俺に相談してきた女と俺の話
俺はその後狸とは連絡を取らない(メアド変えた)ようにしたので
本人から聞いたわけではないが、9割方狸だろう。
母も姉貴から詳しく聞いたわけではないが狸だけではなかったらしい。
何人もそういうことがあって、姉貴も心当たりがあったらしく別れることにしたらしい。
ダルジャは懲戒免職になったらしく、
その後はちっちゃな村でボランティアとかやってるって聞いたけど、
今はどうなっているのは詳しいことは知らない。
狸はもともとメールでしかやりとりはしてなかったし、
そのまま音信不通でどうなってるのかこちらも知らない。
言えるのは、姉貴は戻ってきた当初は憔悴しきってるみたいだったが、
今ではすっかり元気になって年上は懲りたから今度は年下にしようかな
とか言って俺の同級生をあさろうとしているようだ。
姉貴は打たれ弱いけど立ち直るのも早い人間だった。
今は平和に過ごしている。
メンヘラ女編完
根っからのロリ●コン教師だったんだろうな。
エロいかどうかはわからないけどあおい編なら続きがある。
でも書きためここまでだから長くなるけどいい?
家族旅行とか行ってるんだからわりかしよさそうだけどな。
それじゃ続あおい編
高2になってからクラスがかわってしまったし、
あのことがあってからメールもしなくなった。
お互い気まずかったし、
そういう関係になるっていうのはなんだか違うなって気もしてた。
だからお互いがお互いに遠慮していたんだと思う。
やっぱり気になってしまうんだよね。
行き帰りの電車で一緒になることはしょっちゅうだし、
クラスは違うっていってもほぼ毎日顔は合わせる。
今まで何気ない日常だったのに、
どうも気になってしまう。
あおいを目で追ってしまうようになった。
それで顔が隠れちゃうんだけど
笑うと結構顔が見える。
そうするとかわいいことがわかるんだよね。
あと眼鏡もかけてて、よく見ると鼻筋とかも通ってるし、
伏し目がちに本とか読んでるところとかもみるとまつげも長い。
笑顔がかわいいなって思ってたけど、
普段の顔だってかなりかわいいんじゃないかとか思い始めていた。
あんな風になったあとなのに俺ばかじゃねーのってなった。
通学してるとだいたい座る位置とか立つ位置とか
決まってくるんだよね。指定席、みたいに。
俺やあおいにもその指定席があった。
だけど夏休み明け、
その指定席にあおいがいなかった。
別の車両にいるかもしれないと思って
駅に降りるときゆっくり歩いてみたりとかしたんだけど、
見あたらなかった。
あおいはいなかった。
何かがあったなら噂なんかになってるかと思ったが
そういうわけでもないらしい。
だからって誰かに聞くのはわざとらしくて嫌だなとか思った。
でも別に気にしてるとかそういうわけじゃないんだけどさ、
とか自分に言い訳しながら結局誰にも聞けなかった。
夏休み明けすぐに球技大会なんだけど、
学校祭の次に盛り上がるのがその球技大会なんだ。
球技大会の開会式とか閉会式とか大々的にイベントみたいにやる。
そのとき、クラスの抱負なんかをHR長が言うんだけど、
あおいのクラスのHR長の男がなんかにやにやしながらステージ上っていた。
男「HR長として、クラスを引っ張っていける存在になりたいです。
それと・・・えっと同じクラスの宮崎あおいさん」
会場がざわっとした。俺の背中もざわっとした。
男「もし、この大会で優勝できたら俺と付き合ってください!!」
会場がいっそう盛り上がった。あおいって誰だよー。みたいになって、
おそらくクラスの女子と思われる集団がキャーキャー言って沸いていた。
その中央にいたのが
あおいだった。
何これフラグじゃないといいんだが
