数年間一人の男に粘着した話
ガリ「お前って、そういう経験ないよな?」
私「あるわけないよ…ガリだってそうでしょ」
ガリ「そうなんだけど…」
私「でも興味はあるよね」
ガリ「あるな」
私「だよね」
ガリがちょっと待っててと言って立ち上がり、机の引き出しを開けてごそごそし出す
そして何か手に持ちながら私のほうを振り向いた
ガリ「これ何か分かる?」
ピンクっぽい肌色の歪な形の物
私「オナホですか…?」
ガリ「知ってんのかよ」
私「…本物を見られるとは」
オナホを目の前にしてありがたやありがたやと手を合わせる根暗女
ガリ「引かないんだな」
私「引く要素がどこに?」
ガリ「いやあるだろ。でも引かれないでよかった」
私「むしろありがたい!触らせて触らせて」
オナホってすげぇ柔らかいんだね、ぷよぷよしてて無駄にべたっとしてて…
オナホの感触に感動してる間にガリはオナホを引き出しに戻した
ガリ「お前って変な奴だな」
私「あ、ごめん…ドォ…気をつけます」
ガリ「別にいいけど、そういうの平気なんだな」
私「むしろありがたい」
その後はまた記憶が曖昧なので省略化
・ガリの息子を見る
・すげぇ!
・触る
・すげぇ!
しばらくして帰る
その後も色々曖昧なので省略化
・息子を触るようになる、咥えるようにもなる
・なんかそういう事ばかりするようになる
付き合って1~2週間でこんな事になるとは思っていなかった
そしてこのあたりからガリが変わる
メールも前みたいに来なくなり、電話も誘っても断られるようになる
私は毎日「今日は電話しないの?」とメールで送っていた
その日もガリに電話しない?とメールで送った、その後すぐガリから電話が来た
私は内心大喜びで久々にガリの声が聞ける!と少しにやけながら電話に出た
私「もしもし!」
ガリ「毎日毎日電話電話しつけーよ」
私「えっ」
ガリ「メールと電話も前みたいにしなくてよくね?別に付き合ってるからって毎日しなきゃいけないって義務はねーだろ」
私「え、そ、それもそうだね」
ガリ「それくらい分かれよな…」
不機嫌そうにガリは電話を切った
私はガリに嫌われるのが怖くて自分からメールをしなくなったし、電話も誘わなくなった
週末には「家に来いよ」といわれればすぐさま飛んでいった
前みたく公園で待ち合わせは無くなった、私は自転車で駅まで向かい電車に乗りバスに乗り走ってガリの家まで直行した
ガリ「おせーよ」
私「ご、ごめん遅くなって、それで、何かな!?」
ガリ「…あー、別に…暇だから話し相手になれよ」
私(電話でいいじゃん)
そうは思ったがガリに嫌われたくない為に本音をしまっておいた
何よりガリの役に立てることを優先にし、常にガリに従った
咥えろと言われれば何十分でも咥えていた、何かの八つ当たりにクズ、ゴミ、ブスと言われてもニコニコしていた
ガリの為ならなんでもする、ガリのそばにずっと居られるようにとどんな事を言われても気にしなかった
どうでもいいけど>>1のID FOXだな
しかし悪い男に引っかかっちまったな
>>108
IDがFOXとかカッコよすぎワロタwwwwブスだけど
それからはあの時と変わらないまま、都合のいい女になった
呼ばれればいつでも飛んで行って、酷い事言われても笑って流していた
でも正直傷付いた事も多かった
ある時、ガリがパソコンを開き可愛い芸能人の画像を私に見せてきた
ガリ「この芸能人可愛いよなーお前もこれくらい可愛けりゃ好きになってやったのにさ」
私「え、は、ああ…」
ガリ「つまんねー反応返すなブス」
私「…」
ガリ「お前って暗いしブスなんだぞ?それでつまんねー女ってもう終わりだろ」
私「は、あっはっはっはっは!暗くない暗くない!!ドントクラーイ!」
ガリ「よし、まだマシだ」
全てを否定されるようなことを言われると流石に傷付いた
それでも私はガリを好きだった
どんなに酷い事を言われようが初恋の人に変わりはない!(キリッ
とか自分で自分を励ましていた
都合のいいブスに成り下がってた事は気が付いていた
それでもガリに相手にされるなら本望だと、自ら都合のいい女になっていた
性欲処理でもパシリでも八つ当たりされても、ガリが好きで好きで仕方なかったので全部受け入れていた
