いじめられっこ卒業しました
たったらかく
携帯からですみません
まずは、スペック
俺:高二♂
俺は、小学生の頃までは関東で暮らしていたんだけど、中学生になる頃に離婚して母親の実家のある関西に行くことになった
小学生の間は、中学受験するものとばかり思っていたから毎日勉強してて運動は得意ではなかった
水泳だけは小さい頃から習っていたから得意
関西に行くことになったし、親も離婚で当然金銭的にも厳しくて中学受験は断念
関西の公立中学に通うことになった
中学の入学式、母親は来なかった
母親は妹の世話と仕事探しで忙しかったから仕方がなかったんだけどな。
入学式の前に自分のクラスの教室に行ったんだが、まず、まわりのやつらの関西弁とそのしゃべりの速さに驚いた
まじで何いってるのかわからなかったから、一人でジーッと座って爪の垢ほじくってた
まわりは、結構グループできてて入学式がはじまるまで喋りまくってた
小学校の頃からの友達とかの地元グループみたいなのができてた
DQNもちらほらいた
でもまだ中一とかだから
金髪にピアスみたいな目立ったやつはあまりいなかった
プチDQNみたいなやつが数人いた
他はいたって普通
そのまま誰と喋るわけもなく入学式が始まった
入学式も終わって教室に戻って
しばらくして担任が現れた
担任は、伸長はめちゃくちゃ低くて顔がめちゃくちゃでかくて
髭が濃くて顔半分が青色だった
クラスにいた猿みたいなやつが
「先生髭濃いっすねwww(どや)」って感じでクラスの笑いを誘っていた
こいつが、後に、俺のいじめのキッカケを作る男である(以下、猿)
担任は中山っていう名前だったんだけど、その時に猿が「髭山」ってあだ名をつけた(以下、髭山)
髭山が、俺たちに30秒間ずつ自己紹介をさせた
テニス部にはいりたいです、とか趣味はピアノですとか男子も女子も普通な自己紹介をしていた
猿が「俺!めっちゃモテたいです!女子の皆メアドばんばん教えてな~wwwww」とか言ってた
一瞬、間があってからクラスが爆笑につつまれてた
俺は関西人すげーなって思っていた
クラスの女子も「猿くん面白ーいきゃぴきゃぴ」って感じで結構うけてた
俺は、ふと隣をみるとブッサイクな女子がルーズリーフにせっせとメアド書いて折りたたんでてなんか笑えた
俺の番になった
ガチガチに緊張していた俺ははじめちっちゃい声でもごもご自己紹介をした
すると、猿が「なんてwwなんてーwwwもってはっきり喋れやーwww」といってきた
まわりもクスクス笑ってた
関西弁になれてなかった俺は、
猿の言い方に迫力感じて若干びびって髭山をチラッと見つめた
髭山は早くも睡眠に突入していた
>>10
すまん ミス
×「なんてwwなんてーwwwもってはっきり喋れやーwww」
○「なんてwwなんてーwwwもっとはっきり喋れやーwww」
俺は、ちょっとびびりながら
「>>1です。東京からきました」
ってもごもご言った
まわりは聞き取れていなかったみたいだった
猿がまた「耳ついてないんかwwはっきり喋れやww恥ずかしがり屋さんかw恥ずかしがり屋さんの女子やったら口説いとるけどなーwまぁ、男子でも…って俺はホモちゃうわwwww(どや)」
って感じで怒濤のツッコミラッシュ
母親から「人の話は最後まできけ」っていう教育を受けていたから俺はツッコミが終わるのを黙って待っていた
(親父が母親の話を全然聞かない人だったから、余計に俺に対して厳しくそう言っていた)
で、俺は黙って猿の話を聞いていた
みてるよー
猿は、調子のって
「まだ黙ってるんかいww可愛いやつやなwwって俺はホモかww」とかいって笑いを巻き起こしてたな
俺はもう一回さっきより大きめの声で「>>1です。東京からきました」っていったんだ
猿のまわりはゲラゲラ笑ってるからまだ聞こえていなかったようだった
その時、俺の隣でせっせとメアドを書いてたブスが
「え!!東京からきたん!!」
って言った
一瞬シーンとなってからクラスが「>>1すげぇ」みたいな雰囲気になった
クラスのやつらは東京ってだけで憧れ抱いてるみたいだった
そっから俺フィーバー
まわりは俺に質問攻め
関西弁を聞きなれていない俺は、一度に早口で質問攻めされても何いってるのか聞き取れなかった
でもその時は芸能人扱いされてることだけはわかった
俺がたじたじしていたら、まわりの女子が「可愛いーwwww」とかいってきた
俺は生きていて良かったとおもった
俺フィーバーが気に入らなかったのか猿が大きな声で俺に
「はよ自己紹介してくれやーwww俺お前のこともっと知りたいんやwww俺…お前のこと…す…す…す…すwってホモかwwwほんまはっきり喋れよwww」
といって近づいてきた
ブスはケタケタわらってた
若干イラッとしつつも調子に乗り始めていた俺は、猿に向かって
こういった
「…は……はっきりしゃぶってるでぇろん!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
俺は盛大にかんだ
俺フィーバー終了
一瞬シーンとクラスは静まりかえった
その時に髭山が目覚めて「自己紹介は終わったんかー」って聞いてきたから、俺の次のやつが自己紹介を始めた
その微妙な雰囲気のまま
クラス全員の自己紹介が終わって、親たちが入ってきて担任の挨拶も終了
クラスのみんなは親と帰っていった
俺は親も来てないしそのまま颯爽と帰宅
次の日からプチ地獄が始まった
(この頃から母親の妹の送り迎えと仕事探しでほとんど話さなくなっていった)
次の日教室に入ると、
