ちょっと俺の高校時代の話につきあってほしい。
髪をバッサリと切っていた。
ロングからショートカットになっていた。
このとき俺は女子って失恋したら本当に髪切るのかと思ったし、
なんだかそれも悲しくなった。
俺「髪、結構切ったんだ…」
会子「あ、うん…変…かな??」
俺「いや!全然!!そっちの方がいいと思う。」
会子「ありがと…w俺くんショートカット好きだもんねw」
どきっとした。
会子に一回もそんな話したことなかったからだ。
俺「う、うん…wなんで知ってるの?w」
会子「男子とこ話してるの聞いちゃったw」
まさかこいつ俺のこry
ここまでいくと俺も病気だと思う。
誰か俺をぶん殴ってください。
ただただ楽しかった。
でも向かい側で屋台を出している焼肉先輩をチラチラと見ていた会子をみていると、
本気で好きだったんだなと改めて感じた。
この時点で俺は会子のことが好きだった。
でも会子は焼肉先輩のことが好き。
俺がここで会子に気持ちを伝えても会子が困るだけだし、
第一振られて関係が悪くなるのが嫌だったので、
アクションを起こせずにいた。
レスしてしまいました…続きかいてきます!
このとき俺は人生で1番悩んだと思う。
それはクリスマス、会子を遊びに誘うかどうかだった。
ここで誘えば、もしかしたら何か起こるかもしれない。
でももし断られたらどうしよう。
そんな感じでずっとウジウジしていたら、高橋に
「お前は男会に参加することになってるぞ」
と言われた。
「誰が来るんだよ」と尋ねると、
内山がニヤニヤしながらこっちを見ていた。
「いくかよww
行くぐらいなら女の子と行くわww」
と言うと
高橋が
「会子か??」
と聞いてきた。
俺はこいつだけには死んでもばれたくないと思い、
「ちがうよwwなんで会子なんだよw」と言うと、
高橋が大声で
「”俺”が女子とクリスマス遊ぶらしいぞーー」
って大声で叫びやがった。
練習中だったからクラブメイトが
誰だ誰だの質問責めで集まり出して聞いてきた。
運の悪いことにこれを会子も聞いていたらしかったが、
会子はなにも聞いてこなかった。
こんなことがあってから、余計に会子を誘いづらくなってしまい、
泣く泣く男会にいくことになった。
高橋が
「街でいるカップルの間割り込んでキスの邪魔してやろうぜ」
と近くのテーマパークに3人で言ったが、
思いのほかカップルが多くダメージだけ受けて帰ってきた。
3人で言ったが→行ったが
そのあと高橋の家に泊まったが
各々ダメージがでかく高橋は
「俺、一生童貞かもしんない…」
とずっと言ってたし、
内山は
「俺はチキンさえあったらいいや」
と相変わらずのデブっぷりだったww
俺も誘えば良かったなぁと後悔してる中、
一通のメールが届いた。
会子からだった。
「電話していい??」
俺の聖夜の夜はこれからだった。
もちろん、二つ返事でOK
2人が寝静まったころ、電話をかけた。
ここの会話は今でも鮮明に覚えてる。
俺「もしもし?」
会子「もしもし?夜遅くにごめんね…」
俺「あーいいよいいよwどーせ暇だしw」
会子「あ、そうなんだwでもどっかいってたんじゃないの??女の子と…」
俺「あーwあれは高橋が冗談で言ってただけでさw」
会子「あっ!そうなんだw」
ここなしか会子の声が高くなったような気がした。
これは、いける!!と思った俺は勝負にでた。
俺「そういう会子はどっかいってたの??」
会子「え?わたし??あー…焼肉先輩と遊びにいってた…」
俺はしばらく喋れなくなった。
だいたい予想はついてたけど本人から聞くとショックだった。
完全に動揺してる俺。
会子「うん…」
しばらく沈黙が続いた。
あくまでも強がっていた。
でも頭は真っ白だから、なんて喋ればいいのかわからなかった。
すると会子が
「今日ね、焼肉先輩に告白されたの」と言い出した。
「ふぇ?」
おもわず変な声が出た。
言ってから自分でもなっさけない声だなぁと思ったけど、それぐらいびっくりした。
俺「そーなんだwwよかったじゃんw」
情けない話ちょっと泣きそうだったww
会子「うん…」
なんだか様子がおかしかった、普通喜ぶだろ。
なんでそんなテンション低いんだよ。
心の中で叫んでいた。
会子「俺くんはどう思う?」
俺「どういうこと??」
会子「いや、そのどうしたらいいかなって思って」
付き合わない方がいい。
なんて言えるわけなかった。
俺は全く思ってもいないことをスラスラと言った。
俺「会子ずっと焼肉先輩のこと好きだったんだから付き合えばいいじゃん!
てか普段から2人ともチラチラチラチラ顔覗きこんでて見てるこっちが恥ずかしくなるわw」
会子無反応。俺は続けていった。
俺「あの先輩普段あんな感じだけどすごく頼りになって、
大人っぽい先輩だよなw会子にはすごいお似合いだと思うよw
だから…」
いってしまえばもう戻れない。ここならまだ引き返せる。
でも俺は
「付き合えばいいじゃん。」
そう言ってしまった。
会子「うん…わかった!ありがと…!」
俺は少し期待していたのかもしれない。
会子は”私実は俺くんのことが好き”と言われることを
待ってたのかもしれない。
でもそんなことは絶対になかった。
そのあと電話を切って、ベランダに一人たそがれた。
厨2なんです。許してください。
雪がチラチラと降ったホワイトクリスマス。
俺は高橋の家のベランダで1人泣いた。
そのとき俺は本気で人を好きになった気持ちと
その人を失った気持ちと二つ知った。とこの落胆的な状況に
酔いしれていた。
明日たまたまやすみなんで、今日の夜に完結させます!!
それじゃあ、おやすみ!
遅くなりました…
保守してくれたかたありがとうございます。
案の定、俺は風を引いた。
39度近い熱がでておかしくなりそうだった。
そのせいで、正月はどこにも遊びに行けなかった…
俺は自暴自棄に入っていた。
チキンな俺が本当に嫌だった。
正月が明けても、なにも吹っ切れずただズルズルと引きずっていた。
平日のこの時間だと誰もいないなww
なにが1番辛かったっていうと時々クラブから帰るときに、
会子と焼肉先輩が楽しそうに帰っているのを目撃したことだった。
あの時俺が気持ちを伝えていたら俺が隣にいたかもしれない。
そう思うと余計に辛かった。
頑張れ!
見てるぞ
>>199 ありがと!
なんだか俺の知っている会子とはどんどんと離れていった。
多分この時の俺は会子が付き合ったショックと同じぐらい、
自分を頼りにしてくれていた会子じゃなくなっていくのが凄い嫌だったんだと思う。
会子とは普通に喋れるようになり、俺もどこかで整理できていた。
正直諦めがつくほど焼肉先輩と会子は仲が良く、ベストカップルだった。
その被害者になったのが、暴食暴飲で有名な内山だった。
なんと内山は食中毒で入院してしまった。
クラブの同期みんなでお見舞いに行くことに。
食べることが仕事です。
と中学1年生の自己紹介で言っていた
内山にとっては食中毒とは死も同然の病気だっただろう。
病室の扉を開けると、
あのふっくらとした顔はこけてしまい、
ぶよぶよとしたお腹は肉さえも掴めないほどの腹に痩せてしまった内山の姿……
ではなく、いつも通りの内山だった。
食中毒といっても症状が軽いもので、食制限はそこまでかかっていなかった。
「メロン買ってきた??」
「お前お見舞いといえばメロンだろぅ!!」
と相変わらず食べ物のことしか考えていなかった。
でも、お母さんに話を聞くと
しばらく俺たちに会えてなかったのがさみしかったらしく
俺たちが来る日を楽しみに待っていたというなんとも可愛いやつだった。
帰り道、たまたま俺と会子が同じ方面だったので2人で帰ることに。
久しぶりに2人で喋るので、なんだか新鮮な感じがした。
「クラス最近楽しいね」とか
当たりさわりのないことを喋っていた。
俺はさりげなく、
「最近なんか元気ないなw
なんかうまくいってないことでもあんの?w」
と、焼肉先輩のことを匂わせる言い方で聞いた。
すると、会子が
「実はさ、またA子とまたもめてる…」
続けて言った。
「多分、B子と最近物凄く仲良くて2人で遊んでて、
それでA子が嫉妬してるんじゃないかなぁーって」
またA子はめんどくさいやつだなと思って、会子をフォローしようと思ったが、
会子「ま、別に気にしてないけどねw」
と言った。
このとき、前まではこんなこというやつじゃなかったけど会子は強くなったと思った。
俺は思わず、
「会子って変わったなw」
と言ってしまった。
会子は「え?」とキョトンとしている。
俺「なんていうか、強くなったw」
俺「入ったときは、一個一個言われたことを気にして、それで落ち込んで、
泣いてって忙しいやつだったけどw最近はそんなこともしなくなってすごい強くなってるww」
俺「変わったよ。」
ちょっと強めに言ったかもしれない。
周りの人がこっちをみていた。
会子は黙っていた。
俺「いや、でもいい意味でだから」
と付け加えたものの、意味のない言葉だった。
違う話を始めて、家に帰っていった。
この日はここで終わった。
なんで俺が怒ってるのかが自分でも理解できなかった。
すっかり俺の会子への思いは薄れかけていた。
内山も退院し、部活も大会まで時間はあり、春休みの季節になっていた。
もちろんすることは変わらないまま、
ただクラスが変わるということだけだった。
しかし会子はの方はまた問題を抱えていた。
A子だった。
こいつの会子に対しての嫌がらせは月日を経つごとに酷くなり、
クラスでも良くない噂を流すなど、とにかくほっとけなかった。
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