アメリカ人の旦那との思い出を語らせてくれないか
保険もなし?
医療費の馬鹿高いアメ出身なら他国でも保険の大切さを重々わかっているだろうに
68の意味はプライベート保険って事ね
プライベート保険には入ってた
おかげで後々助かったよ
日本の国民健康保険に入ってなかったの
あーね、いくら永住権取ってても国民保険にまで入るって人は中々居ないわな
旦那が勤めていた学校も、本当なら社会保険加入させなきゃいけないのにかけてなかったんだよね
英会話学校ってそう言うとこ多いらしいね
まあそうだろうね。
英会話学校って日本に来たい、住みたい外国人の足元見て雇ってる会社みたいなもんだしね。
年金とかもかけてなかったみたいだしね
いい加減なもんだよねー
まあ、逆も然りでアメリカでビザ欲しい日本人の足元見て雇う会社いくらでもあるしね。
これはしょうがないっちゃーしょうがない。
需要があるなら供給で儲けるのが会社経営。
そんな会社だから潰れるのも早いがwwwww
頭痛を訴え、胃液しか出なくても吐きまくっていた
それと同時にゲリもしてしまい、トイレに間に合わなかった
上からも下からも状態
旦那はこの時すでにまっすぐ歩けない状態で、左半身に麻痺が出ていた
私は旦那の世話をしながら、旦那のアメリカの兄弟に連絡を取った
4人兄弟の旦那のすぐ上の旦那が一番好きだったので、その義兄にメールを送った
だろうね
旦那を心配したその大学の助教授の昨晩の生徒さんが、休みを取って一緒に付き添ってくださった
CTとMRIを取って、医師の診断を待つ
生徒さんのいない時は私が旦那に何の検査をするのか説明しなくてはならなくて、自分の英語力の無さに涙が出そうだった
途中からは生徒さんが通訳としてついてくださったので、とても助かった・・・
担当医師はアメリカのデューク大学で働いていたことがある方だったため、英語が話せた
旦那に英語で説明をする
開頭してみないとはっきりは言えないが、まず悪性脳腫瘍で間違いないだろうとのことだった
旦那「余命はどのくらいですか?」
医師「それは・・・とても応え辛い質問ですが・・・何もしなければ1ヶ月以内に歩けなくなるでしょう。余命は1年程度だと思います」
旦那はアメリカの兄にまず相談して、アメリカで手術を受けたいと答えた
医師が紹介状を書いてくださった
かけ直すと言っていたので、それまで吐いてばかりの旦那に少しでも栄養と水分を取ってもらおうと
アクエリアスとかカロリーメイトだのウィダーインゼリーだのを買出しに行った
プリンやアイスなら食べられるだろうか?
スーパーで悩みつつ、早く家に帰らなきゃと焦ってたのを覚えてる
家に帰って旦那に何か食べられそうか聞いたら
「ピザが食べたい・・・後、コーラが飲みたい」
アメリカ人って・・・
出た!!!!!!!!!!
アメリカのど定番食wwwwwwwwwwwwwwww
ねーわwwwwwwwwwwww
・・・ほんとに食ってるよ!!!!
旦那はこの日なぜかしゃっくりが止まらなくなってて、吐き気は薬で抑えられてたみたいなんだけどしゃっくりで苦しんでた
そして、コーラを一気飲みすると止まると言ってガブ飲みしてた
恐るべしアメリカ人の身体!
まあ、その前に病院での診断結果は私がメールしておいたんだけど
結果、長兄のコネで即行デューク大学でのオペが決定し、弟が迎えに日本まで来ることになった
本当は私が送って行ければ良かったんだけど、パスポートが切れていたのですorz
デュークとかめっちゃイイ大学やんwwwww
そこでコネとか流石、義兄さん
英語の話せる医師が担当してくださって、デューク大学で指示された薬は日本では許可されてなかったので
代わりになる薬を処方しますと色々調べてくださった
弟は翌々日深夜到着
次の日は旦那の家に一緒に行って、渡米準備を一緒にした
大学病院の生徒さんも来て、水を落としたり長期間留守にする準備を手伝ってくださった
私は旦那と弟が荷物を詰めている間に、旦那の友達数人に電話をかけ、事情と明日の便で帰国することを伝えた
ありがとね
朝一の便に乗るため、家を5時過ぎに出発
まだ真っ暗な中を空港に向かった
空港で窓口が開くのを待ちながら、旦那の麻痺して動かない手を握っていた
私「ねえ・・・結婚しようか」
旦那「いいよ」
私からのプロポーズだった
二度と生きてる旦那には会えないかも知れないと内心思ってた
これはキツい…(/ _ ; )
ありがとね
みんな平日で仕事があるのに、仕事の前にわざわざ空港まできてくれたのだった
旦那も嬉しそうだった
そして、搭乗時間が近付き、旦那がゲートに向かった
人目が恥ずかしかったけど、ぎゅっとハグして軽くキスをした
「行ってらっしゃい!」
そう言って見送った
旦那の友人達に頭を下げ、一人で駐車場の車に乗ってから泣いた
絶対に旦那の前でだけは泣かないと決めていた
一番辛くて苦しいのは旦那だから、旦那の前ではいつも笑顔でいようと思ってた
家に帰るまで、ずっと涙が流れたままだった・・・
だいじょぶ?
