今日、父さんが結婚すると聞いた
立ったら詳細
3: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2011/02/20(日) 23:37:42.54 ID:KcKZ+sSAO
おお、立った
スレタイ通り、電話で父さんが結婚をしようか考えていることを聞いた
ちょっとびっくりした
一人でなんだか心細い
誰もいないみたいだし、ちょこちょこ書いていこうかな
父さんは今44歳で、男手一つで私を育ててくれた
私が産まれた時、母さんは私と父さんを置いて違う男の人と出ていったらしい
当時の父さんは、私を殺そうとした
だけど思い止まったらしく、私を連れて実家に帰った
実家に帰った父さんは、まず仕事を探した
だけどどこも不採用で、じいちゃんの知り合いの人が雇ってくれた
その間、私はじいちゃんとばあちゃんに面倒を見てもらっていた
バタバタして、ふと気付いたら私は一歳に成長してた
父さんは、私のことが嫌いだったそうだ
出ていった母さんの残した子供で、本当に自分の子供かわからなかったから
なんやかんやで、小学校に入学した
私はまだ父さんに嫌われていて、入学式にはじいちゃんが来てくれていた
参観日も、運動会も音楽会もじいちゃんが来てくれた
ばあちゃんは、私が嫌いだったみたいで行事とかには参加することはなかった
私は全く気にしてなかった
じいちゃんっ子で、周りの目に気付かないまま成長した
家であんまり父さんと顔を会わすこともなく、2年生になった夏休み。
じいちゃんが交通事故で死んだ、とばあちゃんから聞いた
じいちゃんは結構歳で、車の運転も危うかったからか、山道のカーブで。
私と、一緒にお出かけするために道を確認しに出掛けた先で、じいちゃんは帰ってこなくなった
スペック
女、未成年
父さんが慌てて帰ってきて、すぐにばあちゃんとどこかに行ってしまった
私は慌てて車に乗り込む父さんに聞いた
じいちゃん、帰ってこないの?
父さんは「鍵閉めて家ん中いろ」とだけ言って車を発信させた
素直に家の戸締まりをして、じいちゃんの部屋にいった
じいちゃん、帰ってこないの?
そう考えてたら涙がいっぱい出て、じいちゃんの座椅子に座って泣いてた
いいや、違うよ
フリーター
疲れて寝たらしく、目が覚めたら外は真っ暗で父さん達は帰って来ていなかった
お腹が空いてたから、冷蔵庫を開けたら切ってあるスイカがあった
スイカ食べや、とメモが貼ってあって取り出していくつか食べていたら車の音がした
父さん達が帰ってきたんだと分かって、玄関に行って鍵を開けた
「じいちゃん!」
そう言って開けた先には、怖い顔をした父さんがいた
「父さん、じいちゃんは?」
そう聞いた私を睨み付けて、父さんは言った
「じいちゃんは死んだよ」
家の中に入った父さんは、ばあちゃんの旅行鞄に荷物をつめてすぐにまた車に乗った
「戸締まりしてシャワー浴びて寝てろ」
車が出るのを確認して、戸締まりをしてから泣いた
じいちゃん死んじゃったの?
じいちゃん帰ってこないの?
