キモオタピザな俺の親友の話
1 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:16:33.15 ID:vWZxfXxk0
初スレ立てなんだけど
だらだら投下していくから
適当に聞いてってよ
2 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:17:10.89 ID:vWZxfXxk0
俺は小学校の時からイジメられっこだった
ピザで勉強も出来ない
趣味は読書
小学3年生からイジメは始まった
3 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:20:08.84 ID:vWZxfXxk0
イジメの内容は誰もが想像するような内容
ランドセルの中にクラスで飼育してる蚕の幼虫入れられたり
女子の体操着泥棒に仕立て上げられたり
全裸で廊下を走らされたり
オーソドックスな感じ
慣れてくると何にも感じなくなる不思議
4 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:20:51.79 ID:vWZxfXxk0
だけど、やっぱり苦痛で仕方なかった
だから親に頼んで塾に行かせてもらった
中学受験をしようと決意したんだ
5 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:21:30.86 ID:vWZxfXxk0
それから必死で勉強した
毎日毎日寝ないで勉強した
親も本当は私立に進学させたかったらしく
意欲的な俺を喜んでくれた
6 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:23:26.42 ID:vWZxfXxk0
そして4月
受験戦争に散った俺は公立の中学校の制服を来ていた
8 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:25:16.65 ID:vWZxfXxk0
俺の地域は3つの小学校から中学に集まってくるんだ
だから0.1%ぐらいは期待があった
もうイジメが終わるんじゃないか
新しい友達が出来るんじゃないか
wktkしながら入学式会場に向かった
9 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:26:13.64 ID:vWZxfXxk0
同じ小学校から上がって来る奴らは浮かれてて俺の事なんか気にも止めない
逆に居心地が良い
知らない顔にキョドりながらも3年生の指示に従ってクラス毎に並んだ
俺のクラスには小学校の時のいじめっ子グループが全員いた
オワタ・・・
13 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:30:59.50 ID:vWZxfXxk0
入学式が終わり教室に入り名前順に席に座ると俺の一個後ろの席が空いている事に気付く
きっと体調が悪いのか今日は欠席
プリントを渡す時、席を一つ挟んで後ろの人に回すと相手も取りずらいから
毎回舌打ちをされる
俺のチキンハートは絶好調縮んだ
10 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:27:56.23 ID:TeCUaQZn0
つづけろ
11 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:28:02.99 ID:6XRdH0ai0
読んでるぞ、続けて
16 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:32:31.00 ID:vWZxfXxk0
>>10
>>11
ありがとう!!
担任の挨拶が終わり一人一人の自己紹介が始まると
緊張と恐怖でえづきはじめた
案の定、俺の番が回ってきて席を立つと
いじめっ子グループからヤジがハンパ無く飛んできた
何を話したか覚えてないくらいテンパってたと思う
18 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:34:06.49 ID:vWZxfXxk0
初日のHRが終わり下校時間になると一目散に帰った
皆は教室に残って楽しそうに話してるのを見て見ない振りしてさ
家に帰ってお母さんから
「どうだった?」
と聞かれテンプレ通り
「友達たくさんできたよー」
と嘘付いた
部屋で泣いた
19 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:35:18.06 ID:vWZxfXxk0
次の日の朝は憂鬱で仕方なかった
また今日からイジメが始まるんだ
でもお母さんに嘘を付いてしまった手前
元気に玄関を出ていかなければいけない
受験失敗したから悲しませたくなかったんだ
20 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:36:47.08 ID:vWZxfXxk0
教室に入り席に座ると皆が笑い出した
「?」と思ってると尻に違和感を感じた
立ち上がって見るとアイスクリームが置いてあった
ハンカチで制服と椅子を拭いてると
いじめっ子のリーダー(仮にA)が
「あれ?俺のアイス知らね?www」
