とあるジゴロの言葉が素晴らしすぎる件　②

暇だし過疎ってるから
俺が引退したキッカケでも話そうと思う

うむ

おう

当時の俺は絶好調クズ全盛期だった

日常的な一日の流れ
朝起きてメールの返事を打つ
風呂で半身浴
上がって一服しながらまたメール
昼前に本屋か図書館に行き
自己啓発本や経営学、芸能人のエッセイ等を買うか借りる
当然その間も携帯カチカチ
帰宅後カレンダーで一日の予定を確認
それに合わせてDVDや音楽、漫画や小説を斜め読み
その間もカチカチ
相手に合わせた服に着替える
約束の時間に家を出る
移動中もカチカチ
繁華街で待ち合わせ
待ち合わせ場所に付いたら本を読んでる振り
買い物や食事、ホテル
終電で相手を送り帰宅
お礼のメールと各々にオヤスミコール
着替えてタクシーで待ち合わせ場所へ向かう
食事とホテル
始発で帰宅し仮眠
布団に入るまで携帯カチカチ

そんな日常だった

財布の中身は毎週月曜日しか確認しなかった
交通費とたばこ代
DVDと書籍代
プレゼント代
しか使わないから頭の中で簡単に計算できるしね

月曜日に記帳ついでに数万引き出す程度
どうしようも無いクズでした

そんな生活の中
一人の女の子と出会った

オフの日、高校の先輩と呑んでた流れで
超優良店に行ったんだ
キャバクラのね

詳しく書くと特定まずいからボカスけど
たまたま俺に付いた女の子は売れっ子だった

数分の会話の中で俺の心に火がついた

ぜってー1タイム内に口説いてやる!!

