昨日お見合いカフェで会った美人な女とホテル行ってきた
どっかいい店ないかなーと考えてたんだ。
そしたらいつかハム糞で見たお見合いカフェのこと思い出して、面白そうだし行ってみようと思った。
場所はグーグル先生に教えてもらった。
男はおっさん3人、女は6人くらいいた。
何でかわからないけど女の中には外人も2人いた。
俺は一通りシステムの説明を受け、ビールを飲んだ。
初めて来た店で作法がわからないので、礼儀正しい俺はしばらく常連らしきおっさん達の動向を見守ることにした。
左から金持ってそうなエロおっさん、誠実な俺、生気のないおっさん、DQN
女側は向かって左から
葉山エレーヌ似の美人、リクルートスーツを着たブス、金髪外人、茶髪ピザ外人、目の照準がおかしいブス、明らかな
中国人、お水系の美人。
俺が入った直後にリクルートスーツが入店してきて、7人になっていた。
エロおっさんは、リクルートスーツが入店してきた瞬間に、ささっとカードを書いて店員に渡していた。
店員はリクルートスーツに何やらこそこそと喋りかけ、戻って来た店員はおっさんのグラスを持って店の奥へ行ってし
まわれた。
エロおっさんは収終始冷静そうに見えた。
こういうのに本当の事を書くのは愚の骨頂。何度も匿名掲示板で釣られている俺にはたやすい。
適当なスペックをでっちあげて書いた。
問題はそれを誰に渡すかという事だ。
悩んだあげく、俺はそこにエレーヌの番号を書くことにした。
書いたまではいいが、なかなかそれを渡す勇気がない。
イケメン店員がこっちをチラッチラ見てくる。
仕方がないので俺はビールをもう一杯注文し、タバコに火をつけた。
緊張は一向におさまらなかった。
マズイ、非常にマズイ。
もしDQNがエレーヌにカードを渡しそれが成立してしまうと、
俺は目の照準がおかしいブスか、金髪茶髪の外人コンビか、中国人と言葉の壁を越えてコミュニケーションを取らねば
ならない。
お水系という選択肢も残されているが、多分相手にされない。
冷静な俺が客観的に判断してもDQNの方が明らかにイケメンだ。
ここは先手必勝。俺は「しゅいません!」と頭の後ろのほうから声を出し店員を呼んだ。
店員は「あざっすwww」とか言いながらカードをエレーヌに渡した。
リクルートスーツにしてたようなささやきはしてなかった。
なんでなんでなんで?!
冷静な俺は気が気でなかった。やがて店員がカードを持ってこっちへ帰ってきた。
俺のグラスは奥に運ばれていった。
やったZEEEEEeee!!!
俺「ハーフ?」
エレーヌ「ううん、クウォーター。」
ものすごく流暢な日本語だった。
エレーヌ「カードありがとう♪私初めてだからよくわからなくて」
俺「お、俺も初めて」
近くでみるエレーヌは、思ったよりも目鼻立ちが整っていた。
だが思ったより肌がおばさんだった。
プラマイ0といった所だ。
ていうか、さっきから距離がいちいち近い。
エレーヌ「俺君は、何歳なの?」
俺「28歳」
エレーヌ「じゃあ私の方が年上だね!私29歳」
絶対嘘。明らかに31歳ぐらいに思われるのだが、そこは
「思ったより若いね」以上の事は言えなかった。なぜか分からないがエレーヌは怒っていた。
思ったより若いねwwwwwwwwwクソワロヌwwwwwwwwwwwww
でOK?
その後は、エレーヌに仕事何してるのとか彼女いるのとか色々聞かれた。
俺も質問返しをした。
聞けば、エレーヌは劇団員をやっているらしい。どうりで可愛いわけだ。
夢が叶えばいいね、と適当な事を言っていると、突如エレーヌの目が潤みだした。なんて可愛いんだ。
「でも、それだけじゃ食べれないから、ちょっとお水っぽいバイトもしてるの。派遣で。」
派遣でお水とかできるのか、とまた一つ新しい知識を得た俺は、とりあえず黙って続きを聞くことにした。
「今日も派遣で来たんだけど、身分証明書忘れちゃってバイトできなかった。。身分証明書いるなら最初から言えよっ
て感じ。。。」
エレーヌの頬は濡れている。紳士な俺はその涙を舐めてやりたかったが、精一杯の我慢で頭をポンポン、とやってあげ
た。
エレーヌは、俺に体を預けてきた。
俺イケメン乙。
俺はエレーヌにもたれかかられながらタバコを吹かす。なんてイケメンなんだ。
「本当は、こんな所来たくなかった。。。」そう言ってエレーヌはまた濡れ出した。
「ねえ、私と一緒にここから出てくれない?」
イケメンな俺はまるで正義の味方になったかのような気がした。君が言うならどこへだって行こう。とは言えず、冷静
に
「おk、どどどこか行こっか。」と言いながらタバコの火を消した。
エレーヌは濡れた瞳で俺を見ている。この淫乱女め。
ハプバーの軽い版みたいな感じか
本気度が違う
俺は心も体も店を出る準備満々だったが、エレーヌはなぜか動こうとしない。
どうした?と聞いても押し黙るばかりだ。
「お願いがあるの…」エレーヌはさらに身体を押し当て濡れた瞳でこっちを見つめる。貧乳だった。
「どうした?」とイケメン風に答えた。
「実は、さっき言ったけど、今日バイトできなかったでしょ?だからお金なくて…」
??