って大きな声で周りに聞き出した
21 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:38:38.33 ID:vWZxfXxk0
Aは昨日の入学初日で随分仲間を増やしてた様で
男女10人ぐらいのグループになってた
A「あ、さっき1の椅子の上に置いたままだったんだwww」
ヘラヘラ笑いながら近寄ってきた
恐怖と嫌悪感から吐き気がした
A「おい!1!俺のアイス知らない?www椅子の上にあったと思うんだけどwww」
1「あ、ごめん。踏んじゃった・・・」
A「踏んじゃったじゃねーだろ!!買って来いよデブ!!お詫びに10個な!!www」
Aに5発くらいお腹殴られた
そのまま無言で学校の隣のコンビニまで走った
22 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:39:33.01 ID:vWZxfXxk0
でも走ってる時に気付いたんだ
俺財布ねーじゃん・・・
でも手ブラで教室戻ったらまたAに殴られんだろうな・・・
どうして良いか分からずコンビニ横の駐車場で泣いた
23 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:40:46.68 ID:vWZxfXxk0
気付くと朝のHRが始まる時間だから結局手ブラで教室に戻った
すでに先生がいて出席を取っていた
席に着くと昨日と違う違和感を感じた
一人でキョロキョロしてると違和感の正体が分かった
後ろの奴が登校してる
24 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:42:18.09 ID:vWZxfXxk0
後ろを振り返ると同級生とは思えないDQNが無言で座ってた
やべ!!と思いすぐ前を向いて震えてた
AのグループもDQNなんだけど
後ろのDQNも漫画に出てくるようなDQN
短ランにボンタン?みたいなの
十年以上前だからギリギリそーゆーのもいたんだ
25 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:44:11.77 ID:vWZxfXxk0
んで今日はクラス毎に校内の案内
まず廊下に並ぶんだけど
当然名前順だからDQNは俺の後ろ
ただでさえ汗っかきなピザな上に
緊張と恐怖で歩く前から汗が止まらない
27 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:46:34.36 ID:vWZxfXxk0
すると後ろから声をかけられた
DQN「おい・・・・・・おいっ!」
1「はっっはい!!!!!」
思いっきり裏返った声が出たけど気にしてられない
1「なんですか??」
イジメられ癖が付くと他人に声をかけられただけで防衛本能が働いてしまうんだ
DQNは顔を近づけて小さな声で話しかけてきた
DQN「お前さ、さっきから汗ヤバいけど体調悪いの??」
予想だにしてない事を聞かれたもんだから
頭の中で何回かリピートしてようやく理解できた
あ、心配してくれてるのか・・・・な・・・??
28 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:47:27.63 ID:vWZxfXxk0
1「だだだだだいじょうぶです!!!」
せっかく小さな声で聞いてくれたのに反比例したボリュームで返答してしまった
DQNは笑いながら
DQN「デブってマジで汗かくんだな!!www」
とか言ってた
よーく見るとDQNはスゲー綺麗な顔立ちだった
滝沢に似てるからタッキーにする
29 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:47:39.98 ID:rVY2pdlN0
いじめられてる>>1を留年したDQNが救ってくれる話?
30 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:49:08.75 ID:vWZxfXxk0
>>29 いんや、同い年だwww
タッキーは校内案内中も後ろから
「普段なに食ってんの?www」
「お腹触らせてwww」
「お前転んだらバウンドしそうだなwww」
「絶対ハンバーグ好きだべ?www」
とかずっと絡んで来た
その間俺は
「ははははははい!!」
「いいいいいいいいえ!!」
とか逐一テンパった返答しかできなかった
コミュ障でもあったんだな
きっと
31 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:50:10.65 ID:vWZxfXxk0
教室に戻ってくるとタッキーは驚く事を言ってきた
タッキー「お前今日暇?」
1「ははははい!!」
タッキー「じゃあ行くわ」
1「え?え?え?え?」
タッキー「お前ん家行くわ!!」
1「え?ちょ、え?」
タッキー「俺にもハンバーグ食わせてよwww」
今まで誰も来たことの無い俺ん家に友達が来たら両親はきっと喜んでくれる
でもタッキーみたいなDQNを連れて行ったらお母さん倒れちゃうんじゃないかな
色んな事を考えた
32 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:50:58.75 ID:vWZxfXxk0
結果から言うとタッキー強制的に付いて来たんだ