初めて自分に優しくしてくれた異性であるガリの事を慕い続けた
でもガリは日に日に私に冷たくなっていく
付き合って2ヶ月経たない頃にガリから電話が来た
ガリからの電話は久しぶりで私はドキドキしながら電話に出た
私「もしもし!?」
ガリ「…おう」
私「何?」
ガリ「正直さ、お前って俺と付き合ってると思ってる?」
私「…お、思ってる…けど?」
ガリ「そうか、俺は別にそうは思ってない」
正直この時心臓がすごいバクバクしてた
その先の言葉は絶対嫌な言葉だと分かっていたから
ガリ「言いにくいけど言うわ。俺、お前の事別に好きじゃない」
私「…え」
ガリ「人の事好きになるなんて俺には無理、お前の事好きになろうと努力したけど無理だ」
いるよねこーゆー
外からみるとなんで付き合ってんのか意味わかんないカップル
私「え、えっ…」
ガリ「最初からお前の事好きじゃなかった、ただの面白い奴ってだけ」
私「じゃ、じゃあなんで告白OKしてくれたの?」
ガリ「はあ?そんなのお前が必死だったからに決まってんじゃん、断ったら俺が罪悪感で苦しむことになるし」
この後の事は本当に覚えてない、真っ暗になった
気が付いたら携帯握り締めたままうつ伏せになってて、枕が濡れていた
ちょっと休憩する
20代とだけ
ガリにフられたショックでしばらくぼーっとした日が続いた
食欲もほぼ無くて本当は食べたくなかったが親の作ってくれたご飯を残すのは申し訳ないので無理やり流し込んで食べる毎日だった
だから体重はそんなに落ちなかった、ちょっと残念
ガリにフられた事はショックだったけど、気にする余裕がなくなってきた
私は進路の事で学校に居残りして勉強することが増えた
勉強とは言っても、私は進路に就職を選択したので面接練習や履歴書の書き方、マナーについての勉強だ
そして10月になる前には希望した企業で面接を行った
結果は合格、これで卒業まで楽になれるって思った頃はガリと別れて2~3ヶ月経った時
このまま忘れられる事が出来れば良かったのに、ガリからメールが来た
正直フられた後もガリの事は嫌いになれず、受信拒否や着信拒否にはしてなかった
心のどこかでメールや電話が来ないか期待したまま忘れていた
恐る恐るガリのメールを読んだ
「元気か?あの時は散々いってごめんな、俺も進路の事で苛立ってお前に対する八つ当たりが行き過ぎたんだと思う」
少し長文だったけどまとめるとこんな感じのメールだった
やっぱりあの時のガリはいつものガリじゃなかったんだ!と嬉しくなった私は即返信をした
私「そうだったんだ、ガリの進路の邪魔をしてたみたいでごめんね」
ガリ「おう、俺就職受かったからこれから暇なんだ、前みたいに会わないか?」
私「いいよ!!!」
ガリ「あ、ちなみに復縁とかはないから、お前の事好きじゃないのは変わらないから」
それでも構わないと思った
またガリと接することが出来るなら!とまた会えることを楽しみにしてその日は寝た
本当変わらない数ヶ月を過ごした
変化は途中ガリも私も車校に通いだし会う頻度が少し減った位だった
自分でも驚いたけど気が付けば3月で学校を卒業までしていた
その間クリスマスとかあったけど
ガリ「俺は友達と遊んでくる、ぼっちのお前は適当にすごしてください」
とメールが来ただけで、親とクリスマスを過ごした
3月中旬からお互い入社までの事で忙しくなり会う頻度がかなり減った
ガリも私も市内の企業、私は実家通いだがガリは会社近くのアパートを借りる事になった
3月は3回ほどしか会ってない、お互い本当に忙しい時期だった
そして4月を迎える
私の企業は相当厳しかった
と言うか嫌味なパートのババアに目を付けられ社員が居ないところで「役立たず」「のろま」「居ないほうがマシ」と散々言われた
研修生だからとの理由で朝4時半から集められ色々叩き込まれた
辛くて辛くて毎日泣きながら親に電話していた、ガリには何にも愚痴は言ってない
入社して一週間後、ガリにメールをしてみた
私「そっちは入社してどうですか?」
ガリ「別に普通、学校と比べれば楽しいところかも、先輩も優しいし」
私「そう、それはよかったね」
ガリが楽しそうというのに私は内心全然よかったねなんて思ってなかった
むしろ「はあ?」と言うのが率直な感想だった