事情が変わってきたなう。
4000円。
このままワンナイラヴするとしてタクシーでお家に帰るとして、エレーヌに渡せる金額は2000円。
これなら問題ないだろう。すかさず「いいよ」と答えた。
エレーヌは「いくらくれるの?」と聞いてきた。かわいい奴め。
「2000円」と答えるとエレーヌはしばらく黙っていた。
「私の価値が2000円ってこと…?」
なんか知らんがエレーヌは怒っているように見えた。きっと気のせいだ。
だが、ここで引くような俺ではない。リアル世界では営業の俺。
金額交渉は臨むところだ。
俺「だって、ただ店出てどっか行くだけでしょ?別に何するでもないしそれで十分じゃね?」
エレーヌ「何もしないの?別にどこでも俺君の好きな所行っていいんだよ?」
俺「好きな所って、じゃあ俺がホテル行きたいとか言ったら行くの?」
エレーヌ「うん」
ちょwwwマジwwwwどんだけ俺のこと好きなんだよwwww
俺「じゃあ、ホテル行こっか」
冷静な俺もさすがに緊張で震えていた。
エレーヌ「で、いくらくれるの?」
エレーヌは怒りで震えていた。そっか、話が前に進んでない。
ここで引くようなら敏腕営業の名が泣く。
エレーヌ「2万」
?!2万?!お前世のサラリーマンが2万稼ぐ為にどんだけ努力してるか知ってんのかwww
ここは強気で行かなければ。てか2万あったら風俗行くわww
って思ってたけど、口に出して言ってしまった。
ついでだったので、
「2万マジ無理wwそれやったらあのおっさんに交渉すれば?」
と、生気のなさそうなおっさんを指差した。きっとあのおっさんから2万も取ってしまったら、そのまま死んでしまう
んじゃないか。
エレーヌ「俺君じゃなきゃ嫌なの///」かわいい。可愛すぎる。
俺「いやいやいやでも、2万マジないから無理。てか、なんでそんなお金が欲しいの?」
ここから俺のターン。
エレーヌ「だって夢のためにお金が必要なの。。レッスン料とかもあるし。。」
俺「別に2万くらいあげてもいいけど、そんなお金を夢の為に使って仮に成功しても虚しいだけだよ?」
嘘だ。俺の財布には4000円くらいしかない。だがエレーヌはぐぬぬの表情を浮かべていた。かわいい。
一か八か、値切り交渉に踏み切ってみた。
交渉の時は思い切ってやってみるというのが営業の掟。
俺「2000円でどう?」
さっき提示した額と変わっていない。
エレーヌ「わ、わたしが、、、2000えん?」
エレーヌは相変わらず可愛かったが、多分相変わらず怒っていた。
交渉はやっぱり前に進んでいない。
相変わらず怒っているので、俺も追撃した。
俺「君の価値は、20000円でも足りないと思う。だから金額で君を判断したくない。俺の提示した2000円には、20000円以上の価値があるんだよ」
全くイミフな発言だったと思う。エレーヌもぽかーんとしていた。かわいい。
これはやばい。さらにたたみかけなければ。
俺「なんか金額的に不満?」
エレーヌは泣き出した。ちきしょうかわいいぜ。
ここからエレーヌのターンになった
エレーヌ「俺君がお金ないのはわかった。じゃあ1万円でいいよ。」
ふざけんな俺別に金なくないわ。手持ちがないだけでATM先生の中に入っとるっちゅうねん。
と思ったら、またしても口に出ていた。
エレーヌ「じゃあ、ATM寄ってからホテル行こ…?///」
いやいやいやお前に金払う気ないかr…
そう思っているうちに、エレーヌが自分の胸に俺の手を当てていた。
Bだな。揉んだことないけど。
金額交渉に応じる気もなかったが、俺の身体は素直だった。きっとエレーヌもそうに違いない。濡れまくっているだろう。
よくよく考えたら、おっパブ2時間行くだけで1万円かかるじゃないか。
それに比べたらこんなかわいい子の胸を揉んで、なおかつ朝まで食べ放題1万円はもしかしたらオトクじゃないのか。
心はすでにホテルだった。