あおいは髪の毛をボブまで切っていて、眼鏡からコンタクトになっていた。
前よりも顔がはっきり見えて、すごくかわいくなっていた。
というかかわいさが増して見えるようになった。
ものすごく驚いた表情をしたあおいは、俺が知ってるあおいの顔だった。
そういえば、今日の電車のあおいの指定席に乗っていた人も
ボブの髪型だった。
勝手にいなくなったとおもっていたあおいは、ただ姿を変えていただけだった。
あおいは俺が見えないような人波に潜り込んでしまった。
こういうのを呆然って言うんだろうな。
俺は立ち尽くしてた。実際座ってたから座り尽くしてたとでも言うんだろうか。
かわいくなっていたあおいに正直ドキドキした。
そしてあの「付き合ってください」のHR長を思い出していた。
他人に堂々と告白されていたあおいの戸惑った顔。
なんだかもやもやした。
いつもの指定席にやっぱりあおいがいる。
1年ぶりくらいに、あおいに声をかけることにした。
あ「んっ、わっおはよう」
俺「雰囲気、変わったね」
あ「あ、髪の毛ね」
俺「眼鏡も」
あ「うん、コンタクトにした」
俺「目乾かない?」
あ「このまま寝ちゃうとやばいよ」
俺「目薬ちゃんとしないとな」
なにいってんだ俺。
俺「久しぶりーだねー。だわー」
あ「んふふ」
俺「・・・」
あ「・・・」
俺「あのさ・・・」
電「まもなくぅー△△駅ぃー降り口はぁー」
でんしゃああああああああああああああああああああああああ
何やってるんだろう俺、
あおいから告白された後冷静で、
今冷静になれないって
何やってるんだろう俺。
正直言うとあのHR長とどうなったのかがものすごく気になっていた。
そのことを聞きたかったのだがどうもいかずしっちゃかめっちゃかしていた(頭の中)。
なんであのとき聞かなかったんだろう
と夜な夜な想いとともに営みに励んでいると電話が鳴った。
狸からだった。
なわけがない。
あおいからだった。
よし、頑張るぞ。見てくれてありがとう。
俺「もっもしもし?」
あ「もしもし、あ、今大丈夫?忙しい?」
俺「いや、大丈夫だよ(パンツ履かなきゃ・・・)」
あ「んふふ、よかった」
俺「うん、(モゾモゾ)」
俺「あーそうだね(よし、片手で履けたぞ)」
あ「話しかけてきてくれたからびっくりしたよ」
俺「俺の方がびっくりしたわ」
あ「どうして?」
俺「雰囲気ちがくて」
あ「そんなにかな」
俺「そんなにだよ」
あ「そんなにですか」
ふぅ・・・いろいろとスッキリ。
俺「そんなびっくりするかね」
あ「びっくりするよ」
俺「なんでやねん」
あ「だって嫌われたと思ったから」
俺「俺が?それこそなんでやねん」
あ「んー・・・だって、あのことの後からなんにも、ねえ。
喋らないし、メールもしないし」
俺「あー・・・まあね」
あ「だからびっくりしたし、嬉しかった、んふふ」
俺「あのさ、全然関係ないんだけどさ」
あ「はいはい?」
俺「あの、あの人とはどうなったの?」
あ「あの人?」
俺「球技大会のーほらね、ね?」
あ「あー、HR長くんですね・・・」
みんなの前で告白してもらうっていうか、そういうの」
あ「そうかなあ?恥ずかしかったよ」
俺「でもうまくいけばなーとか・・・ね?はは」
あ「断った」
俺「え?」
あ「断っちゃったんだ」
俺「あ、あー、そうなんだ。振っちゃったわけかー、あー、あは」
若干テンションあがる俺。
俺「あおいも意外と大胆なことするなー」
あ「大胆?」
俺「いや、まー、あんなにかっこいいしさ」
あ「うん、・・・この話は終わりにしませんか」
俺「終わりにしちゃいますか」
あ「しちゃいます」
俺「ならばしましょう」
あ「ありがとうございます」
俺「いえいえ」
なんだ俺。漫才か。