入社して1ヶ月も経たない頃、私は厳しさについていけずに仕事を辞めた
ストレスで体重はかなり落ちた
ガリに仕事を辞めた事を電話で報告した
ガリは「早すぎだろ!!」とこれまで聞いたことがないくらいの驚いた声を聞かせてくれた
正論だったので思わず黙ってしまった
ガリ「……あー、まあ、元気出せよ。…俺んち来るか?」
私「えっ」
ガリ「今のアパート、場所教えるから来いよ」
私「い、行かせていただきます!オゥフwwww」
ガリのアパートは前よりか私にとって便利な場所だった
前は自転車→電車→バス→徒歩だったが
今回のは自転車→バス→徒歩で行ける、電車を使わずいけるのはかなり助かった
そしてガリのアパートに着いて、ガリの部屋のチャイムを押す
出てきたガリは前回会った時より少しだけカッコよくなってた気がする(服が)
ガリ「お前変わってないなーブス」
私「ブスは早々簡単に直らんよ」
ガリ「知ってるわブスが、まあ上がれよ」
ガリの家にあがってからは適当に話をした後、咥えて帰った
やっぱり性欲処理に呼んだだけじゃねーか…と帰り道に思って肩を落とした
5月に入る頃にはガリは仕事が忙しいとの理由でメールも少なくなった
6月に入る頃には同期の奴が無能でムカつくと愚痴のメールが来るようになる
7月に入る頃には色々仕事が安定してきて上機嫌なメールが来るようになる
そして20歳になったガリは酒と金を使った遊びにハマり出した
一方の私はアルバイトの身分だが働いていた
自給は安いが店の人たちはみんな優しくて楽しかった
8月のお盆にガリの家に行った時に、バイトの話を聞かれたので答えたら
私を見下すガリはそのことに突っかかって来た
ガリ「自給××円とかクズの仕事だろ!月収××万とかふざけてんのか!?」
私「な、なにが…?」
ガリ「××万円しか稼げないとか…ないわ。お前何の為に女で生まれてきたの?」
私「分かんない…」
ガリ「いいかブス、例えブスでも体売れば大金が手に入るんだよ。なあブス、なんで風俗で働かないの?」
女は悲劇のヒロインになりたがるからな
>>132
悲劇のヒロイン(ブス)でサーセンwwwwww
この男(ガリ)は別に私でなくとも誰でもよかったのかそうかそうか
それでも私はお前じゃなきゃダメなんだよと思い知らせてやろう
この時強く決心した、ガリから何を思われようがガリに執着してやると決めた
今まで必死に尽くしてきたが、他の女とヤってしまったガリに対してこの時初めて失望した
失望したと同時に、これまでの好きという思いを無駄にしたくはなくて、ひたすら執着しようと決めた
文が無茶苦茶だけど、本気で思った。こいつに執着して生きてやろうと
ただ単に初恋を終わらせたくなかったのかもしれない
私「ガリは私が風俗で働いてもいいの?」
ガリ「テクニック学んでくればいいとは思ってる」
流石に腹が立った、何がテクニックだよと
私「バ、ババババカな事抜かすんじゃないって!ゴフォwwか、帰る!」
ガリに歯向かうのにこんなに勇気が要るとは思わなかった、声も震えたしなんか変に足も震えてた
風俗で働けばいいと思ってるなんて信じられなかった
それからガリとのメールや電話は一旦無くなった
2週間位して、ガリからメールが来た
ガリ「プロの味を知った。風俗っていいもんだ」
何度も読み返した、短いメールを何度も何度も
そして強い憎しみがわきあがる、何で他の女にしてもらってるんだと
根暗地味ブス女を舐めるなよ、とガリの事を知ろうとした
まずガリの本名を検索し、登録してるSNSを知って偽名を使いガリの日記を見る
ガリの使いそうなIDを調べ上げて、ガリが他に使用してるSNSも特定した
全て偽名、偽のプロフィールを登録しガリを見張り続けた
ガリはご丁寧にSNSの方に「●●のソープに行こうかなー」とか書いていた
私はそれを毎日ノートに書き、勝手に奴の行動をまとめていた
バイトのシフトもほぼガリに合わせた(全部一緒とまでは行かないけど、終わる時間を一緒にしたり)
その後ガリのアパートの近くを見張り、帰って来た時間をメモする
その後数分でガリが家から出てこなかったら、家で過ごすとメモをする
ガリがもし家を出たら追える分だけ尾行、出来なかったらSNSでチェックする
