VIPPERと結婚しますた
それでも新しい生活で仕事がなかなか見つからない自分は
彼氏の恩恵で生きていけることに罪悪感を感じて泣いたりした。
そのときいつも彼氏は
「>>1が家事を全部やってくれるから、俺は仕事に専念できるんだよ
俺がもらってくるお給料は、二人で稼いだものなんだよ?」
と何度も言った。
それでも申し訳なくてバイトを探すことにした。
そのときも>>1がやりたいようにやればいいよ?生活の保障はするから。と。
びっくりして聞いた。何か裏があるんじゃないかと思って。
そうしたら>>1が笑ってくれてたらそれでいいといわれた。
無償の愛なんて、他人に注げるものじゃない。
見返りがあってこそ、人は誰かに何かをすると思う。
なのに1ヶ月頑張って稼いだ給料を、自分の笑顔の為なんかに使える彼氏が、すごく不思議な人に見えた。
程なくして、仕事が決まった。
今までは自分のためにお金を稼いでた。
でも、なんというか、彼氏に何か買ってあげたいだとか、美味しいものを作ってあげたいだとか
そういう気持ちで働くようになった。
誕生日にびっくりするプレゼントを渡したいとも思った。
そんなこと思ったこともなかったから、友人に相談したら
「それって好きってことだよ」と言われた。
あるとき、彼氏が仕事のことで泣いたことがあった。
上司にメンヘラなんか飼ってるなよ、といわれたと。
どこにもぶつけられない感情を押し殺すために彼氏は泣いてた。
そのまま眠った彼氏の顔を見て「こいつを幸せにしなきゃだめだ」と思った。
今までは誰かが自分を幸せにしてくれるのをひたすら待ってた。
でも、自分が変わって、彼氏が誇れるような自分にならなきゃだめだ、と思った。
自慢の彼女になってやろうと
いつの間にか自分にとって、彼氏がものすごく大切な存在であると気が付いた。
どこに出しても恥ずかしい自分を一生懸命大切にしてくれる。
そんな人、他に居ないと思った。
そして、私は彼氏を両親に会わせることにした。
父が「結婚する相手以外は会わないから」と言ってたけど、そんなの関係なくて
彼氏を両親に会わせたかった。
初めて両親に会う彼氏はものすごい緊張してた。
でも会ったらすぐに打ち解けた。
父は彼氏に酒をすすめ、母は嬉しそうだった。
母が彼氏に「>>1と結婚するの?」と聞いた。
彼氏は即答で「はい!」と答えてた。
なんだか、その瞬間どこから来るのか分からないけど、ぶわっと目頭が熱くなって
ボロボロ泣いてしまった。
その後、彼氏が私を両親に会わせたいと。
初めて彼氏の実家というものに行った。
お母さんとお父さんとはちょっとぎくしゃくしたけど「(彼氏)の選んだ人だから」
と優しくしてくれた。
一晩お世話になったあと、通っていた中学やよく行ったお店など沢山まわった。
色々な思い出を話してくれて、嬉しかった。
ある日、ごろごろしていたら彼氏がポロっと
「あー・・えー・・結婚しようか?」と。
ものすごくびっくりして、ボロボロ泣いてしまった。
背中をさすられて、落ち着いてから、宜しくお願いします、と答えた。
その年の年末、大掃除の際、薬が出てきた。
精神安定剤と睡眠薬。
その場で迷いなく捨てられた。
眠ることにも、生活することにも、もう薬は必要じゃなかった。
彼氏に薬を捨てた、と袋を見せたら泣きながら「よかったー・・よかったよ」と言っていた。
年始に両家顔合わせ後、結婚します、と報告をした。
みんな笑顔だった。
いい話だ!
そして、入籍の前夜、二人で手を繋いで寝た。
彼氏は「明日から夫婦だよ」と笑った。
抱きついたら、力いっぱい抱き返されて、
この人と一生一緒に居られるんだと思ったらまた涙がでた。
入籍後の生活は特に変わらなかったけど、結婚式をすることになった。
色々と準備をして、結婚式の夜、改めて旦那が正座して私を見た。
「いっしょう、大切に、しますので!」
顔を真っ赤にして、ゆっくりゆっくり言った。
こちらこそ、一生、宜しくお願いします。と答えると、ニッと笑ってワシャワシャされた。
ムツゴロウの再来だった。
出会ったのはVIPだったけど、心を理解しあえる相手になると思ってなかったこと
相手のことを愛しいと思ったこと、幸せにしたいと思ったこと、いろんな気持ちがこみ上げてきた。
旦那は手をぎゅっと握ってくれて、笑顔だった。
まぁ、そんな感じでVIPPERと結婚しました。
なんだかんだ上手くやってます。
以上でした。
乙!いい話だった!
これからも旦那と仲良くね!
お幸せに~
今北だけど退散するわー
じゃね
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