HR終わって帰ろうとしたらカバン掴まれて強制的に
帰宅中もずっと絡んできた
でも気づいたら俺イジリってゆーよりは普通の会話
漫画やドラマ、テレビの話
適当に相槌打ちながら聴いてると玄関の前に付いた
今でも緊張を思い出せるくらい緊張してた
お母さん大丈夫かな・・・
33 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:51:44.58 ID:vWZxfXxk0
玄関を開けるとお母さんが出て来た
母「おかえりなs・・・」
タッキー見て止まってた
タッキー「はじめまして。1君のクラスメートの滝沢と申します。
急にお邪魔してすいません。」
俺はタッキーが90度に腰を折って挨拶する姿に驚いた
きっとお母さんも
34 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:53:19.00 ID:vWZxfXxk0
お母さんは初めて俺が友達を連れきたことを凄く喜んでくれて
涙流しながら笑ってた
母「こちらこそ。ありがとねー!!」
タッキーはお邪魔しますと言うと靴を脱いで揃えて上がった
俺の部屋で改めて自己紹介をした
1「俺さ小学校の頃からイジメられてたんです。
中学受験失敗しちゃって・・・
初めて家に友達連れてきました。」
するとタッキーが
「つぎ敬語使ったらビンタな」
と真顔で言ってきた
その真顔に思わず
「はい」
と答えた瞬間思いっきりビンタ来た
涙目で顔上げるとタッキーが左頬を差し出してる
「お前もやれよ」
って
36 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:55:59.05 ID:vWZxfXxk0
ビンタしないともう一発飛んで来そうだったからフルスイングでやった
でも「なんで?」っていうと
「こうしないと人の癖って治らないだろ?www」
笑いながら言ってた
初めて友達って感覚に触れた瞬間だったんだ
それからタッキーの自己紹介を聞いた
37 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:57:00.20 ID:vWZxfXxk0
タッキーは春休み中に引っ越して来たらしい
高校生の兄が一人いるんだけど両親は仕事の関係で別に住んでる
あと意外なことに趣味は読書
自己紹介が終わるとタッキーが話し始めた
38 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:57:34.72 ID:wm5RYAhU0
これはホモになってもおかしくないレベル!
39 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:58:11.80 ID:vWZxfXxk0
タッキー「お前さAにイジメられてるだろ?明日やり返そうぜwww」
1「いやいや!!無理だよ!!本当に無理だって!!」
タッキー「やり返さないと一生このままだぞ?」
1「いいよ!一生このままで!!」
タッキー「テメーが良くても俺が良くねーんだよ!」
1「え?どーゆー意味?」
タッキー「友達がナメられてんのはムカツクんだよ!」
1「だってタッキーに関係無いじゃん!!」
タッキー「あぁ?」
1「誰も頼んでないよ!!」
タッキー「頼まれなきゃ友達の心配しちゃいけねーのかよ!!」
ここでぶん殴られた
思い返すとホント青春だなwwww
40 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 17:59:48.46 ID:vWZxfXxk0
顔の痛みと優しさに嬉しくて号泣した
でも今度は殴り返させてくれなかった
号泣してるとタッキーは
「糞たれてくる」
と言い部屋を出てった
トイレの場所教えて無いのに
30分待ってもタッキーは戻って来なかった
41 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:00:46.02 ID:vWZxfXxk0
リビングに行くと台所からお母さんの笑い声が聞こえる
静かに覗くとタッキーがお母さんと料理を作ってた
立ちすくんでると気付いたタッキーが
「オバチャンから料理教わってんだ!」
笑顔満開で言い出す
この春からタッキーは男兄弟二人で暮らしてるんだから
料理を覚えたくて仕方なかったんだろうな
大好きなお兄さんの為に
42 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:01:25.34 ID:vWZxfXxk0
夕方になるとお父さんも帰ってきて
タッキーも混ぜて4人で晩飯食った
お父さんも最初は驚いてたけどタッキーの物腰を見て
すぐ受け入れてくれて
俺の腫れた顔を見て笑ってた
タッキーが帰るときお母さんが残り物詰めたタッパーと
レシピ本をあげてた
43 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:02:10.29 ID:vWZxfXxk0
そして翌日
早くタッキーに会いたくて早めに教室に行くとAがまた笑いながら近づいてきた
A「おいwww昨日のアイスは??www」
てっきり忘れてた俺は一気に現実に戻される
1「え、あ、いや・・・あの・・・」
A「早く買って来いよ!!!」
またお腹殴られた
そこでタッキー登場!