ガリ何時に出社、何時に退社、何時に帰宅、何時に家を出る、SNSによるとガリは××で友人と遊んだ
びっしりガリの行動を書き詰めたノートを見て深夜にニヤニヤする毎日だった
てか間違えてる
20歳になってない頃に20歳になったガリは酒を~とか書いてしまった
ごめんミス、ガリは未成年飲酒だ(自慢は聞いていた)
こんな尾行を続けてる間もガリに呼び出されて性欲処理をしていた
ガリがトイレ等行ってる間に引き出し等を確認する行為もした
だが監視カメラや盗聴器を仕掛ける勇気は無かった
ガリと出会ってから2年が経とうとしていた
私は毎日SNSを覗き続け、行動をメモしていた(尾行はバレると嫌なので途中で辞めた)
初恋相手にこれだけ執着する自分が居た事に当時は驚かなかったが、今こうして文にするとかなり気持ち悪い
ある日ガリに呼び出された
ガリが私を呼んでくれた嬉しいフヒヒ…と廃人の様な笑みを浮かべながらガリの元へ向かう
まあガリも自業自得か
ガリの家にあがるなり、ガリは冷たい目を私に向けた
やばい粘着してんのバレたかなーでもどうでもいいやーガリのその目も素敵だよイヒヒwwwとか思ってた
するとガリが私の前にある物を巻いた、何枚かのお札だった
私「…なにこれ?」
ガリ「俺さ、金に困らなくなってるんだわ」
私「だからなぜこれを?」
ガリ「聞けよ、俺はもう××万円稼いだ、金なんかいくらあったってくだらねーんだわ」
私「自慢はいいんだけどさあ…金は大事に使いなよ」
ガリ「うるせぇブス、この金恵んでやるよ」
あくまで上から目線だなー更に粘着しちゃうゾ☆ウホホwwwとか思ってたらガリが言葉を続けた
ガリ「俺、県外に行くんだ」
私「へぇぁ?!」
ガリ「だから稼ぎの無いお前に恵んでやるよ、ブス。ありがたいだろ」
私「いやいやいやいや県外に行くのと恵んでやるのって意味が分かりませんけど!?」
ガリ「えー…なんていったらいいかな、お前ブスじゃん、哀れなんだよね」
私「…。」
ガリ「俺以外の男に相手にされると思えない、だからこの金使って顔いじれよ」
…とは言えガリよ、私の目の前に撒いたお金は8枚ちょっとで…
8万円で顔いじれってか?無理でしょ?とは思ったが口には出さない
と言うか顔いじれと言われた事に腹が立った
私「……そこまで言われる筋合いないよ」
ガリ「は?ブス、声大きくしろ」
私「そこまで言われる筋合いッオグゥ!ないんだよっッドゥフ」
そのまま走って家を出た、泣きながら走った
バスに乗れるような顔じゃなかったので、自転車を停めてある駐輪場まで歩いて帰った
1時間ほど歩いたと思う、足取りが重かった
家に入る前に涙と鼻水を拭き、親にただいまと言った
母の「おかえり、あんたの好きなシチュー作ったけど食べる?」と言う言葉が沁みて、部屋でしばらく泣いた
せっかく親から貰った顔なのに散々ブスって言われて整形とまで言われたことが悲しくてならなかった
その後、私はガリに一切連絡しなくなった
SNSは覗いていたが、私と会った2週間後には県外の会社へと旅立っていた
私が働いてたバイトは経営が苦しくなり店を閉めてしまった
バイトも無くなり、粘着してたガリもいなくなり、いよいよ辛くなってきた
自分は今まで何を頑張ってたのか、何の為に人生を歩んできたのかと悩んだ
ガリにばかり執着して得たものは何も無かった、虚しい気持ちしか残らなかった
あれは恋ではなく依存と執着心、何を浮かれてあんな事して来たのかと考えた
私は悩んだ末に中学の頃からの付き合いのある友人にメールをした
私は何と書いていいか分からなかった
「ガリの事はどうでもよくなった
今後どうすればいいのか分からない、助けてください」
自分でも返信に困るメールを送ったと思う
行き詰った時に相談するのはこの友人だけだった
ガリの事も何回か相談したことはあるが「やめときなってそんな人」と言われたっきり相談していない
友人からガリの事を聞かれてもはぐらかしていた、今思えば友人の言う通りにしていればよかった
しばらくして友人からメールが返って来た
友人「明日会える?話聞くから」
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません