ヒマなので昔、詐欺会社に電話したときのことを書いてみる
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:20:51.74 ID:iCMVHfT+0
麻里
「1さんって神戸なんでしょ??関西弁聞きたいなぁ」
俺
「でも敬語じゃあんまり関西弁らしく話せないですよ」
麻里
「じゃあタメ語でいいですよぉ」
俺
「そんなの無理ですよwww」
麻里
「関西弁の男の人に強く言われたいな・・・」
俺
「わかった」
こっから俺はまんまと乗せられてタメ語の関西弁を使うようになった
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:25:25.25 ID:iCMVHfT+0
一ヶ月がすぎて初めての給料が入る時期になった
自分で計算したら3万弱だった
給料日に口座を確認するとしっかり入ってた
なんておいしいバイトだ
日課になってた麻里との電話に変化がでてきた
麻里
「あのね1さん・・私神戸に転勤することになったんだ」
ちなみに俺神戸
麻里も知ってる
俺
「マジで?めっちゃ近なるやん!」
麻里
「会えるね・・・一人暮らしみたいだからゴハンとか作りに行っちゃおっかな!」
この時は完全に麻里を自分のモノにできると確信した
俺
「うん 待ってるからおいでな」
麻里
「うん」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:26:10.32 ID:fiHiDMqE0
美人局か!
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:26:54.68 ID:1hz/N0fT0
いいぞ
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:29:06.47 ID:w6qzu7N40
おにんにんがもきもきしてきたよぉ
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:30:20.13 ID:iCMVHfT+0
そのときは麻里は夢にでてくるほどだった
俺は完全に好きになってた
麻里と話したくて、仕事の話と偽って自分から電話かけたこともあった
麻里
「どうしたのぉ?」
すでに麻里もタメ語
俺
「いや、新しい報告者いつ増えるんかなって」
麻里
「増えない方がいいでしょ?
私が1さんとこに仕事増やさないようにがんばってるんだ///」
俺
「そんなんいいのに・・・そんなことしたら麻里の会社での立場が・・・」
麻里
「いいの!会えない間はちょっとでも役に立たせて」
今思うとひどい茶番だ
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:33:14.20 ID:tkkFAX+H0
効率の悪すぎる詐欺のようだが
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:36:11.25 ID:1hz/N0fT0
詐欺するほうもラクじゃねーんだなw
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:36:14.66 ID:iCMVHfT+0
仕事を始めて6週間たった
相変わらず報告者は増えない
藤田の絡みもめんどくさい
片桐はちゃらんぽらんなままだ
麻里もいい意味でそのままだった
ある日の麻里からの電話のこと
麻里
「ジャジャジャジャジャ~ン!!」
俺
「どうしたん?いいことあったん?」
麻里
「エヘヘ///あったあったあったのです!!」
俺
「なになに教えて(^ω^)」
麻里
「なんと1さんが次回PR報告者に選ばれましたぁ~~~~☆」
俺
「なんだって!?」
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:39:44.76 ID:iCMVHfT+0
俺はびっくりした
藤田の話を聞いてると、この会社に1年以上勤めた者しかできないはず
きっと麻里が無理してくれたに違いない
俺
「麻里・・・お前・・・」
麻里
「何も言わないのwwwちょっとは見直してくれたな・・・?」
俺
「そこまでがんばらなくても俺は麻里のこと好きだぜ?」
麻里
「まだ足りなぁ~いwwwwwwwwwwwwww」
なんてかわいいやつ
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:41:17.98 ID:YfsSSd5T0
そう来るか
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:42:05.06 ID:zHaL6Ab30
イマイにもこんな時期があったんだな・・・
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:42:36.77 ID:iCMVHfT+0
俺
「でも俺なんかにできるんかな?」
麻里
「簡単だからできるよっ!でもね・・・」
俺
「でも何?」
麻里
「一応ルールとして保証金を払って貰わないといけないんだ」
俺
「えっそうなん?いくらくらい?」
麻里
「120万円」
な・・・んだ・・・と?
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:43:17.72 ID:/l2qSWYE0
120万wwwwwwww
田舎に家建つぞwwwwwwwwwwww
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:44:26.04 ID:zA6OM6xe0
120万ww
高すぎワロタw
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:45:51.97 ID:iCMVHfT+0
俺
「120万!?さすがに無理だわ」
麻里
「私だってこんなこと言いたくないよ・・・でもルールなんだよ
他の人だってみんな払ってるんだよぅ」
いちいちかわいい奴だ
俺
「ちょっとまって120万は払えないよ」
麻里
「・・・・・・・・・・・・」
俺
「麻里?怒った?」
ガチャ
電話が切れた
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:51:11.45 ID:iCMVHfT+0
俺は焦った
麻里に嫌われたかもしれない
電話をかけ直してもでない
次の日麻里から電話がかかってきた
ちなみにこの日は日曜日で、普段なら麻里からも報告者からも連絡がない日だ
麻里
「昨日はゴメン」
俺
「いや俺もビックリしてさ」
麻里
「でもね、昔は保証金なんて取ってなかったんだよ?
絶対当たるパチンコの方法教えたら、会社に半分渡さない人が増えて・・・それで仕方なく・・」
さすがにこの時点で俺も怪しいと思った
120万はないわ
俺
「それを払わずに済む方法はないの?」
麻里
「私の力で110万にはできるかもしれない・・・
1さんのためにがんばってみるから!!」
いやまてお前
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:52:22.06 ID:fEJN8TT10
あんまし変わんねぇwww
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:53:12.12 ID:w6qzu7N40
120万は多すぎるけど、10万くらいなら
払うやついるんじゃないか
金目当てだけでなく女目当てもあるからさ
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:55:45.26 ID:DDkAWyOOP
電話越しといえどここまで親密になっちゃったら
断りづらくて払っちゃう奴もいるんだろうなあ
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:56:51.15 ID:iCMVHfT+0
俺
「ちょっと待って110万でも無理だって」
麻里
「私、1さんのこと信頼してたんだよ?