結婚したら私が旦那を養っていくんだから、もりもり働いて稼がなくてはと思ったね
旦那が倒れてから事情を話して1週間くらい休んでたので、仕事がたまっていて死ぬかとおもたwww
旦那はアメリカについてすぐに手術した
意識がある状態で部分麻酔でする手術だったらしい
脳の取ってはマズい部分をチェックしながらできるらしいけど、怖かっただろうな・・・
でも、旦那は強い人だから頑張った!
その頃、ちょうどアメリカでは新しい大統領の就任式が行われていた
長兄は本当はその場にいる予定だったんだけど、旦那に付き添う方を選んだ
湿潤性のため、取りきることは難しい
旦那も95%くらいは取れたものの、全ては取りきれなかった
それでも生きてる!
この後は放射線治療とかで少しでもガン細胞を減らして行くことになる
しかし驚いたのが、手術した翌日だったかな?
オバマ大統領の就任式を家族と一緒に観ながら祝杯あげたという写真がメールで届いた
おまwww手術してすぐにステーキ食ってワイン飲んでいいのかwwwww
アメリカ人って・・・アメリカ人って・・・
アメリカ人のその辺の感覚って日本人には絶対分からないとこだよねwwww
妊婦も産んだその日に病院追い出されるとかもあるしwwww
白人や黒人の体力ってすごいよね
出産してすぐアメリカ人はお腹すいたーってハンバーガー食べるって聞いた
日本人だと半分死んでるよね
ああ、ゴメン。
ああ、ゴメン。
ただ、もう泣きそうだ
つ□
涙をお拭き
旦那も近くのホテルに割りとすぐ移ってた
入院代金はんぱないからだと思うけど、なんだかなー
医師はホテルに診察に来てたみたいだった
この後、旦那は別の大学病院での放射線治療や化学療法に移った
ホテル住まいじゃ大変だろうと言う事で、ケネディ上院議員宅にしばし二番目の兄と共に居候ww
その節はお世話になりましたケネディさん・・・合掌
1ヶ月に1回治療を受けに行かなければならないし、視野狭窄や半身麻痺があるため、日本に帰ってくるのは無理だった
メールも打ちにくいらしかったが、時々かけてくれた電話は元気そうだった
電話とメールでいつ結婚しようかと話した
7月なら私も休みが取りやすいと言うことで、7月に決まった
7月は私の誕生月だし、7月7日にしようと言うことになった
アメリカと日本に離れている私達だけど、1年に1度くらい会えたらいいな・・・そんな気持ちだった
最後まで読んでくれると嬉しいよー
このお姉さんは本当にチャーミングで素敵な人なのよ
義弟にあたる旦那の面倒を自分の弟のようにずっと見てくれた
あんまり堅苦しくない、身内だけでひっそりとやりましょうと言うことで、友達とかも呼ばなかった
日本からは私だけが渡米した
式は義兄宅近くにある植物園で行った
私の旧姓が木に関係する名前のため、その植物園の池の側に生えている素敵な木の下で行うこととなった
出席者は旦那側の母、長兄夫婦、次兄夫婦、弟、旦那と次兄夫婦の友人2人
神父さんとかではなく、公証人って言うんだったっけかな?
宗教関係ない行政の資格持った人の前で誓いの言葉を言ってサインして、それを現地の役所に届けました
式の最中、指輪交換で旦那が右手を出すものだから間違って右手に指輪をはめてしまい、それがまた抜けなくて
長兄が頑張って引っこ抜いてくれて左手にはめなおした
みんな笑ってたwww
その後、場所を移してレストランで食事
お祝いのカードやギフトを開けて旦那とダンスした
まだ真っ直ぐに歩けない状態だったけど、楽しかったよ
現地のホテルのスイートルームに一泊した
薬飲んでるのに旦那はワイン飲んでたなあ
ちなみにセクロスはなし
薬のせいで勃たないのだね
ただ抱き合って寝ました
もうね、ただ生きていてくれるだけで嬉しかった
それでも半年程前に旦那を見送った時とは随分と気持ちが違う
まだ会える
旦那はまだ生きている!
空港で別れる時、私は今回も泣かなかった
旦那はちょっと涙ぐんでた・・・
義父が亡くなった時も泣かなかったのにね・・・
ゲートをくぐり、姿が見えないところに行ってから少し私も泣いた
段々元気になって行く旦那を見れて嬉しかった
一緒に散歩をしながら、来年はきっと日本に帰れるね!って話してた
そして、翌年
旦那は本当に1人で日本に、私の所に帰ってきた!
治療の関係で1ヶ月程度しかいれなかったけど、それでも旦那が日本にいる!!
私とは家で前みたいにまったりしてたwww
一緒にお気に入りの中華屋さんに食べに行ったりした
二度と生きて会えないかもと思ったあの日から1年半が経っていた
それから旦那は1ヶ月~2ヶ月おきに日本に帰ってこれるようになった
私は普通に仕事に行きつつ、旦那におこずかい渡して友達との飲み会に送り出してた
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