一瞬みんながじっとこっちを見た
いじめられたらやばいな、と思った俺は「おはよう」って元気よく挨拶しようと思った
「アハッ☆」
俺は激しくかんだ
猿「朝から何欲情してんねんこいつwwwwwwwお前らしゃぶられんぞwwwwwwww」
わろたwwww
その後も俺が何か発言するたびに猿軍団が「ホモきんもーwww」といってくる始末
猿「でたwwwwホモwww」
猿仲間「しゃぶられるでぇろんwwww」
猿「きんもーwwホモwww」
俺「ホモじゃないですよ」
猿「フェイクwwwフェイクww」
俺「フェイクじゃないですよ」
猿仲間「猿メアド教えてもらえよwwwwwww」
猿「無理無理無理www俺女の子大好きやもーん(近くにいた女子の腕に抱きつく)」
女子も「もー」とかいいつつなんだかんだで嬉しそう
俺「俺も女の子大好きですよ(咄嗟に隣の席のブス見つめる)」
ブス「こっちみんな」
俺「お前がな」
猿「こいつやっぱ女に興味ねーwwwwwwwwwww」
俺「(しまった…)」
初めはこんな風に若干いじられてるって感じだった
すぐに猿もあきるだろうと思ってた
体育の時とかは男子は誰も俺と組みたがらなかった
その頃の俺は色白で髪もサラサラで女っぽかったから
女子の一部(腐女子)には若干人気はあった
俺が猿にいちゃもんつけられてる時は、腐女子達がチラチラこっちみてなんかスケッチとってたのを覚えている
ホモのレッテルははられたままだったけど、なんだかんだでクラスの一員っていう感じはしていた
猿も毎日嫌事いってくるけど
俺と話したいんだなって思ってたら苦痛じゃなかったし
友達だと思っていた
夏休みになってチンゲがボーボーになった。
母親は働いていて料理を作らないし、俺は料理も出来ないしコンビニ弁当とかポテチとかを食べて夏休みはゴロゴロとすごした
友達もいない俺は、夏休みはコンビニに食料調達する以外は家の中でずっとゲームしていた
夏休みが終わる頃にはニキビがポツポツ出来て髪もボサボサ
細くて色白で髪もサラサラだった女っぽい俺はどこかへいった
秋になってニキビ悪化
いつの間にか腐女子は俺をスケッチするのをやめた
しみじみ
秋になる頃には
猿はみごとにDQN街道つっぱしってて、休み時間ごとにワックスで髪固めてた
女子「猿髪くくってあげるよーきゃぴきゃぴ」
猿「やーめーろってwwこーらww」
女子「めっちゃ可愛いやんwwwww(猿の前髪をゴムでくくる)」
俺は、あぁ、青春羨ましいな、とおもってその一部始終を瞬きせずにじーって見つめていた
女子「うちらが猿と遊んでるからホモ嫉妬してるやん」
女子「きんもーwwwww」
女子「ホモニキビ」
猿「ホモきんもーwww」
ブス「きも」
俺「お前には言われたくない(キリッ」
でも、一学期の時の「ホモキモい」より二学期に入ってからの「ホモキモい」の方が、同じ言葉なのに明らかにトゲが増えてた
視線とかもまるで汚物を見るようだった
腐女子にいたっては俺を視界にいれないようにしていた
そんな感じでいじられてるっていう感じから、いじめられてるに移行していった
起きたら書きます
すみません
ちゃんと見てるからな
度を超えたいじりは腹立たしい
この技を使えば俺は......学力の全てを失う
あれ?いじめられてる?とか思ったけど、極限までいじられてると思うことにして我慢した
この頃、女子は俺に対する発言が「キモいwwwwww」とかじゃなくて「キモい学校くんな」みたいになっていった
視線もむちゃくちゃ冷たかった
はじめのうちは、ホモってだけでからかわれていた(ホモではないが)
でも、ホモ+容姿+標準語きめぇみたいな感じで色んな噂がとびかっていた
ゲイバーで働いてるとか、髭山とできてるとか
俺は根も葉もない噂のせいで青春を謳歌するどころではなかった
猿にも何度も罵倒されたが
笑いながらだったし、見た目もちんちくりんのいきった猿って感じだったから
猿は唯一あんまり気にはならない存在だった
他のDQN達は、俺に対して罵倒だけではすまなくなってきたようだった
こういうスレ見ると胸が痛くなる
いじめられた事あるやつならわかると思う
DQNたちに
提出物のノート引きちぎられたり、授業用のノートに落書きされたり、筆箱ゴミ箱に捨てられたり、教科書にラインマーカーで「ホ、モ、男、大、す、き」の文字の部分を塗られたりしはじめた
あぁ これがいじめか
と思ったけど、母親に心配かけたくないから相談できないし、妹に相談したところで…って感じだったから
とりあえず自分はいじめられてなんかいないと思うことにした
だから俺は小さな抵抗を続けた
提出物のノート引きちぎられたときのことを考え全てのノートの下にあらかじめページ数をかいておき、普段からハサミのりテープカッターホッチキスは持ち歩いておいた
目の前で破られたら
目の前でクソふてぶてしい態度でノートを修正しはじめてやった
授業用のノートに落書きされたらその落書きの誤字脱字に赤ペンで採点をつけてやった
そして落書きしてきたやつに向かって「35点プッ」とかいって
めちゃくちゃ不気味なやつを演じた
筆箱ゴミ箱に捨てられたら
「これは筆箱っていうんだ。ごみじゃないよプッ15点プッ」
教科書にラインマーカーで「ホ、モ、男、大、す、き」の文字の部分を塗られたら、自分で「私、は、お、ん、な、大、好、き」きラインマーカーで色をぬった
そしてそいつらに「45点プッ」とか言ってた
しかしこれが戦略ミスであった
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