44 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:03:04.45 ID:vWZxfXxk0
ならカッコ良いんだけどタッキーは教室にいなかった
また今日も半泣きでコンビニに向かう
泣いてばっかだな俺www
すると校門の所でタッキーと会った
45 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:03:50.98 ID:vWZxfXxk0
タッキー「どうした?」
1「アイス・・・」
タッキー「アイス買いに行くの?」
1「うん・・・Aに買ってこいって・・・」
タッキー「金は?」
1「・・・・無い・・・」
タッキー「何個?」
1「10個」
ここで何故かタッキー爆笑
タッキー「じゃあ俺もコンビニ行くわ!ここから仕返してやろうぜ!!www」
タッキー悪人顔になってる・・・
46 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:04:24.56 ID:vWZxfXxk0
コンビニでアイスを10個買った
正確に言うとタッキーに買ってもらった
んで教室に入るなりタッキーがAに声をかけた
48 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:05:51.30 ID:vWZxfXxk0
タッキー「おい!A!1がアイス買ってきたってさ!www」
A「おーさんきゅー!!wwwてか何で滝沢が?」
タッキー「俺が立て替えてあげたんだよwww」
A「え??」
Aが俺の方を見る
俺はタッキーに教えられていたセリフをそのまんま言った
1「A君に買ってきたんだから全部残さずに食べてよね・・・」
内心超ドキドキで声も震えてたと思う
A「あ?どーやって食おうと買ってだろうが!!」
Aが怒鳴り声をあげながら近づいてくる
無条件にお腹をガードすると
タッキー「A!!!!!!!!!・・・・・・早く食えよ・・・・」
タッキーはAの腕を掴みながら笑っていた
A「!!!!」
Aグループの奴がタッキーに何か言っていたがタッキーに粛清されてた
そしてタッキーは笑いながらAにアイス10個食わせた
朝9時前の教室で・・・
50 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:07:17.04 ID:vWZxfXxk0
その日から俺のイジメは無くなり
俺とタッキーの長い付き合いが始まりました
一応書き溜めてたのはここまでなんですけど
需要あれば続き書いても良いですか?
53 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:08:20.95 ID:LavN6J5k0
>>50
続けろ
54 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:08:22.73 ID:U/vRXXyz0
>>50
かまわん 続けろください
57 :名前:レーザーキャノン砲 ◆pxoCBM7Q4IPk :2012/03/03(土) 18:09:24.48 ID:j7oq6/ig0
なんかいいなぁ(*´ω`*)
58 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:09:39.01 ID:wm5RYAhU0
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・) バンバンバンバン゙ン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
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バン はよ
バン(∩`・д・) バン はよ
/ ミつ/ ̄ ̄ ̄/
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(;; (´・:;⌒)/
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ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
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59 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:09:47.50 ID:vWZxfXxk0
あ、皆あざす!!!
一応膨らみそうなのは
1・タッキーとその後の中学生活
2・高校入学編
3・脱ピザ!脱童貞!編
4・タッキーと現在
どれが良いですか??
60 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:10:12.97 ID:X+fNxsdb0
時系列で頼む
66 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:14:35.41 ID:FYC75GLpO
こう言う話大好き。鬱エンドでも構わん。
あと、文章いいね。さすが読書家。
64 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:11:55.16 ID:vWZxfXxk0
じゃあ1番から時系列で書いていきます!!
ちょっとペース落ちるかもすけど
皆様お付き合いおなしゃす!!