これ以上金額交渉するのも男が下がる。
俺「一万円でええん?ほんまにええん?そんくらいやったら普通に払ったるで」
なぜか関西弁になっていた。
エレーヌ「じゃあ、1万円」
エレーヌは商人の顔になっていた。
だがマジで手持ちがなかったので、ATM行ったらな。と告げ店を出た。
完全に勝負は決っしたやろこれ。
こんな美人と一晩とか人生ハジマタ。
だがおかしい。世の中にこんなにおいしい話があるはずがないじゃない。
ATMで金を下ろした瞬間にダッシュで逃げられたりしたらどうしよう。
こんな世の中じゃ「きゃー」とか言われた瞬間にこっちが変態扱いされちまう。
そんな懸念を払しょくするため、一つだけ条件を出した。
なに、どうせ勝ち戦だ。今さら条件を出したところで変わるまい。
俺「金下ろすけど、払うのはホテルに入ってからね。」
エレーヌは快諾した。かわいかった。
なので、なるべく交番に近いホテルにすることにした。
さすが俺。なんとぬかりない。
ホテルに入った。延長か宿泊か聞かれた。宿泊だろJK。エレーヌを一晩好き放題にできるんやぞ。
受付のおばあちゃんからなんかパネルで部屋の番号を押してとか怒られた。
なんかわからんから一番安い部屋にしといた。
鍵を渡された。
なんか廊下がチカチカ光ってる。部屋へ案内してくれるらしい。
エレーヌが袖を引っ張ってきた。
なんだ待ちきれないのか。かわいいのかこの野郎。かわいい。
俺「どうした?」
エレーヌ「いちまんえん…」
おっと忘れていた。ここまで来ればもう間違いないだろう。
俺「はいよ」
できるだけかっこよく渡した。
エレーヌは恍惚の表情を浮かべていた。そんなに俺が好きかこのやろう。
ホテルの部屋に着いた。
靴脱ぐ所は狭かった。
エレーヌが先に入ってていいよ。というのでお言葉に甘えて先に靴を脱いだ。なんて優しいんだエレーヌ。かわいい。
先に部屋に入った。噂の回るベッドはあるのだろうか。
「バタン」
後ろでドアの閉まる音がした。
早く来いよエレーヌ。一緒に回ろうぜ。
と言おうと思い、後ろを見た。エレーヌの姿はそこにはなかった。
一瞬何が起こったのかわからなかった。
エレーヌは?!俺のスッキリは??は?
いやいやいやエレーヌはそんなことする子じゃない。きっと外で電話か何かしてるんだろう。俺の腕でしてもいいのに。
その時、部屋の電話がけたたましい音で鳴った。さっきのおばあちゃんだった。
まったく、これから俺は忙しいというのに。
おばあ「女の子が逃げようとしてるけど、いいの?!」
どうやらエレーヌをおばあが足止めしてくれているらしい。
何言ってるんだ逃げるわけないじゃないかと思いながらも、そろそろ自分の置かれている状況に気がついた。
俺「ええよ。外に出してあげて」
電話を切ったあと、部屋の柔らかいソファに座り、タバコに火をつけた。
頬がめっちゃ濡れていた。
タバコを消して、俺は帰ることにした。
どうやらベットは回らないっぽかったが、二人でAV見たり、シャワーとか浴びたりしたかったよ俺も。
あの広いベッドで一緒に寝たかったよ。
一晩エレーヌをむちゃくちゃにしてスッキリしたかったよ。。
鍵をおばあちゃんに返しに行った。
おばあちゃんは「大丈夫?!女だったの?男だったの?」
と無駄な心配をしてくれた。
「ごめんね、現金だったら返せたんだけどカードで払ってるから…」
おばあちゃんの目が濡れている。俺の目も濡れている。
「いいよ気にしないで。おばあちゃんに会えただけでよかった」
と意味のわからない言葉を発し俺はホテルを後にした。
いつもより寒い繁華街を歩く自分はいつもよりスッキリしていた。
わかりやすく言うと、つまりはだまされたわけだ。
おしまい。
やっぱ店通さないと責任がないからこういうことされちゃうんだな怖い怖い
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