一緒に住もうって思ってて・・・それなのに・・・」
俺が欲しいのは麻里だけだ
別にパチンコPRなんてやりたくないし、
保証金払わなければいけないとかアリエナイ
俺
「ちょっと考えさせて」
麻里
「・・・・・・・・」
ガチャ
またいきなり電話が切れた
次の日は報告がある日だ
藤田から電話がかかってきたので一部始終話してみた
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:57:45.60 ID:fiHiDMqE0
気付けー当時の1気付いてくれー
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 21:57:54.61 ID:w6qzu7N40
麻里がブスという詐欺
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 22:02:35.20 ID:teW2I2an0
オレも昔そのバイトやってたわ
募集する方だったけど。
137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 22:03:50.46 ID:iCMVHfT+0
全てを聞いた藤田はしゃべるしゃべる
藤田
「1さん、僕もね最初は半信半疑だったんです
本当に当たるのか?ってね」
俺はそこは特に追及してないのに
藤田
「でも本当なんですよ。事実なんです、だから120万なんです
僕はもう1000万は稼いでます、
目先の小石に躓いてたらなにも手に入りませんよ?」
このセリフはかなりむかついたので鮮明に覚えてる
藤田
「麻里さんかぁ・・僕の担当の方は男性なんですけど、
麻里さんは社内一の美人って噂ですよ」
麻里が欲しくてたまらなかった
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 22:12:20.91 ID:iCMVHfT+0
片桐からも報告がきたが、こいつに言うつもりはなかった
いつも通りに報告を済ませた
いつもならかかってくる時間に麻里からかかってこない
また自分からかけてた
プルルルル ガチャ
麻里
「もしもし」
俺
「麻里?昨日はごめんな でもさ俺ひとつ思ったんだけどさ
麻里はもう少ししたら神戸にくるよな?それで二人は会えるんだからそれでよくね?」
麻里
「私 今上司に詰められてるのよ?報告者はまだ見つからないのか?ってね」
おいおい無理して俺にしたんじゃねーのかよ
俺
「でも俺には120万なんて大金無理や」
麻里
「がっかりだね」
141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 22:16:16.20 ID:iCMVHfT+0
そこで電話は切れた
次の日からなぜか報告がこなくなった
藤田も片桐もだ
3日くらいしても何も連絡がない
そんな時に麻里からかかってきた
麻里
「ごめん給料払えないかも」
俺
「は?なんで?」
2ヶ月目の2週間分は働いてるんだから、そこはもらわないとおかしい
麻里
「あのね、1さんが不正してるかもしれないって疑いがかかってるの」
ここらへんで詐欺かもと初めて感じた
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 22:14:26.62 ID:/l2qSWYE0
麻里は童顔眼鏡ロリ巨乳馬鹿
>>139
Eカップだって言ってたwwwwwwwwwwww
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 22:21:14.21 ID:iCMVHfT+0
麻里の話によると、パチ屋の出した玉数と報告者の出玉数が一致しないらしい
それなら報告者が不正してるんじゃね?って思ったけど、
なぜか俺も一緒にその事実を隠してる疑惑が社内で出てるらしい
俺が隠すことになんのメリットがあるんだ?っていっても知らん顔
麻里
「そういうわけで事実がはっきりするまで1さんにお給料は払えません」
いきなり仕事口調になりやがった
この時俺は、給料うんぬんよりも麻里との距離が
離れていってる気がしたことに不安を感じた
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 22:25:57.00 ID:vYf7Zx/q0
詐欺師ってけっこう適当なんだな
福本伸行漫画みたいに緻密に陥れてくるもんかと思ってた
>>146
麻里の方の詐欺はかなり凝ってたぞ
なんせ一回給料振り込んでくるんだからな
147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 22:27:34.91 ID:iCMVHfT+0
俺
「じゃあ仕方ないな、なんとか疑い晴れるといいけど」
麻里
「私もがんばるから・・・じゃあね」
↑これが俺の聞いた麻里の最後の言葉だった
そこから麻里 藤田 片桐と連絡が取れなくなった
かけてもでないし、1週間後には全員の携帯が解約されてたし、
会社にかけてもずっと留守電だった
ここで初めて俺は騙されたと気づいた
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 22:35:27.39 ID:iCMVHfT+0
俺は結局詐欺には合わなかったけど、麻里を失っただけですごいショックだった
メシも食えなくなったし、番号も半年くらい残してた
向こうは俺を騙すつもりだったろうけど、たくさん話して楽しかったのは事実だ
正直泣いたし、そんな泣いた自分を情けないと今では思う
きっと麻里は会社と名前変えてまだ詐欺やってるに違いない
お前ら絶対騙されんなよ?
会ってもないのに言い寄ってくる女なんて何か理由があるんだから
でもこのおかげで去年友達の役に立てたと思ってる
今でも麻里が最後に言った「じゃあね」が気になってる
普通何も思ってないターゲットなだけの奴だったら言わないんじゃないかと
でもそんなこと思ってる時点でまだ俺は馬鹿なんだろうな
俺の体験を反面教師にしてくれたらうれしいです
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