ちょっと俺の高校時代の話につきあってほしい。
もちろん俺もそこに向けてこの企画を立てた。
いくら仲が良くても一週間も一緒にいれば嫌なところとかも見えてくるし、
不満も溜まってくる。
これがきっかけで元の状態に戻るなんてことは容易に考えられることだった。
そんなことは全くしらない会子は
「合宿楽しみだね!、一週間も友達と泊り込みなんてワクワクする!」
とか言ってむちゃくちゃ楽しみしていた。
そんな会子になかなか本当のことを言えなかった。
合宿に来たくなくなるかもしれない。
しかも、絶対揉め事が起こるとは限らない。
もしかしたら起こらない可能性だってあると思っていたので、
あえて言わなかった。
完璧にルンルンでいってしまった会子はマネージャーの分体力も余っていて、
テンションがA子とB子とは違い高かった。
それが、2人のストレスの原因になって会子への当たりが強くなっていった。
>>81
ただいま!
会子もそれを勘付いてきたのか2人にも気を使い、
雰囲気を盛り上げようとしていたら、それがまた裏目に出て
A子に「マネージャーって楽でいいよね。旅行気分で入れるし。」
と完璧にうざがられてしまった。
それを言ったA子にキレて、意外にもそのA子が俺に相談してきた。
てっきり、俺は会子が相談してくるものだと思っていたからすこし驚いた。
A子は相当ストレスが溜まっていたらしく、
泣きながらも会子に文句を言いまくってた。
かなりA子には思っていたことを吐かせた。
それぐらい合宿っていうのはキツくて、自分のことしか
考えられなくなる。
「ごめんね…ほんとマネージャーなのに選手の邪魔して…ごめんね」
また、ズキッとした。
この時も衝動が抑えきれなくなった。
俺「いや、ごめん、俺のせいだ。
俺が詳しく教えてなかったから。
ごめん、A子もB子も会子も。」
初めてっていうのもあったけど、やっぱりそれだけのせいに出来ないし、
ストレスを貯めちゃったのは会子が悪いけど、でもA子とB子と一週間一緒にいれるっていうのは
会子にとったらすごい楽しみで仕方なかったんだと思う。
会子も悪気があったんじゃないだから許してほしい。的なこと言ったと思う。
俺も疲れすぎててあんまり覚えてないw
とりあえずその場の応急処置程度にはなった。
少しぎこちなかったけど、そのあともふつーに合宿の話とか
ガールズトークとかで楽しんでいた。
すると、夜に電話がかかっていた。
会子からだった。
「今から会える?」という電話がかかってきた。
>>91
ただいま!!
内容は、今日はありがとう。
あと俺くんもしんどいのに迷惑ばっかりでごめんと謝られた。
会子は泣いていた。
女子が近くで泣いているときなんてなかったから
どうすればいいのかわからなかったから
とりあえず泣き止むまで、待ってそれから話しかけた。
だからもっと自信持っていいよ。
いちいち気にしすぎだし
ちょっと溜め込みすぎだから話があったらいつでも聞くよ。みたいな感じ。
ちょっとカッコつけすぎたかなって思ったけど、
これが本心だし今回はあんまり恥ずかしくならなかった。
それから泣き止むまで隣で座ってた。
泣き止んだら会子は
「今日はありがとう。俺くんも明日早いし、今日は寝よっか」
と、そこで解散になった。
みんなも終わって、笑顔がこぼれながらお疲れ様と言いあっていた。
そこで焼肉先輩が
「みんなー!並んで!!」
と言って、選手たちを並ばした。
「この合宿が笑顔で終われるのも、先生やマネージャーのサポートがあったからです。
本当にありがとうございました。お疲れ様でした!!」
と先輩を含め選手一同みんなで頭を下げてお礼を言った。
マネージャーの人たちは号泣。
もちろん会子も号泣だった。
なにか言わなくちゃと思って俺は会子に一言だけいった。
「お疲れ様。それとありがとう。」
すると会子は
「…うん…うん……もう…」
なにも言わないで。と言われたような気がした。
さすがにそんなドラマのセリフみたいことは言わないだろうと
思ったけど、あえてそれ以上なにも言わないようにした。
こんな感じで波乱の夏合宿は幕を閉じた。
結果的にうまくいったからいいかなと思ってた。
この夏が終わって、俺の中で会子は他の女友達とは
少し違う存在になってたかもしれない。
でも俺はこの変な気持ちは絶対に恋愛とは関係ないと
思い込んでいた。というか言い聞かせていた。
そろそろ何の部活なのか教えてくれ
内容がイメージしづらくなってきた
陸上部です。
マネージャーはウォッチ計ったり、水分補給してくれます。
書き溜めが終わって変な区切りだけど今日はここで落ちます。
ほんとゆっくりでごめん!
明日、明後日には絶対完結させるんで、また暇だったら
よみにきてください!
あとなんかわかりにくいとことかあったら質問とかして
ください!
仮名でも名前出すなら軽く説明してくれないとちょっとわかりづらい
面白いし楽しみにしてます
保守保守
とりあえず、上にも書いてあったから
簡単に登場人物のこと説明していきます!