暗い家ん中一人で寝るのが怖くて、じいちゃんの部屋に行って
泣きながらじいちゃんと私用の布団を出して寝た
朝起きても、じいちゃんも父さんもばあちゃんもいなかった
自分で冷凍ご飯をチンして、じいちゃんと作った梅干しを食べた
何をするにもじいちゃんと一緒だったから一人で家にいるのが怖かった
連絡手段なんかなかったし、ひたすら父さん達が帰ってくるのを待ってた
父さん達が帰ってきて、あっという間にじいちゃんの葬式があって
父さん達と全然会話しないまま、じいちゃんは骨になった
その間、なんでか私はずっと泣かなかった
んで、じいちゃんがいなくなってから学校が始まった
先生達が妙に優しくて、ちょっと怖かった
その時期に撮った写真は全部、どこの化け物だよってくらい怖い顔をして写っていた
ばあちゃんは話しかけても話さないし、父さんは相変わらず顔を会わさないままだった
風邪ひくよw
えろくはならない
運動会の練習が始まって、運動会本番当日。
私は自分で握って作っておいた梅干しのおにぎり2つを一人で食べた
家族がたくさんきてるとこに居づらくて、私は駐輪場に座って食べてた
その時、久しぶりに泣いた
「じいちゃん、じいちゃん」って声出して泣いてたら先生に見つかって保健室につれてかれた
その日、私は早退することになって午後の運動会に参加しなかった
家に帰って、会話してくれないばあちゃんと晩ご飯を食べてじいちゃんの部屋にいた
そしたら、父さんが部屋に入ってきた
父さんは、大きな声でこう怒鳴った
「じいちゃんはもうおらん!
学校の行事さぼるな!」
先生から電話がきたらしい
その時に、私の中で先生は"敵"だと認識された
泣きながら謝って、自分の部屋の布団に入って寝た
なんだかどうしようもなく体がしんどくて、朝起きても体が重かった
それでも学校に行ったんだけど、熱があってすぐに家に返された
先生に「大丈夫やからお父さんに言わんでね?」と言った
布団に入ってうとうとしてたら、いつの間にか父さんが帰ってくる時間になっていた
「お前また早退したな!」
先生裏切ったな!とわかった
けど熱があったから、父さんはすぐに部屋を出てった
この時、心底じいちゃんに会いたくなった
熱があったからか、思考がおかしかったのか
食べちゃ駄目、と言われていたホウ酸団子を食べた
大丈夫、私もちょっとうるうるしてる
ホウ酸団子って名前でしょ?
団子は美味しいから…
起きたら病院だった
父さんが泣きながら私の名前を呼んでいた
台所にぶっ倒れていた私をすぐに見つけたらしく、救急車で運ばれてた
泣いてる父さんを見て、ぶっさいくな顔…って言ったら怒られた
久しぶりに、「おい」とか「お前」とかじゃなくて名前を呼ばれた
んで、なんやかんやで家に帰ったら父さんはまた冷たくなった
父さんもばあちゃんも冷たいまま、私は小学5年生になった
小学5年生になって、運動会。
校舎裏で自分で作った具が卵焼きのおにぎり2つと、余った卵焼きを食べた
冬になりかけの時期に、生理がきた
生理がきたことに動じなかった私は保健の先生に
いろいろ教えて貰って生理用品をドラッグストアで買い込んだ
恥ずかしいとかは思わなくて、堂々と生理用品をトイレにおいていた
父さんもばあちゃんも何も言わなかった
そして6年生になって、卒業式。
女子が泣いてることがわからなかったし、することもないからさっさと家に帰った
仏壇に手をあわせてじいちゃんに報告した
「じいちゃん、次は中学生になります
制服、じいちゃんに見せたかったです」
卒業式があった夜。
父さんは帰ってこなくて、ばあちゃんとご飯を食べてた
うっかりお茶を溢しちゃって、拭こうとしたらばあちゃんがいきなりキレた
何がなんだかわからなかったけど、取り敢えず謝った
そしたら、机の上にあったものを片っ端からぶつけられた
ご飯まみれになった私はばあちゃんを宥めて、すぐにお風呂に行った
鏡を見たらご飯まみれになった自分がいて、笑った
文章打つの遅くてごめん
中学時代は飛ばした方がいいかな
制服の採寸も親子がいっぱいいる中で一人で行ったら、ジロジロ見られているような気がした
中学の入学式も終わって教室で自分の席に座っていたら
