー女のかたー」といって電話を持ってきた
オボコ「もしもし」
俺「もしもし」
オボコは買い出しに行っていて俺の一世一代の大告白を聞いていなかった
友達から聞いたそうな
オボコ「まじ?」
俺「あー…好きです…」
オボコ「状況的にかばっていったわけじゃないしなぁ」
俺「…」
オボコ「付き合う?」
俺「YES!!!」
オボコ「ん?」
俺「YES!!!!」
オボコ「はい、カップル成立ーwwwwwwww」
そのまま会話は終了
俺は中学に入って初めて親におねだりをした
ケータイをかってもらうことになった
次の日学校にいくと祭状態
プチファンクラブは解散
しかし話かけてくれるやつは何人も現れた
俺をいじめていたやつ何人にも謝られた
殴ってくれといわれたので軽ーくほっぺはペチペチした
そして
俺はいじめられっこを卒業した
結局オボコとは中3の秋に別れた
童貞卒業はまだ先の話であります
おしまい
名にこれ感動wwww
DQNの行く末が知りたいな
面白かった!
乙!!結局別れちゃったのかw
まぁ現実はそんなもんだよな
猿とは今も交流あるのか?
野暮な事聞くな
人生でいじめを
うけたのはこの時期だけ
今は楽しくやっている
猿とは交流ある
長いことご苦労様
前の方で公立行くためにがんばってるとあったが、結局公立に行けてるの?
1乙これまじ本出せるな
みなさん長々とありがとうございました
俺は課題もおわってるし
のんびりと一日をすごします
しかし公立の結構偏差値の高めの高校に通っています
ホッとしたよ
難しいんじゃないかと思っている
あんな告白出来る>>1ならどうにでもなるだろwwww
そういや前にも同じレスしたんだけどおぼこはデブではないの?
>>773
メアドは聞かれたりするが女子にもいじめられてたから陰湿に思えてどうも…
天使になかなか出会えない
オボコは中っくらいかな
ガリガリではない
あんた凄えよ
>>774
DT卒業はそんなに焦らなくてもいいかもなwwww
なんにせよ本当におつかれ!
大阪です
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