俺
高1 メガネ 八軒に似てるらしい モテない
会子
高1 身長高い ロングヘアー めちゃくちゃ気を使う 歌手の絢香に似てる
高橋
高1 俺の親友 バカ サバンナ高橋似 恋愛とかではすごい奥手 モテない
内山
高1 仲良い友達 デブ 内山信二似 モテない
焼肉先輩
高2 俺に焼肉を奢ってくれた先輩 めちゃモテる 一応部長
A子
高1 同期の女子部員 合宿中に会子にきれた
それ以来あまり会子のことをよく思ってない
B子
高1 同期の女子部員 A子の取り巻き おとなしい
みんな陸上部に所属してる
こんな感じでいいかな??
夜遅すぎたかww
ま、いいやw
とりあえずまた書き溜めした分書いてくけど
結構まだまだ長くなりそうです。
あとなんでこのスレ立てたん?っていう人いるかもだけど
全部書き終わってからそれについて話したいことがあるから
よかったらそれまで付き合って欲しい。
毎年、陸上部は文化祭で屋台をするから
それに向けて材料の用意とかで部活どころじゃなくなっていた。
この時期は半端なく忙しかったから他のことにかまっている暇なんてなかった。
会子のことも少しほったらかし状態になっていたと思う。
正直ほっといても大丈夫かな?って思ってたのでこちらからは何も聞かなかった。
この時期は本当に忙しかったからあんまり出来事がなかった。
強いて言うなら、クラブ後会子に
「今日一緒に帰らない??」
と言われた。
俺はてっきり陸上部同期全員で帰るのと思っていて、
「おっけー!女子にも言っとくよ!」
と思わぬ勘違いをしてしまった。
まさか会子が俺と2人で帰ろなんていうわけないと思っていたからだ。
会子に恥ずかしい思いさせちゃったなってすごい後悔した。
>>121
遅くにありがと!
ちなみにこれに気がついたのは
高橋にメールを見られて、
「おいおい、これって2人で帰ろうってことじゃねーの??
それをお前みんなと帰るなんて、はめ殺しじゃねーかww」
と言われてからだった。
こっちも変に意識して喋らなくなってしまった。
”文化祭が終わってからちゃんとしよ”
心の何処かでそう思っていた。
文化祭まであと一週間まで迫っていた頃。
俺はある噂を知った。
その内容は
会子が焼肉先輩に告白した。
ということだった。
それを聞いた時、全身に電流が走ったように体がビクッとしたのを覚えてる。
焼肉先輩と会子が喋っているところなんか見たことないし、
第一なぜ焼肉先輩なのかと言うのかがわからなかったからだ。
顔も結構イケメンだからモテるだろうけど
会子はそんな外見で決めつけるようなやつじゃないと
俺は勝手に思い込んでいた。
というか、はっきりなところ会子は俺に好意を持っていると思っていた。
自意識過剰ボーイだったんだ。ゆるしてくれ。
周りの女子からも
”会子は俺くんのこと絶対好きだよ!”
と言われていたし、内山にも
”あれは恋する乙女の目だよ。”
と俺と会子が喋っているときにからかってきた。
周りにのせられてる感もあったけどなんとなくそんな気がしてたからだ。
でも、それはただの俺の自意識過剰な勘違いだった。
俺の知らないところで焼肉先輩とは前から仲が良かった会子は結構遊びに行っていたらしく、
メールのやり取りとかもあったらしい。
そして、徐々に距離を近づけていって告白に至ったらしい。
自分にもともと興味もなかったのに、
期待していた自分が情けなくなった。
俺自身は好きまではいっていなかったけど、
でも飼っているペットが隣のおばちゃんに懐くような、
そんな喪失感に襲われた。
なんだか凄く惨めな気持ちになって、
会子に会うとどんな顔したらいいのかもわからなくなってしまった。
告白してないのに、勝手に振られた。まさにそんな気分だった。
そこに、高橋が追い打ちをかけた。
練習の途中に
「お前、会子のこと好きだろ?」
と言われた。
自分でもイマイチわからなかったので、
「この年にして自分娘が結婚する父親の気持ちがわかったよw」
とそれだけ言った。
すると高橋は
「なんだそれw俺は会子は無理して
焼肉先輩と付き合おうとしてるようにしか見えないけどな」
と言って、先を走っていった。
俺を励ましてくれてるんだな。
高橋の優しさがちょっとだけじわっと身にしみた。
しばらくしてから告白の結果が返ってきたと聞いた。
結果は
振られたそうだ。
正直ホッとした。
全身の力が抜けるような脱力感に覆われた。
文化祭に向けてせっせとがんばった。
いろいろあったから全然進まなかった分も
なんとか取り返して文化祭に間に合うように目処を立たせた。
屋台の担当は会子と俺だった。
2日前に高橋がわざとこうなるようにくじを組んでいたらしいw
高橋の考えは全然わからなかったが
俺はとりあえず今まで全然話さなかったので、
その分いろいろと喋ろうと思って心構えしていた。
髪をバッサリと切っていた。
ロングからショートカットになっていた。
このとき俺は女子って失恋したら本当に髪切るのかと思ったし、
なんだかそれも悲しくなった。
俺「髪、結構切ったんだ…」
会子「あ、うん…変…かな??」
俺「いや!全然!!そっちの方がいいと思う。」
会子「ありがと…w俺くんショートカット好きだもんねw」
どきっとした。
会子に一回もそんな話したことなかったからだ。
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