後ろに座っていた他の小学校からきたの女の子話しかけられた
中々にフレンドリーな子で、すぐに仲良くなった
ばあちゃんが初めて私にキレてから、ほぼ毎日理不尽に怒られていた
怒ったら物を投げる人だったから、後片付けが大変だった
父さんは、たまに難しい顔をするだけだった
部活はその子…Aに誘われて美術部に入った
中学生になってから半年。
なんだかよく分からないままいじめが始まった。
私が何か気にくわないことを仕出かしたのか
たまたまいじめの標的になったのかは分からないけど
いじめの主犯はAだった
いじめの方法は古典的で、無視されたりバイ菌扱いされたり
靴が隠されてる時もあれば、びっしり虫や画ビョウが入ってる時もあった
別に気にしなかった
虫は出せばいいし、画ビョウも同じ
隠されたら探せばいいし、陰口を言われても気にならない
部活はそのまま続けて、いじめられたまま三年生になった
三年生になると受験で忙しくなったのか、いじめはなくなった
私は自分の学力でついていける学校を選んだ
三者面談に父さんは来なくて、二者面談をして決めた
三年生の体育祭が近付いていた時のことだった
ふざけていた男子に押されて、ずっこけた
ずっこけた先には、ブロックが積んであった
起き上がると、目の前が真っ赤だった
左目の上にブロックがぶつかったらしく、ぱっくりと割れていたらしい
パニックになる先生に、救急車をよんでくれと頼んだ
眉毛の真下に、三針縫う怪我をした
先生いわく、割れた所から白い何かが見えていたらしい
これが本当の血眼、と治療中に考えていたら吹き出しかけた
治療が終わると、きったない泣き顔の父さんが転がり込んできた
なんで泣いてるんだろ、と不思議に思った
先生がいない時に父さんにこっそり聞いた
「私父さんにわれてるんじゃないの?」
回りくどい言い方を考えたかったけど、頭がふらふらして考える力がなかった
「嫌いじゃない、愛してる」
父さんはそう言ってまた泣いてた
私は、泣けなかった
ふざけんなよ、と思っていた
ふざけんな
毎日毎日ばあちゃんに理不尽に怒鳴られているのも止めないくせに
滅多に私と会話なんかしないくせに
一度だって私の学校行事に来なかったくせに!!
父親らしいことしてくれたことないくせに!!!
父さんは、凄く悲しそうにして先生に私を預けて仕事に戻った
私は先生に家まで送ってもらった
けど、こんな時間に帰ったらばあちゃんに何をされるか分からなかった
財布は持っている
ふらふらしながら歩いて、家から離れた山に入った
学校の下校時間まで隠れるつもりだった
…けど、今ここで首を吊ればじいちゃんとこに行けるんじゃないかと思った
本当はいじめられていたのがキツかった
気にしないようにしてたけど、凄く悲しかった
なんで私がこんな目に…とマイナス思考になっていた
けど、学校の終わりのチャイムが聞こえた
山から降りて、家に帰ってすぐに部屋に隠れた
手鏡で自分の顔を見たら、血の気がなくて目が虚ろで
まるで幽霊みたい、そう笑った
ふと気付いた
私、いつから泣いてないんだっけ
部屋でぼんやりしていたら、インターホンが鳴った
出たら私にぶつかった男の子と、その子のお母さんだった
玄関で土下座するんじゃないかってくらいの勢いど謝られた
男の子は泣きながらひたすら謝っていた
そしたら、ばあちゃんが気付いて出てきた
もういいから、と言ってドアを閉めた瞬間真っ白になった
玄関にあった傘で、頭を殴られていた
「もしかしたら死ねるかな」
そう思いながら玄関で倒れた
起きたら、ばあちゃんはいなくて傘が横に落ちていた
思わず「これでもまだ死ねないんだ」と口にしてたかも
傘をなおして、自分の部屋に戻ってお父さんのお古で貰ったパソコンをつけた
自殺 方法
そう検索して、必死に確実に一人で死ねる方法を探した
疲れたからパソコンをつけたまま布団に転がると、寝てしまった
何か物音が聞こえて起きると、父さんがパソコンの画面を見ていた
ちょっと休憩していいかな?
指と頭が疲れた・・・
疲れたろ
せかしたりしないからゆっくり休め
…典型的な毒親な祖母だな
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