当時、優良店に俺みたいな若い客って限られる
日に背中向けてる仕事か
経営者か
お水か
同業か

他の客との差別化を図るのは容易い
ましてや相手は年上
店を出る時には耳元でアフターに誘われた

win＆winの基盤を強引に作る

このへんは省くけど
数週間後には相手も俺を囲ってくれる一人になった

だけど調子に乗っていたクズは
事もあろうか最大のミスをココでおかす事になる

相手の心の病と闇は
想像以上に根深かったんだ

過去の恋愛のトラウマがよみがえり
どうにかこの子を助けたい
良い方向にベクトルを曲げてあげたい

クズのくせに偽善心がわき
太いパトロン2人を切り
この子に時間を当てた

仮にハルとしますね

自分の生活リズムも変わり
他のパトロンに裂く手間暇も少なくなった

その代償として
ハルの笑顔はどんどん増えていく

デート代はハルが出す変わりに
俺は毎週花をプレゼントした

ハルは子供の様な笑顔で喜び
よくスウェットのまま花瓶を買いに行ってた

だけど俺は自分の心もオーラも
どんどん濁って行くのが分かった

ハルを愛してなかったから

自分の為にハルを救いたいだけなんだって
きっと分かってたんだ

俺が輝ける場所はここじゃない
でも俺が離れたらハルは笑えないかもしれない

毎日葛藤と自己嫌悪に悩まされた

そんな時電話が鳴った

電話の相手は星のお母さん
気付いたら翌日は星の命日

今年も美味しいお寿司用意して待ってるからねー
駅には何時に着く？
○○ちゃんは今日泊まりに来るって！

俺は何故かこぼれそうになる涙をこらえながら
丁寧に返事をし電話を終えた

そして超絶ハイパー賢者タイムが訪れた


あ、俺なにやってんだろう･･･

俺を作ってくれたのは星なんだ

星に輝けって言われたから
俺はこの道進んでるのに
濁って腐ってたって仕方ない

しょーもない自分･･･

ハルに電話をし会えない事を告げ
翌朝、始発で星の実家に向かった

墓参りをすませご両親と談笑をし
星の写真を見てると
何かが吹っ切れた

怒られた気がしたんだ

携帯の電源を入れるとハルから
何十件もメールが入っていた

俺は全てシカトしパトロンのみ全員に返信を打った
切ったパトロンも何とか繋ぎ戻す事が出来た

東京に帰って来た足でハルを切ろうと
ハルの家に向かった

エレベーターで昇り
玄関に手をかけると鍵が空いていた

リビングからキャッキャウフフが聞こえて来て
テレビでも見てんのかなー
と扉を開けると
裸の男女が絡みあっていた

二人は彫刻の様に固まり
5分後に戻ってくるから二人とも服着といて
という言葉を残し石像を背中に
部屋を出た

男が飛ばない様に玄関前で一服し
5分後またリビングに戻ると
正座してる男とタバコを吸ってるハル

男「いや、あの」
俺「あぁ、大丈夫。怒って無いから。」
ハ「え？」
俺「俺こいつの彼氏でも何でもないからさ。」
男「あぁ、そうなんですね・・・」
ハ「・・・。」
俺「で、どっちとんの？」
ハ「え？」
俺「え？じゃねーよ。どっちとんの？」
ハ「・・・。」
俺「アンタはハルの事好きなの？」
男「あ、はい。」
俺「そっか。じゃあ任せるわ。」
ハ「え？」
俺「携帯貸して」

ハルの発信履歴、着信履歴メールの送受信全部消去
俺のメモリーも消去

俺「これで俺達もう他人だから、さよなら」
ハ「え？え？え？」
俺「アンタちょっと良い？」

リビングの外に男を呼び

俺「毎週とは言わないから毎月ハルに花をプレゼントしてあげて。」
男「あ、はい。」
俺「んじゃ！」

俺はハルの家を後にした

ホストとか夜の仕事からじゃなくて写メこんからスタートなの？
なら尊敬する。というか相手によってはまだまだいけるのでは

とてつもない開放感だった
心がオープンというか
空の色とか空気の匂いとか
そんなどーでも良い事に感動してしう様な感覚

きっとハルを切った事で
本当の意味で色んな事が吹っ切れて
歩き出せる気がした

辞めるなら今日だ

俺は星の命日に引退を決意し
パトロン一人一人に電話で別れを告げた
以前切って当日繋ぎ戻した二人には
心の病を心配されたけどwww

こうして俺は星の命日に引退する事が出来た

結局のところ、星さんが>>1に望んでいたことってなんだったの？
ジゴロ辞めなさいってこと？
>>1はジゴロ時代(ハルさん除いて)輝いてたの？
相談じゃなくて質問ばっかりでごめんね

ちなみに引退後はお礼をかねて
一人一人と食事なりデートなりした
勿論俺の奢りで

昔話とかしてるとほとんどの相手は涙ぐんでて
最後はお互いにありがとうと言って別れたよ

ハルさんの死で終わりかと思ってたけど
始まりも終わりも星さんだったんだね
なんか感慨深い

今、彼女または嫁は居るの？

質問いいです？

現在口説き中の子いるんだけどとりあえず一回だけエッチはしたんだけど
その時は勢いでやっちゃた感がありその子は今日事はわすれて欲しいって言われたんだ。
そして俺はそしたら一から始めようね。って感じで今に至るんだけどどうやったらいいですか？

>>1がいつか言ってたみたいに、ただ愛して幸せを願ってたのかな。
星さんとお知り合いになりたかったけど、きっと生きていたとしても、到底出会えない人だなｗ

>>1の絶対的なポリシーはなに？

回答ありがとうございます。
正直な話出会い系であった子なんです。
自分も最初は割切った関係でって思ってたんですが彼女の話など聞いてたら惹かれていたわけです。
自分でもダメダメだとは思ってるんですよね。
昔からメンタルの弱い子に惹かれる癖があり自分もやはりメンタルが弱いんですよね。

確かに今まで恋愛失敗したのは相手に依存しすぎたり甘くなりすぎたりしたのが原因なんだよね。
そして自分を見失ってきたんですよ。
けど失敗してきた数だけ強くなってるとは思うんだよね。
>>1現在の彼女を大切にしてあげなよwww
だから教えてあげれませーん

おう
頑張るぜ。
出会ったキッカケよりも出会った二人がどうこの先歩んで行くかが大切だよね。

そろそろ出かけるから落ちるわ！
一応出先から覗くけど
需要無かったら落としてくれ

こんなクズ男に付き合ってくれてありがとう

相談してくれた人
質問してくれた人
少しでもアドバイスが良い方向に向かえばと
願うばかりです

またスレ立てると思うから
その時は報告とかくれると嬉しい

質問、相談とか残しといてくれれば
タイミングあればレスしやっす！！

ほんじゃーねー！！

昔伝授するスレを立ててた人か？