あ「今日電話したのはね」
俺「あ、そうだったな」
あ「そういうんじゃないんですよ」
俺「おー」
あ「おーじゃないよ」
俺「ほー」
あ「ほーでもないです」
あおいが例の奴と付き合ってないってことがわかってかなりの脱力状態になってて、
ろくに返事をしてなかったので本当にこういうやりとりがかなり続いた。
俺「え?」
あ「また>>1が困っちゃいます」
俺「え・・・」
あ「わたし、やっぱり>>1が好き」
俺「・・・」
あ「前告白したときは、しただけで、もうわけわかんなくなっちゃって、
結局わたしがいなくなっちゃうし、ちゃんと伝えられなくて。
でも・・・ずっと好きで、ずーっと好きで。
ちゃんと言おうと思って。好きだって」
俺「・・・」
あ「わたし、>>1のことが好きです」
俺「・・・あのさ」
あ「・・・はい」
俺「直接がいい」
やだ・・・かっこいい///
あ「え?」
俺「直接がいい。あそこのマックで待ってる」
俺は思いっきり走った。これだけ心拍数が上がるものなのかってくらいバクバク心臓鳴ってた。
でも走って、もっと心拍数が上がるのがわかった。
待ってるとか言っちゃったけど、
俺の方が断然マックから遠いから結局あおいを待たせていた。俺ダセエ・・・。
やっぱりあの隅っこの窓の席だった。
戸惑った表情で、前とは違ってなんにも頼んでなかった。
あ「あ・・・>>1」
心臓のバクバクを押さえるようにはっきりと言った。
俺「俺も直接がいい。
直接あおいの顔見て言いたい。
俺もあおいが好き」
俺「も」?
直接がいいって言ったのお前じゃないの?
よく読めよ・・・
あからの告白を直接聞きたい
と
俺も直接告白したい
ってくとだろw
うわあああああああうわああああああああ
って頭の中で絶叫していた。
恥ずかしすぎて本当に死ねるんじゃないかなっていうくらいだった。
あおいはすっごく驚いて顔の前にある手で口をずーっと押さえたままだった。
>>167
最初からしっかり読んでくれればわかると思う。
何か言おうか、俺が言った方がいいのか、
付き合おうとか女子から言わせるとかだめだろとか、
色々考えて意を決した。
俺「あお・・・」
店員「ご注文は何かございますか?」
てんいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいん
憧れるわ!俺も頑張ろ。
社会人の恋愛ドロドロ
ここ以外のマック行って気づいたんだけど、
このマックって注文しないとすぐ追い出そうとするんだよね。
だからわざわざ注文してない客探して聞いてくるっていうね。
俺「あ・・・じゃあウーロン茶2つ」
店員「ウーロン茶がお2つ。以上でよろしいですか?」
俺「はい」
店員「少々お待ちくださーい」
あ「・・・」
俺「・・・」
俺「あの・・・ありがとうね」
あ「・・・へっ?」
俺「告白してくれて」
あ「いや・・・わたしもありがとう・・・ありがとう」
俺「ん?」
あ「>>1が、わたしのこと、好き?」
俺「俺も、ね。俺もあおいのこと好き」
その瞬間かな。やっと状況を理解したみたいに、
ちょっとうなづきながらあおいが笑顔になっていった。
普段の表情もかわいいと思ってたけど、
久々に見たあおいの笑顔がやっぱり一番かわいかった。
あおいはずーっと笑ってる。ずーっとおかしいみたいに。
俺「俺も直接聞きたいな」
あ「え?」
俺「俺も、直接あおいの顔見て聞きたい」
あ「あっ・・・えー」
恥ずかしがってたけど、俺の方を見て照れ笑いしながら、
あ「わたしも、>>1のこと」
店員「お待たせしましたああー。ウーロン茶2つです」
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