67 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:15:29.95 ID:vWZxfXxk0
タッキーと昼休みは図書室に行くのが習慣になってた
とにかく色んな本を読んだ
タッキーは読み出すと授業始まっても図書室で本読んでた
初めてタッキーの家に遊びに行ったときは
古本の数に驚いた
お兄さんとお母さんの影響で小さい時から読書家だったらしい
70 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:19:09.13 ID:vWZxfXxk0
んでやっぱりタッキーはモテるんだ
他のクラスからは勿論だけど
先輩からもモテてた
だけど先輩に誘われてファミレスやカラオケ行く時は必ず
「1も連れてって良いですか?」
って先輩に聞いてくれてた
タッキーのおかげで帰宅部なのに先輩達と繋がりがもてた
その時に学んだ気遣いや礼儀は今でも凄く役立ってる
72 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:24:55.41 ID:vWZxfXxk0
でも、その先輩たちも最初はタッキーを快く思ってなかったらしい
一年のくせに変形学ラン来やがってって感じなのかな
俺にはよく分からないけど入学したての時とかは
しょっちゅう顔を腫らして傷だらけになってた
何にも出来ない俺はせめて毎日消毒液と絆創膏を持ち歩く事にした
それでも一回本気で心配になって
「それ脱げば良いじゃん!カッコ悪いし!」
って言ったら
「ボコられて脱ぐ方がカッコ悪いだろ!!」
って怒鳴られた
73 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:28:40.73 ID:vWZxfXxk0
俺は生まれて初めて出来た友達がよく分からない理由で
毎日傷だらけになってるのが嫌だった
何かしなきゃと思うんだけど何をしたら良いのかも分からない
本当は思いついた所でやる勇気なんか無い
だけどAの事もあるしタッキーに恩返しをしなきゃ本当の友達になれない様な気がした
俺は3年生の教室に向かった
76 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:33:11.91 ID:vWZxfXxk0
3年生のDQNグループのリーダーを探すのは案外簡単だった
一番ウルサイ教室に行けば良い
だけど教室の前から次の行動に移れない
あれ?俺なにしに来たんだっけ??
立ち眩の様に視界が歪む
思考も停止
ドアが勢い良くスライドする音で我に返れた
見上げた先にはDQNリーダーの先輩が立っていた
79 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:39:54.14 ID:vWZxfXxk0
リーダー「・・・邪魔・・・」
このリーダー先輩に関しては制服すら着ていない
ヤクザみたいなジャージを着てるんだけど
髪型とかは普通にロン毛の金髪なんだ
でもオーラが怖すぎる
1「え、あの・・・すいません・・・」
リーダー「ガキの教室こっちじゃねーだろ?」
取り巻きに囲まれて目さえ合わせてくれない
でもこのタイミングしか無いと思った
1「あの、何でタッキーに突っかかるんですか??」
自分が思ってた以上に大きな声が出てしまった
途端に取り巻きの先輩たちが大きな声を張り上げながら俺をトイレに連れていった
カッコ悪いけど後悔しまくった
何故かタッキーの事も恨んだ
80 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:46:09.48 ID:vWZxfXxk0
3年生の便所の真ん中に正座させられた
先輩たちはタバコ吸いながら俺を足で小突くんだ
本当の意味で死んだと思った
それまで全く無縁の世界にいた俺が
何でこんな目にあうのか・・・
もう訳が分からないというよりも
混乱が一週して
逆に冷静にだった
リーダー「よぉ!タッキーがなんだって??」
1「いや・・・なんでもありません・・・」
自分の保身で精一杯だ
リーダー「おい・・もう一回言ってみろクオラァ!!!!」
怖すぎて涙が溢れた
1「あの・・・なんで・・・滝沢君に突っかかるんでしょうか・・・・?」
泣きながら言った
どうせ殺されるなら一緒だと思ったから
82 :名前:名も無き被検体774号+:2012/03/03(土) 18:54:07.11 ID:vWZxfXxk0
震えながら号泣してると
リーダーが笑いながら近寄ってきて話してくれた
そのDQNグループはタッキーに関してノータッチ
勢力の弱いグループが勝手に突っかかってるだけだ
俺の勇気に免じて止めさせてやる
その代わり今日の放課後タッキー1人で教室に来させろ
俺は便所の床に額を押し付けてお礼を言った
タッキーが傷つかなくてすむというよりも
開放されるのが嬉しかった
でもタッキーの力になれた
俺は教室に戻りタッキーに話したら
タッキーはいつもの様に爆笑してた
放課後タッキーは1人で3年生の教室に向かっていった
校門の前で待ってたらタッキーが笑いながら
リーダー先輩と出てきたからきっと喧嘩とかじゃなかったと思う
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